FEIとは「進化する骨格研究所」という意味です。なんの頭文字なのかはちょっとおいときます。
僕は世界中に数多ある療法の優劣を述べるつもりは全くありません。何だって患者さんが治れば良いのです。が、それが本当に治ったといえるのか?が問題なのです。そして再発しないの?そこの症状は取れても別の場所に問題起こさないの? これに答えられる医療者はかなり限定されるでしょう。だから、咬合治療で腰痛が治っても、それがどうした!?と思うわけ。

要は何より大切な”診断やいかに”、なんです。腰痛の診断だけしたって意味無いんです。だから主訴なぞ聞かなくても、きちんと全身の歪みやバランスの診断が出来てそれを整えられて、歪みの原因を指摘できれば終わった頃には治っているし再発だってしないはずです。ただし1回の施術でそこまでいくとは限りません。他の施術でつけられた歪みをまず取らないと、本来の歪みが出てこないこともしばしばあります。だからマッサージなど行っちゃダメよ。


例えば軽く足を広げて直立した状態で右足の親指を上に曲げてみてください。右足は荷重面積が少なくなりますから、身体のシステムは左右均等な荷重をかけようとして最初に腰が右の方に変位していきます。ところがこの状態で色んな動きはしづらいですから、そのうち腰を身体の中央に戻しても左右均等な荷重になるように身体の様々な部分が歪んでいきます。達磨落としのイメージね。


その結果もし腰痛がでたとしたら、確かに坐骨・腸骨・仙骨は歪んでいるかもしれませんが、本当に施術するべきポイントは右足の親指を元の位置に戻すことですよね。この診断が出来るのかどうかが重要で、出ている症状はあくまでも結果。歪みの本当の原因とバランスを取るために結果として歪んでいるところは分けて考えないといけないということです。多くの施術師は結果の部分を触ろうとしますので、本来の治癒には至らないというわけです。

よく整体によって身体がそこそこまともな状態にあるのは良くて4日位と言われるのはそういう理由です。原因がそのままだから戻ってしまう。そして多くの原因は足組みや頬杖などの本人の癖です。
頚椎や腰椎を直接的に歪めるというのは事故などの外傷以外では普通考えづらいので、ほとんどのケースでは結果として歪んでいるだけでしょう。そしてそこを手術したりするからどうしようもないよね。


身体の症状は本来の原因から離れたところに出ることが多いです。いくつも癖があればそれだけ複雑なバランスの取り方・歪み方になります。大きな歪みのある場所では組織の血流不足、すなわち代謝障害や酸欠が起こりますし、神経の伝達障害、口呼吸による扁桃腺からの細菌感染や腸内からの細菌感染によりミトコンドリアが機能異常を起こし様々な疾患を誘発します。ですので、整体だけですべて解決とは思いませんし、西洋医学的検査も重要だと認識しています。
少なくとも診断における医療の細分化など笑い話もいいところで、だから医者は病気を治せないし、一部の歯科医は噛み合わせですべてが治るなどと戯言を言うのです。

2014.6.24