外科医 小川宗哲

誰やねんっ、それ?

って当然のご質問であります。

これは池波正太郎氏の「剣客商売」に出てくる医者の名前です。

本所で開業されていますが、昔上方のほうでヤンチャをしたことがあるがゆえに、今は物事に対する執着がなくなり、患者の貧富により差別せず、診立ても確かということで土地の人の信頼厚きこと大なるものがあります。

主人公である秋山小兵衛の碁敵でもあります。

 

剣客商売の最終巻である番外編「ないしょないしょ」の最後の方で、この巻の主人公であるお福の亭主が病で亡くなります。

そこで小川宗哲がお福に洩らした言葉が

「お前さんの御亭主の富五郎さんは、長年にわたり、何事につけ、自分というものを殺して生きて来なすったに相違ない。たとえば、酒ひとつ飲むにしても、おもうさま酔ってみるということがない、それがいけなかったのだろう。もっと早く診てあげたかった」

 

宗哲先生はすべてにおいてこの調子です。

普段、医者のことをボロクソに言ってる僕だって信頼しちゃいます。

こういう人が今、どれだけいるでしょうか?

 

前にも書きましたが、治療していても鼻呼吸が出来ないものだから苦しそうにしている男性が非常に多いです。

僕より年上ですから、学生時代に何らかの形で武道に触れたはずなので、丹田呼吸を知っているはずなのに。

普段口で呼吸する人は免疫力が相当に弱っています。

そのような患者さんは、高血圧や糖尿病などの慢性疾患を抱えており、定期的に医者にかかっているわけです。

医者はそういう場合、慢性疾患指導管理料みたいなものを算定しているはずです。

でね、僕に言わすと、生きていく上で最も大切な呼吸法について語らずに、何を指導してんだ?となるわけです。

アホじゃ。

 

ようやくに日本語版の方の動画が出来上がりました。

あとはアップロードするだけです。

できるかな?

2012.1.24

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