当院においては僕の思考の現実化が異常に早いです。ある治療法を学んだら次の日にはそれを必要とする患者が来たりします。お金が欲しいなぁと思ったらインプラントを希望する患者が殺到・・・・・とならないところが困ったものですが(笑)
 今月の14日に直江津でFEI整体の勉強会があり、身体の歪みを整えると噛みあわせどころか顎の大きさ・形まで変わるということを参加者全員が経験しました。すると翌々日の診療日には(翌日は休診)、歯には全く異常がないのに痛みを訴える女性が二人も来院。
どちらも左下の第一大臼歯に痛みを感じており、エアーをかけるとしみる。また親知らずが埋伏している状態であるが、それ以外には前後の歯も含めて何の問題もない。でも痛みはあるわけです。いわゆる非歯原性疼痛というやつ。さて、どう診断しましょ?
 まず、親知らずが中から前の歯を押してきている可能性はあるが、とりあえず歯自体に異常はないので心配はいらないことを伝える。
 身体の歪みの連動性、つまり足の指の歪みからでも第一大臼歯部の骨の歪みを誘発し痛みを起こすこともあることを説明し、最近思い当たるような打撲等はなかったか聞く。
 それがなければ慢性的な癖の可能性があるので、一番直接的に顎を歪め易い頬杖をしていないか聞く。
「いや~、そんなことしてないと思いますけど・・・」 と言いながら右手で下顎を触っているのを指摘して、「あのね、そういうことを言っとるんだよ」 と大笑い。
 一応、当該歯周辺の歯および骨のマニュプレーションみたいなことをやって様子をみてもらう。
 最後の最後に究極の一言 「あのね、この歯のトラブルって息子さんとの間の問題でも起こることがあるんだよね」  患者「・・・・・・」
 翌日、一人の患者から昨日より痛みがひどくなったのでロキソニンを飲んでもよいか?との電話があり、飲むように指示。
 で、結局翌週に診てみたら、ロキソニン飲んだ患者はそれ一錠飲んだらあとは全く何事もなかったかのように痛みはなく、もう一人もあれから徐々に痛みはなくなって、今は全然大丈夫ですとのこと(後者はやっぱり頬杖してました、と自白)
 こういった場合、下手したら歯の神経抜かれたり、極端な場合は抜歯までありえるんです。僕がもっと身体の歪みの診断が素早く適切にできれば良いのですが、今のところこんな感じです。つくづく口の中に起こっていることは全身の状態を映しているのだと感じ入る次第でした。
 最近では「歯なんか磨いても磨かんでも一緒じゃ。本当の原因は違うところにあるの」とまで患者に言うことありますからね(笑)
 ちょっと知ってる歯医者のために言っておきますが、これは「その人療法」などではありませんので念のため。中足骨だけに着目しているわけではありません、当たり前ですが。

2014.5.27