左の顎関節が動きづらく口が開きにくく奥歯で噛めないという40代の女性がいらっしゃいました。
以前、僕がマウスピースを作ったことがある方です。
今は僕の身体の見方が違うので、噛み合わせや顎関節だけ見たりはしません。
というか、むしろそんなところは見ません。(一応見るけどね)
ざっと耳の位置、乳様突起、肩甲骨、腸骨、座骨、全体の姿勢を見て、「ああ、こりゃ顎関節症にもなるわ」というふうでした。
噛み合わせは確かに良くないのですが、明らかに下半身の問題が上にきていると思われます。
そこでマルケン・バンバンというストレッチ板に乗ってもらうと、10度に調節してやっと乗っていられる状態です。
本来は25度に乗れないといけません。
これを3回ほど繰り返しながら顎を開け閉めしてもらい、背中伸ばしをしているうちに、浮腫んだ顔がすっきりしてきて、姿勢も良くなり、顎も楽に開くようになってきました。
あとは右でばかり噛んでいて、低位舌のまま嚥下するので左の顎関節が後方に変位することから、あいうべ体操の指導と、内科の受付をしているため椅子の座り方の指導をしてその日は終了。

以前でしたら、マウスピース作るとか、顎関節のマニュプレーションするとか、噛み合わせの調整するとかしていましたが、今は基本的に何も手を下しません。
指導だけで改善するのです。
しかも僕は最初の診断をしただけで、あとは指示を受けた歯科衛生士が全部やってくれました。
途中僕がしたことといえば、「年寄り!」とか「乳でかっ!」とか、言わんでもええこと言うただけです。
衛生士は姿勢咬合医セミナーで学んだことが実践できて結果が出て大喜び。
すべて含めて一時間弱かかったのに、初診料と管理料だけしかもらえない。
ま、いっか。
ちなみに僕は30度に乗っております。
そのうち、マイケル・ジャクソンのNo Gravity が出来るようになればうれしいかも。

その後の経過観察でも順調でした。
これ下手に真面目な歯医者行くと、噛み合わせを整えて顎関節症を治そうとしますから、一杯被せ物のやり直しとか歯を削ったりする可能性があり、えらい違いですねん。

shisei