一昨日、ある女性患者さんにケトン体について質問されました。
俺に化学のこと聞くなや!と心の中で思いながら、たどたどしく答えました(笑)
要するに糖質を栄養素として摂取しなくても、体内に蓄積している脂肪から糖新生できるし、一方で出来るケトン体は脳や筋肉の強力なエネルギー源になる、という話です。
でも、いきなり糖質制限すると、僕もそうだったのですが脳が糖質不足に陥って良くないので、やるにしても徐々に変えていく、本当は医師の管理下で体調をみながらするのが望ましいと伝えました。

彼女が何故その質問をしたのかというと、現在ご主人が肺癌と糖尿病を患っていて、自分が出来ることといえば食事を(ケトン食に)変えることくらい、らしいです。
この人もHP見て来られた方なので次のような質問も受けました。
「先生、やっぱり肺癌も心の問題と何かつながりがあるんでしょうか?」
「ありますね。ただ、それだけではないし、長年の食生活や生活習慣、ストレスなどいろんなことが複合して起こっているわけです」

奥さんにはご主人の匂い(エネルギーの破片)がついて残っていますから、それを一応嗅ぎ取りながらご主人のことをイメージしてみます。
「ご主人はおそらくね、ご主人のお父様が非常に厳格に子育てなさったので、小さい頃から中々親に認めてもらったり褒めてもらったりされたことがないようです。そのために愛情に飢えていて寂しい想いが強い、というのが一応今回の肺癌の心理的原因で、父親のいうように生きようと一所懸命頑張ってきた結果が糖尿病ですね」
「先生、全くその通りです」

おそらくこのご主人は仕事的にはそれなりに成功なさったのだと思います。
こういった場合、そこをリタイアした頃に体調を崩されることが多いようです。
僕に相談したのがご主人本人であれば、まだアプローチのしようもあるのですが、厳格な父親に育てられているわけですから案の定、手術・化学療法・放射線療法を受けられています。
西洋的治療がなければという前提で、もしかしたら奇跡が起こるかもしれない、誰にでも簡単に出来ることがあるんです。
それは何だと思いますか?

もし、自分が(誤って)自分の子供をことのほか厳しく育ててしまった。
その子供は自分の言いつけを守り、一所懸命頑張って生きてきた。
それが今、自分の目の前で肺癌になり糖尿病と闘っている。
自分には現在すべてのことが理解できている。
あなたならどうしますか?

普通は、子供の背中をさすりますね、愛情を込めて。
もしかしたら懺悔の気持ちも込めて。
言葉に出したらなお良いですね。
「ごめんな。よく頑張ってお父さんの言いつけ守って生きてきたね。ありがとう」

という気持ちを代弁して奥様がなさっても同じことです。

例え抗癌剤でボロボロになっていても、これをしたら花道を歩いて天国に行くことができます。

2016.6.24