Orange Sherbet
シャングリラからの伝言は著書も含めてすべて口語体で書かれている。
それも極端な話し言葉で書かれているのだが、もちろんこれはその方が読者にわかりやすいだろうという配慮がなされてのことである。
しかしながら、同じような文章しか書けないと思われるのも癪なので、今回は違う趣で話を進めてみたい。
なお表題はカウントベイシーの名曲のタイトルで、美しいサックスソリを学生時代よく練習したものである。
昨日は朝から毎月恒例の体のバランスをとってもらうために、大阪は堺筋本町にある姿勢研究所にM先生を訪ねた。
この先生に関しては先月、「え!?わたし熱中症ですか?」でも紹介したが、私が全面的に信頼をしている手技療法家である。
たとえ健康食品といえど体質的に合う合わないがあるので、必ずそこには診断が必要なのであって、薬局で素人が勝手に買い求めて飲んで良いわけはない。
このことがなおざりにされているのは非常に残念なことだと思う。
昨日指摘されたのは、私が整体用ベッドにうつ伏せに寝ただけで先生がまだ私の体に触れもしていない時に、「腰のバランスが悪いみたいですよ」ということだった。
自分でも右足にかかる荷重が何かおかしいとは感じていた。
しばらく診てもらっていると、何か最近よく飲んでいる飲み物はないか、と聞かれる。
そう言われると最近に限っていえば、暑くて喉が渇くのでお中元に頂いた缶入りのオレンジジュースやグレープフルーツジュースを割と頻繁に飲んでいた気がする。
M先生によると柑橘類の中でもオレンジは胃腸に良くないらしい。
胃腸の粘膜を刺激しその結果自律神経のバランスを崩し骨格を歪めるそうだ。
以前、各航空機会社ともあるメーカーのオレンジジュースを機内サービスで出していたが、それを飲むと下痢をするという客からのクレームがあまりに多かったため、同メーカーのものを止めたといういきさつも聞かされた。
というわけで、毒出しをしてもらったのだが、やったことはと言えば両脚と頸椎周りのわずかな調整のみ。
とにかくこの先生はスゴイのである。
午後からは奈良県歯科医師会館にて衛生士学校主催の「あきしのDH学会」が行われていたので、当院の村上さんとともに参加した。
DHとはDental Hygynistの略で歯科衛生士のことである。
私の所属する学術委員会の先生のところからも二つほど演題が出ていたので、応援がてらの聴講だった。
実は私はあまり同業者の顔を見るのが好きではない。
歯科医がたくさん集まる会などでは気分が悪くなることすらある。
ところが会場で同じ学術委員の先生方の顔を見て挨拶をすると何か安堵する気持ちとともに嬉しくもあった。
皆ユニークだがまじめで酒もよく飲むし、いい先生たちなのである。
写真が現在当院の歯科衛生士である村上さんで、これは皆によく言われるのだが、決してスタッフの雇用に関して容姿で選んでいるわけではない。
確かに容姿端麗であることに越したことはないのだが、こんなものは縁のものであって、来るべき人が来ているに決まっているのである。
医院紹介のところにあるTEAM KAPPAの写真のうち現在も当院にいるのは中央下の私と、向かって右側のハルミさんだけであり、左側のカズミさんは昨年退職され今秋結婚予定である。
私の後ろのサユリさんは結婚されても仕事を続けられていたが、妊娠されたのでちょうど7カ月目で退職され、この6月に元気な男の子を出産された。
もちろん退職してもTEAM KAPPAの一員には違いないのだが、なぜこの写真を使い続けているかというと、それは私がわりとイイ男に写っているからに他ならない。
新たなメンバーで撮り直してもこの顔はもう二度とできないような気がするのである。
よってここに村上さんの写真を披露することとする。
実は一枚だけ全員が写った写真があるにはあるのだが・・・
どうしてもと言う方は、コチラをご覧いただきたい。
きっとガッカリされるであろうこと必定である。
このような堅苦しい文章は書いている方も肩が凝るので、もう二度と御免こうむりたいと思う。
2010.9.3