神秘体験
インドでは勝手に手や腕や首が動いたり、最後の方には勝手に太腿の筋肉が収縮したりして、全く自分の体であってそうでない状態を経験しました。
一番ひどかったのは、首から背中にかけての僧帽筋と呼ばれる、普通なら自分では動かせない筋肉をまるでマッサージ器を当てられたがごとくにいろんなリズムで動かされたことです。
それとは別に、本文中で書かなかったことがあります。
あれはディクシャギバーとしてのイニシエーションも終わり、そろそろコースが終わりに近づいた頃です。
講義棟から食堂まで歩いていると、目の端で何かがチカッと光るのです。
それは右目でも左目でも頻繁に起こりました。
なにか丸い、そう、例えて言えばごくごく小さなオーブというかゴールデンボールというか、一瞬光るだけなので細かいことはわからないのですが、それがインドから帰ってしばらくはしょっちゅう、今でも時々起こります。
オーブそのものはワンネスユニバーシティには山ほどいました。
これも帰国2日くらい前のことだと思いますが、夜、食堂の前で写真をとると明らかに無数の光の玉が写っているのです。
人が撮るのを見ていると、フラッシュが光った瞬間、そばで見ている僕にはやはり無数のオーブが観察されました。
また、帰国してしばらくすると空気中のプラーナが見えるようになりました。
プラーナとは光のエネルギーなのですが、何でそんな本来大きさのないものが見えるのかというと、 これは確か神智学大全か何かに書いていたと思うのですが、光の粒子を核としてその周りに様々な何かをまとうために肉眼で見えるそうです。
空気中をブラウン管運動しているように動いています。
ある日、ケビンのセミナーの受け付けをしていた時のことです。
部屋の後ろに座って前にいるケビンや参加者の皆さんをボーッと眺めていると、徐々にみんなの実体が消えていき、およその輪郭はそのままで光の粒子になっていったのです。
その中では一人一人は別々の存在ではありませんでした。
光の色の濃淡があり、またそれぞれの動きに合わせて光の粒子も少し形を変えるんだけれど、全体として一つの大きな光の粒々の塊のようなものでした。
それはまるで、スタートレックでカーク船長やミスター・スポックが転送室で転送されていく時のような感じです。
あるお店に行くと、決まって空気中にエネルギーが流れているのが見えました。
それはあらゆる方向からあらゆる方向へ、まるで湯気が動いているかのように見えました。
時々、耳鳴りのようなものも経験します。
あ、これ書いた瞬間に聞こえました(笑)
高いキーンという音が、時々聞こえます。
これは高次元の存在が僕の周りで動いているか、何かをしゃべっているかだと理解しています。
彼らは振動数が高いのでそのように聞こえるのでしょう。
耳鳴りや幻聴がすると言って精神科にかかって薬をもらっている人がいますが、多くの場合こういったことじゃないのかと思うのですが。
たまに、誰かに髪の毛を触られたと感じることもあります。
もちろん、あくまでも少し残っている部分ですが(笑)
肩を叩かれることもあります。
何かの合図なんでしょう。
というわけで、僕の神秘体験なんてこんなもんですが、中にはもっとすごい体験をしている人もたくさんいらっしゃいます。
インドに行くと、神秘体験の数が自分のプロセスの進行している証拠だと勘違いする人もいて、焦ったり嫉妬したりするのですが、それ全く関係ないです。
ですからバガヴァンは途中からそのような体験を与えるのをやめて、僕たちの時はあくまでも自分の内面深く入っていくことにフォーカスを絞っていました。
でも、中にはやはり神秘体験をする人がいるのです。
そこで、印象深い人にTさんがいます。
同じ関西出身で一緒にインドに行ったTさんの神秘体験はホント笑っちゃいます。
ディクシャを受けてシャバアサナになっていると、向こうから天照大神だか神武天皇だかがやって来て、何かをしゃべるなんてのはいい方でして、食堂まで歩いている最中に道で寝そべっている野良犬に生き方を注意されるというのがあります。
キャンパス内にいる野良犬は、どんな病気を持っているかわからないので絶対に触らないように言われるのですが、とにかくこれ以上はないくらい脱力した状態で道端に、くたーっと目を閉じて寝てるんですね。
いわゆる、やる気ゼロっていうやつです。
その犬にTさん、「あなたは人生でずっと金のことばかり考えてきた守銭奴だ。おい、守銭奴!」って言われるんですよ。
もちろん、犬は目を閉じて寝たままなんですがTさん、その犬とテレパシーでコミュニケーションしちゃったんですね。
で、言われたことが、それ。
僕は「それで、その犬の言ってることは当たってるんですか?」
Tさん「よう考えてみたら、結婚してからとにかく女房には金の心配ささんようにと、そればっかり考えて、仕事ばっかりしてましたわ」
Tさん、優しい。
犬、スゴイ。
ある時Tさん、花に話しかけられたこともありました。
「花っていうのはね、人間に喜んでもらうために咲いてるんですよ。でもTさん、あなた、花を嫌いでしょ?」
と言われたんです。
その話を聞いた僕は、「え?Tさん、花嫌いなんですか?」と尋ねたところ
「そうなんですわ。よう考えてみたら、わたし花嫌いですねん。うちの親父も嫌いやったし、あ、よう考えたら、わたしの娘も花嫌いですわ」
って、・・・・。
そんな人おる?
ていうか、一家そろって花嫌いて・・・。
あんた、「よう考えてみたら」いっぱい埃出てくるがな(笑)
僕は、この和歌山のおじさんTさんのことが大好きです。
実に愛すべき人です。
でも、奥さんふつうの人やのになあ。。。
まあ、神秘体験というのはそれなりに楽しめるものではあるのですが、あくまでも僕の場合は必要な時に必要な神秘体験をしただけであって、その後は同じようなことを体験しないこともたくさんあります。
ですから、あまりディクシャを受けて神秘体験が無かったからと言って気にする必要はないのです。
ディクシャで言うところの体験というのはね、そういうものじゃなくって、自分の中での様々な気づきのことを言うのですよ。
それをビジョンを見せられて体験させられることもあるし、シンクロニシティを使って体験させられることもあるということです。
あなたはどんな体験をしましたか?
本当は体験しているのに、気づいていないだけということも多いのじゃないでしょうか?
でも、Tさん今頃どうしてるのかなあ?
久しぶりに会って、また何かおもろい話聞かせて欲しいなあ。
2010.12.2
ブログ拝見しました。
私も最近オーブを見ました。
それまではオーブという言葉も知らず、死後の世界も本当にあるのだろうか・・・と思う程度だったのですが、あるとき光の玉が目の前に現れ、それと同時にうごめく黒い砂のようなもの、気配とでもいえるようなものが見えた後、リアルな手のみが目の前に出ました。
驚きましたがとっさに触り感触もありました。
深い慈愛のようなものを感じ取り感動で涙が出ました。
後から考えると、その状況で怖くなかったのが不思議です。
それからは、ふだんは見えていない世界があると確信しました。こういうことは体験しないと信じられないので誰にもいっておりません。
オーブがなんであるか解明される日が早くくるとよいですね・・・。
誰が何を伝えようとしていたのか・・・。
その日は先祖の命日だったのですが、わざわざ手を出現させたのにはどういう想いがあったのか・・・
起こったことから推測するのは難しいですね・・・。
非常に面白い体験をされましたね。
今の僕はオーブなどというのは、いるのが当たり前で、それを嬉しがって写真撮っている人間はオーブたちにはどう映るのだろうと思ってしまいます。
オーブを解明とかいうのも人間からの視点でして。
しかしながら、日曜日に出席した講演会で演者がオーブの写ったスライドを出しており、久しぶりに見たと思っていたところに、トトさんのコメントを頂いて、これまた面白いシンクロであります。
わざわざオーブを撮ろうという気持ちにはなりませんよね・・・。なにか想いを持っていることは感じたので、オーブにカメラをむけるのは無礼なことをしているようです。それよりも見えない世界がどういう仕組みになっていてどんな想いを伝えようとしているのか理解したいですよね。
というようなことを体験されていない方に言ってもアブナイ人と思われそうですね。