遥かなる直江津

先週の水曜日は新潟県上越市でFEI整体の勉強会がありました。

昨年の9月にベーシックを受けてアドバンスも受けましたが、実際問題診療中に1時間近くかけて(それも超未熟な状態で)患者さんを触診するというのは無理なわけです。

風呂上りの子供捕まえて練習しようにも、まだ寒いし風邪ひかれたら困るし。

なので極力各地で開かれる勉強会に出席して、その場で練習させてもらうのが今のところ最善かと。

それでも本業のセミナーと重なって出られないことも多いのですが。

 

火曜日の診療が終わって、京都駅近くの新阪急ホテル前23時発の高速バスに乗りました。

幸いにして一番前の席でしたが、結構揺れるし正直言ってほとんどまともに寝られません。

朝5時半くらいに富山駅に着いて、まだ直江津行きの特急まで1時間近くあるもので仕方なく近くの吉野家で朝飯。

8時くらいに直江津に着いて、これまた会場が開くまで1時間くらいあるので仕方なく近くのホテルで朝飯(トーストセット)。

朝飯2回も食べんと時間つぶれんて、つらいわ。

 

他の会場(東京・名古屋・大阪・福岡)で開かれる時は、本部の高橋先生が新潟から来られる関係で午後から夕方までなのです。

どうせやったら丸一日勉強会に参加できるのが良いので、わざわざ新潟まで行くわけ。

ていうか、新潟(市)やったらまだ行きやすいんです、飛行機で。

直江津はいかん。

めちゃ不便。

 

9時半から始まり、最初は質問をするのですが、これがまた非常に勉強になりました。

どうして仰向きで寝れない人がいるのか?とか。

これってすごく重要な問題なんです、わかっている人間には。

その後、ペアになって自分がその日課題としている触診を練習します。

ちなみに、この前日、数人の先生方(FEI整体の)対象に動物整体のセミナーがあったそうです。

動物といっても、頚椎と胸・腰椎の数の関係で犬・猫に限られます。

ドッグカフェでやったそうですが、実際、整体で驚異的な回復をすることもあるそうで、お困りの方は一度FEI整体本部(上越サンクリニック)までご相談を。

 

僕は普段全然練習できていないわけですから、それが丸バレになるので尻込みしそうなものですが、今回はなぜかそこそこ触診できるイメージが頭の中に出来上がっていました。

不思議です。

ペアになった先生は非常に真面目な方で、まず最初に僕が患者役になったのですが、すごく丁寧な触診をされます。

基本に忠実に、自己流ではなくされるので僕とすれば触診されながら勉強になるわけです。

ふんふん、なるほどこうするのか。

で、僕の身体の歪を診断し、高橋先生に問うわけですが、ここでビックリ。

まず背中から僕の身体を一目見た高橋先生は「西塔先生は、ほら、ここからここにかけて線があるよ。最近どこかいかがわしいとこ行った?」

「え?いかがわしいとこですか?最近はあまり・・・・(←アホ)」

ま、要するに僕の右の肩甲骨の内側辺りから右腰にかけて何かの痕があるちゅうことやったんですけどね。

考えられるのは・・・・・あっ! 高速バスのシートの痕!? 斜めに座って寝てたし、、、、

そんなことが服の上からわかる?ふつう。

高橋先生にかかると全部この調子。

身体が立体的かつ格子状の線があるように見えるそうです。

この人ちょっとおかしいです(笑)

 

僕はその時、左の胸椎の2,3,4番が歪んでいる(2番が上方へ、3,4番が下方へ変位)状態だったのですが、果たしてその歪みは元々の原因なのか、どこかが歪んでそのバランスをとるために歪んだものなのか?

で、大元の原因を探すわけです。

それに対応して歪んでいる場所を。

ペアを組んだ先生はこれが中々見つけられなくて苦労されていました。

高橋先生にダメ出しされまくりです。

「ここですか?」

「ブーッ!」

てな具合。

 

そこにいる先生方は自分で整体院を開業されている方ばかりで、そこでは一人前の院長なはずなのですが、高橋先生にかかるとまるで子供。

そのくらい診断と手技に差があります。

皆さんが下手なのじゃなくて、高橋先生が異常なのです。

 

僕が触診する番になり、それなりに真面目にやっておりますと、一応の歪が5箇所見つかりました。

その中で原因となっている所と、バランスをとるために歪んでいる所を見極めていくわけですが、この先生の場合は腸骨の歪が原因だったのです。

「高橋先生~、いいですかぁ?え~っと、この辺とこの辺とこの辺が歪んでます」

「西塔さん、もうちょっと専門用語使いましょうよ」(笑)

僕の治療は大雑把過ぎて、それでも改善はするのですが、高橋先生に補助してもらいやってみると、ただ指をそこに置いているだけなのに、きれいに整っていく。

すごいです。

 

前にも言いましたが、僕はたくさんある手技療法の優劣をつけるつもりはありません。

治れば何だって良いわけですが、でも本当の原因を突き止めないものは、そもそもそこに診断がないと考えます。

ほとんどの内科医のやっているのがそれですね。

高血圧症とか糖尿病なんて病名であって、診断ではありませんのでね。

 

5時過ぎにお先に失礼して富山へ。

以前、シャングリラミーティングにもわざわざ参加しにきてくださった男性に久しぶりに会って飲むためです。

帰りの高速バスまで4時間近くありますが、あっという間に時間が過ぎました。

もう一人連れの女性がいたのですが、コズミックダイアリーを希望されていたので直接手渡し。

そしてこの日にもう一人メールが入り、計20冊のダイアリーが2ヶ月で完売。

これも凄いことです。

 

結構飲んでたのだと思うのですが、気がついたら、というか目が覚めたら朝の4時。

フリースは脱ぎ捨ててるし、シャツも脱いでるし、上半身、下着のシャツだけて。

当然メガネもスマホも床に落ちてます。

言っておきますが、ここはホテルの部屋じゃありません、高速バスの一番前の席です。

ほぼ最初に乗り込んだ僕の横を通って、皆さん自分の席に着いたのね、満席やったし。

ま、でも帰りはそこそこ寝ることができたということで・・・・

 

しかしながら、高速バスはもう止めます。

周り若い子ばっかりやし、50超えて乗るもんやないわ。

ということで来月からは前日に富山まで行って、そこで泊まり、翌朝ホテルで朝ごはんを頂いて厳かに特急で直江津に行くことにしました。

 

さてさて、お知らせです。

柳瀬さんの講座「マヤの叡智」を奈良か大阪で開催したいと思います。

主催は僕です。

別に柳瀬さんに肩入れするわけじゃありませんが、何か知らんけどそういう流れになっておるようです。

どんなものかはブログを読んでいただければお分かりでしょうし、あるいは講座「マヤの叡智」をご覧ください。

最低でも13人は集めなければならないので、もし少しでも興味のある方は下のメールフォームよりお知らせ頂ければ幸いです。

現在日程を調整中ですので(基本的に祝日か日曜日しか僕は無理)、詳細が決まり次第お知らせします。

とりあえず受けてもいいかな?くらいでも結構ですので、よろしくお願いします。

 

なお、5月には岐阜で開かれる予定ですので東海地区の方はそちらもどうぞ。

柳瀬さんは今後、北海道、東京、沖縄等で開催したいとお考えのようですし、その他でも要請があればどこへでも出向くとのことですから、僕の方にメールをくださればある程度アレンジするようにします。

2014.3.18

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「遥かなる直江津」1件コメント

  1. 市之瀬麻子 より:

    西塔先生、おはようございます。
    東京で開催の際に参加したいです。
    コズミックリーディングも受講希望です。
    まだ子どもが小さいので、なかなか遠方での受講は難しいのです。
    奈良開催の日程のお知らせは頂けると嬉しいです。
    諸条件が合えば伺えるかもしれませんので。
    よろしくお願いいたします。
      市之瀬麻子

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