Diagnosis(診断)~いつかいい日のために~

昨日は忙しい一日でした。

朝10時から大阪の堺筋本町にあるM先生のところで整体。

いつもは特別な自覚症状もなくただ、体のバランスを整えてもらいに行くのですが、昨日は明確に骨折の治療。

骨折してちょうど1週間です。

実は受傷してすぐに僕が連絡したのは、整形外科の兄ではなくM先生の方でした。

なにより初めにM先生の指示を仰ぎたかったのです。

するとまずは、病院に行ってレントゲンを撮り診断してもらうようにとのことで、それから労災病院の兄に無理を言って診てもらった次第です。

兄の診断は「左鎖骨遠位端単純骨折、腰椎その他には現在のところ異常を認めず」でした。

僕の自覚症状は鎖骨の痛みの他に、腰椎の痛みおよび気分の不快感でした。

左手に麻痺や指の運動障害が無いことから脳には問題が無いだろうということでした。

 

M先生のところへ行き、ベッドに骨折後初めてうつ伏せになると明らかにすごく体が歪んでいるのが自分でもわかりました。

M先生は当然おわかりになります。

鎖骨骨折のせいで腰と首のところの左側の筋肉がすごく硬直していてそれが頸椎や腰椎を引っぱっていること。

それを補正するために右膝に負担がかかっていること。

そして転倒した時の脳にかかった振動がいまだ脳硬膜に残っていて、そのせいで脳脊髄液の還流が悪くなっているとのことでした。

それらをすべて調整して治して頂きました。

やったことはわずかな頸椎調整(全く痛みを伴わない)と脚を通して先生が意図した部位に気(エネルギー)を送るだけです。

わかります?

この西洋医学と東洋医学のレベルの違い。

言っときますが、僕の兄はそれと知られた整形外科医です。

それでもこの程度なんですよ。

もちろん複雑骨折していて手術が必要となれば、これは西洋的アプローチが有効です。

でもその部分だけ診るのと全体を診るのとではこうも違うのですね。

 

その後M先生は今使用している装具の材質、巻き方を調べてくださり、それと紐靴を履かないように指示されました。

装具を調べるのなんかね、もうすでに次の方がベッドに寝ていたので、その人の脚を使って一瞬で調べられるのです。

スゴクない?

 

昼からはいやしの村の田中天皇のMK5のセラピーを予約しており、時間があったので堺筋本町から堺筋を北上して天満まで歩いて行きました。

途中本屋さんに寄ったり、わき道を行ったりしながら1時間半くらいかけて街歩きを楽しみました。

あの辺りはオフィス街であり卸問屋が多くある商人の町でもあります。

道修町は僕知らなかったんですが、その昔、薬問屋さんが多くあったそうですね。

そんな中に小さな神社があったのでお参りしました。

少彦名命(すくなひこなのみこと)を祀ってあります。

 

路上に出ているお弁当屋さんで少し早めにお昼を買っていく男性がいます。

 

コーヒーショップの大きなガラス越しに、午前の休憩をとっている人たちが見えます。

 

文庫本を開いてる30代の女性がいます。

マスクをしているので花粉症か何かかな?

 

仕事の話をしている男性二人組もいます。

 

急ぎ足に道を行くOLさんの羽織ったコートが少し冷たい風にヒラヒラ舞っています。

 

本屋さんでは初老の男性が本の内容を手帳に走り書きしています。

 

宅急便の車が道路わきに停車しようとしています。

 

そうやって街を歩いていると、なんだか不思議な感覚にとらわれました。

 

まるでそこに僕がいない、そしてただ視点だけが何の思考も伴わずに移動している

でも感情はかすかに揺れ動く

そう、ちょうどさっきのOLさんのコートのように

 

きっと、みんなの何気ない日常の一ページを、僕は切りとって見てるんだろう

きっとくる、いつかいい日のために

みんなが動いている

いつかいい日のために、今のそうではない日があるのだ

必ず訪れる、報われる日のために、今の報われない日々があるのだ

だから頑張れ  みんな頑張れ

あなたの満面の笑顔が見たいから

あなたのことが大好きだから

 

寒風吹く 北浜の街が 涙で霞んだ。

 

そのうち天満の天神さんに出てきました。

そこでもお参りをします。

左手が使えないので柏手は打てません。

ふと朝青龍が懸賞金をもらっているシーンが浮かびました。

境内わきではフリーマーケットのようなものをやっています。

でも特に目を引くものはないかな。

すぐ近くに話題の落語の定席「繁盛亭」を見つけました。

やはり、はやっているようです。

こんなところに あるんやな。

 

天神橋筋商店街の自由軒というお店で名物カレーというのを食べました。

これは大阪人なら誰でも知っているカレーです。

 

ようやく目的とするおうちへ。

joyヒーリング大阪会場の清水さんのご実家です。

MK5とはパソコンに内蔵されているソフトが体の各器官をDNAレベルでスキャン、診断し、ヘッドフォンを通してバランスを崩している部位にその部位固有の正しい振動を流すことにより、症状の改善を図るというものです。

およそ1時間のセラピー中、お世話係のサカモっちゃんが左股関節に温熱治療器を当ててくださり、下園さんが背中でヒーリングをしてくださいました。

おかげでどうしようもなく眠くなり、居眠りしちゃいました。

後から田中天皇曰く「サカモっちゃんも下園さんも寝てましたよ」

・・・・・・。

MK5による診断では、鎖骨を骨折した場合には必ず悪くなるところが、M先生のおかげでほぼ正常な状態で、ただ不思議なことにリンパ系が最悪の状態でした。

僕が全幅の信頼を置くM先生と田中天皇の治療により、今朝は痛みが全然違いました。

スゴイ!

 

夕方4時からまた奈良に戻り歯科医師会館で学術委員会に出席ののち、高田理事(この人が横浜のバーで泥酔して財布落とした人です)とともに再度ミナミへ。

横浜で知り合った大阪の技工所の方々とワインバーで杯を酌み交わしました。

折よく昨日はボージョレーヌーボーの解禁日です。

あんな新物のワインが本来美味しいはずはないのですが、新酒が出来たお祭りとして飲む分には楽しいものです。

その後、僕がシェリー酒が好きだと言うと、とあるスペインバーに連れて行ってもらい、美味しく熟成したシェリーを飲むことができました。

世の中いろんなお店があるんですね。

僕と高田先生はそれで帰りましたが、技工所のお二人はこれからが本番のご様子。

お酒好きの、本音しか言わない、なかなか気の合う楽しい人たちでした。

全部が割り勘だったのもかえって気持ち良かったです。

 

て、セラピーの夜に飲んでええんか?(笑)

2010.11.19

前の投稿

インド紀行 その13~悟りを求める人~

インド紀行 その13~悟りを求める人~
インド紀行 その14~神との対話~
次の投稿

インド紀行 その14~神との対話~

「Diagnosis(診断)~いつかいい日のために~」2件コメント

  1. 佐藤ますみ より:

    院長~
    順調な回復のご様子、良かったです
    私も天皇のセラピーは毎回受けております
    おかげでハチャメチャな生活していても
    守られています (笑)
    セラピー後は美味しく泡を頂いております
    いやしの村のサプリさんにも感謝(笑)

  2. Dr.KAPPA より:

    ありがとうございます。
    今日はおとなしくしておこうと思ったのに、お寿司屋さんをやってらっしゃる患者さんから生のタコで作った自家製キムチを頂きました。
    また、かえる庵かな(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の投稿

インド紀行 その13~悟りを求める人~

インド紀行 その13~悟りを求める人~
インド紀行 その14~神との対話~
次の投稿

インド紀行 その14~神との対話~