お節介な歯医者のお節介じゃない仕事

昨日、3人の子供の乳歯のう蝕と1人の大人の永久歯のう蝕に対し、生活指導(あいうべ体操や食生活の指導)と重曹うがい・ブラッシングを指示するだけで帰した。
今さら歯を削って詰めるという診療体系には戻れないとはいうものの、少し複雑な気持ちになったのも確か。
うち一人の少女はチェアでの泣き方が普通じゃなかったので、もしかしたら父親が暴力的だったかもしれないとも思わせた(離婚している可能性もあるがそこまで聞かなかった)。
本来ならT4Kという装置を使って嚥下と呼吸の改善を図りたいところだが、いきなりはかわいそうだったので夏休みの際に様子を見て勧めることにした。

子供に起こっていることはすべて結果。
原因は両親(大人)にある。
「でもお母さん、あたしが悪い、とか、親の責任、とかじゃないんです。あくまでも原因と結果」
だから子供だけに何かを注意して治そうとしてもうまくいかない。
健康のことは母親の管轄なので、母親が子供と一緒に生活習慣を見直すようにしないと。
いや、それより重要なことは子供が親の心の反映として見せてくれているものに気づいて、自らを癒さないとあなたの家族は前へ進みませんよ。
てなことを最近は申すようにしております。

2014.5.27

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