腸と健康

長時間乗り物に乗り続けるような出張を何日か続けると確実に体調は悪くなります。
それは腸が動かないからだと思われます。
でも、飯は食ってるわけですから、腸は動いてはいるものの動きが悪いのでしょう。
食べ物が合わないとかでない限り、下痢ではなく便秘になります。

先日、初診で部分的に歯周病が進行している40代の男性がいらっしゃいました。
ところが基本治療と簡単なアドバイスだけでかなり改善したのです
本人が真面目というのもあるのですが、その方は休みの日には山歩きしたり市民マラソンの練習したりしておられるようで、これが大いに影響したのではと考えました。

一方、同じく40台で歯周病が全体的に進んでいた有機農業をやっている男性がいました。
一通りの治療はしましたが、今ひとつ反応が良くありません。
ハードな肉体労働をしているにもかかわらずです。
この両者の違いは何でしょうか?

僕は下半身の使い方、運動の仕方にあるのではないかと思います。
下半身の骨格筋を全身に振動を与えるような形で使うのが良いのではないか?
バイブレーションがミソです。
下半身の骨格筋が運動によりマイオカインという生理活性物質を放出し、これが全身に様々な良好な影響を及ぼすようです。

つまりは、腸が動くとは、食事による蠕動運動のことばかりではなく、身体運動によるバイブレーションにより腸管の中で様々な生化学反応が速やかに進むことをもいうのであり、むしろそちらの方が(不食が成立するわけですから)健康には重要なのでありましょう

ということで、わたくし川邊先生に教えてもらった、アグネス・チャンもやっているという、エアー縄跳びを始めておる次第です。
その場で出来て、2,3分で済み、1銭もいらないのが抜群。

おまけにこれ、ペース配分次第で有酸素運動にも無酸素運動にもなるんざんす。

ジョッギングじゃダメなのか?と問われれば、歩いたり走ったりすると、行った分だけ戻ってこないといけないでしょ。

エア縄跳びは嫌んなったら、その場でやめれる。

2014.7.16

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