被爆の話

本当にまともに測定すれば、今や日本中が汚染されているでしょうね。

日本近海で獲れた魚を食べるなど、とてもじゃないけどお勧めしません。

でもお寿司屋さんに行くのね、僕。

 

広島に原爆が落ちた次の日。

生き残った人たちは、当然お腹がすきますし、食べなきゃいけませんから、その辺にある野菜を引っこ抜いて食べていたわけです。

体内被曝ということを知らなかったからこそなのですが、広島中の人が汚染された食物を食べたわけです。

その人たちが全員白血病とかで死んだでしょうか?

そんなことになっていたら、今頃広島の街はえらいことになってます。

 

だからといって健康に影響がなかったということではないでしょうし、きちんと調査研究したわけでもありません。

また福島の原発事故とは放射線量が違うかもしれません。

それでもなお僕は必要以上に汚染を恐れることに疑問を感じます。

もちろん避けられるものは避けた方が良いに決まっている。

汚染など問題ないとして、その危険性がある食物をとるなんざ愚の骨頂です。

自治体が汚染の可能性のある瓦礫を受け入れて、日本中に汚染を拡大させるのも馬鹿げているようにも思える。

でも、そうしないと復興が進まないのも事実。

 

無知であることが良いとは思いませんが、知ることにより恐怖心で行動するようになるのなら、知らない方が幸せかもしれませんよ。

僕が6月に宮城県に行った時は、当然魚を食べるでしょうし、地元のお酒を飲むでしょう。

ていうか、明日の夜に大阪でお酒の会がありまして、宮城の地酒「一の蔵」が主役なのです。

 

先日ある知り合いが、僕が宮城に行くことを伝えると、「わたしの中では東京から東に行くなんて考えられへん」と言ってました。

その人もスピリチュアル・セッションを自らするような人ですが、その人でもそんなもんか、と思いました。

 

要はバランスだと思うのです。

現実的な対処は当然要求されますが、それと不安や心配、恐怖で動くのとは話が全然違います。

そのあたりを混同している人が多いなぁ、と思うわけです。

2012.4.11

前の投稿

Happiness brings happiness ~幸せが幸せを呼ぶ~

Happiness brings happiness ~幸せが幸せを呼ぶ~
Hand in Hand
次の投稿

Hand in Hand

「被爆の話」2件コメント

  1. 遠藤 芳光 より:

    いつも、更新を楽しみにブログを拝見しております。
    私は、去年の震災時に原発から半径10㎞の所に住んでおり、現在は滋賀で避難生活をさせて頂いてます。
    滋賀・京都・大阪には福島からの避難者が多数来ていますが、その中にも食べ物等(給食)の産地をかなり神経質にこだわる方(特にお子さんをお持ちの方)が多数おられます。そんな大人達の影響からか気持ちが日々不安定となり、親子共々被災前よりも病気になり易くなっていると感じています。

  2. Dr.KAPPA より:

    遠藤さん、こんにちは。
    福島の方々が、そのまま留まるのか、あるいは他県に避難するのかということについては、どちらも尊い選択だと思うので、それについての是非はありません。
    そして、食べ物に敏感になるのも当然であり、汚染されていない食材を探されるのも至極当然であると思います。
    ただし、それらはあくまでも事務的に行われるべきものであり、不安や恐怖に駆られて行動してしまうと、心が蝕まれていくでしょう。
    大変でしょうが、頑張ってくださいとしか言えません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の投稿

Happiness brings happiness ~幸せが幸せを呼ぶ~

Happiness brings happiness ~幸せが幸せを呼ぶ~
Hand in Hand
次の投稿

Hand in Hand