歯科医療の目的・・・・口腔の健康を通じて全身の健康および幸福に寄与すること

であれば、クレドとして”患者様のために”というのは正しい、というよりそうあるべきなのではないか?

 

まあ、そうなんですが、実際診療している時にやっていることは、感染源を取り除き、炎症を抑え、歪みを取るとともにバランスを正す、ことです。

ただ淡々とそれをしているだけで、その時に患者さんのためになどとは考えません。

もちろん患者さんの心に対しては常に注意を払っていますが、〇〇のためなどと考えながら仕事などしないのです。

歯科医療もサービス業であると心得ていますが、そのホスピタリティの在り方について誤解している人が多い気がします。

 

よく歯科の経営セミナー等で言われるのは、「うちのライバルは東京ディズニーランドです」だとか、「リッツカールトンのサービスに学ぼう」とかです。

僕に言わせれば、これは勘違いも甚だしい。

僕たち医療者は他人を思いやる気持ちは必要ですが、もてなすというのとは違うでしょう。

医者が患者をもてなす必要がどこにあるのですか?

馬鹿言ってんじゃないよ!って感じ。

講師の医院がそれで流行っているから真似ようとするのね。

 

当院の患者さんに対する言葉づかいは丁寧ですし、かといって肩肘張らず、双方ともに自然体でいられることを是とします。

あくまでも歯科医と患者という両者の関係はあるべきでして、歯科医には然るべき威厳が備わっているべきでしょう。

過剰なホスピタリティはクライアントには心地良いかもしれませんが(僕はそういうの心地悪くて、イラッとしますけど)、正しい医者ー患者関係はできづらいと考えます。

これについては、山形県酒田市の熊谷崇先生も昨年の最終講演でおっしゃってましたけど、「”患者様”という言葉は使ってはいけない。な~にを言ってんだと思います」

ワクワク・ドキドキ系の歯医者のこともボロッカスに言ってましたけど(笑)

熊谷先生は僕以上にはっきりものを言う方ですが、どちらも全くもって同感。

 

自然歯科というのがあります。

おそらくこれは造語だと思われるので、自然歯科の定義と言われても困るのですが、およそ次のような感じであります。

まず診査・診断に波動を利用します。

これは波動測定装置を使うこともあれば、AK(アプライド・キネジオロジー)という筋反射を利用することも多いです。

Oリングテストなどはこれに属します。

手技療法を駆使する場合もあります。

カイロプラクティックの真似ごと(?)や、筋肉や筋膜の緊張を緩めたり、頭蓋仙骨治療などをやってみたり。

症状によれば、ホメオパシーやフラワーエッセンスなども使ったりします。

詰め物や被せ物に使う材料と患者さんの体質の相性を調べたりもします。

まあ、特徴的なのは、こんなところでしょうか。

 

で、うちはどうかというと、別にホリスティックでもなければ自然歯科でもありません。

そういった概念に縛られるのが嫌いなんです。

ワンネス歯科とは何か? と尋ねられたら、今ならこう答えます。

異質なものを調和させることにより健康を維持し、日々幸せに過ごすことを目的とする歯科。

これとてあえて定義づければ、という話でして、他人に聞かれればそう答えるけど普段はあまり深く考えていません、というのが本当のところ。

とにかく身体に害を与える恐れのあるものは一切排除し、身体にやさしい治療、それが自然歯科なのでして、僕は否定も何もしませんが、なんとな~く、農薬も添加物も原発もとにかく反対!みたいなのと同じ匂いがしなくもないかなぁ・・・・・

もちろん素晴らしい先生はいます、確かに。

 

Oリングテストをするから、その歯医者さんは患者さんの身体の事をよく考えてくれている、みたいなのもイヤ。

患者さんの出す波動は感じますが、今のところは波動を使った治療は当院ではしておりません。

ただし、僕が治療に集中すると独特の波動というかエネルギーが出るようで、患者さんは(人によるけど)非常に深いリラックス状態になり、勝手に筋肉の緊張が取れていって身体の症状が軽減する人もいらっしゃいます。

もちろん中には歯医者というだけで緊張しっぱなしの人もいます。

手技療法は稀にやることがあります。

ホメオパシー系統に関しては、僕は好転反応というものに疑問をもっているので、取り入れておりません。

感染を起こした際、発熱することにより侵入した細菌やウイルスをやっつけるのは自然な反応ですが、好転反応はそれとは違うような気がするのです。

といったところで、我がワンネス歯科における自然歯科とは、先も述べたように医療者も患者も自然体でいられる歯科治療とあいなりまする(チャンチャン)

2012.9.21