この記事を書いている時点で、うちの長男の慧は小学4年生で来月5年になります。
普通、この年くらいになると胎内記憶とか誕生前記憶は忘れてしまうものですが、彼はいまだに話すことがあります。
先日、嫁と言い合いになったそうで、慧が「お母さんが慧を生むからや!」と言ったのに対し嫁は「あんたがお母さんのお腹に入るけえよ(広島弁)」と返したそうな。
すると慧は次のように答えたのです。
「慧がな、生まれる前に空の上から見てて、お母さんの夢の中に出て、お母さんの子供に生まれてええかどうか聞いた時に、お母さんがええよって言うたからお腹に入ってんで。
その時に1月18日に生まれるからって言うたら、お母さんが『楽しみに待ってるわ』て言うてん」
その後、彼は天国にあるたくさんのすべり台の中から妻のお腹に通じているのに乗ってきたんだそうです。
僕が休診日に嫁とカフェでモーニングを食べていた時、ふと慧のその言葉を思い出しました。
そして読みかけていた「第十一の予言」の続きを読みだすと、すぐに次のような文章に出くわしました。
~~~受胎する前に子供の魂が両親と出会っていることは、ここ(シャンバラ)では誰でも知っています。
子供の魂は自分の存在を、特に母親に知らせるのです。
これは、未来の親が本当に適切であるかどうか決めるプロセスの一部なのです~~~
血脈というのがあります。
これは親が成そうとして成し得なかったことを、子供があとを継いでいく意味合いがあります。
もちろんここでは霊的な話をしています。
そして子供は自分の成すべきことのために、必要にして十分な環境、特に両親を選んで生まれてきます。
生まれてしまうと、そうした霊的な目的の事は忘れてしまいがちなので、結局子供たちにも成し得ないことがでてきて、それをまたその子供たちが受け継いでいくわけです。
では、もし途中で両親が自分のバースビジョンに気づいたとしたらどうでしょう?
子供たちは両親の鏡を演じますが、その必要は無くなります。
そして親がそのことに気づいたわけですから、当然子供たちはその旨を思い出すように教えられるでしょう。
親が成し得なかったことを受け継いでいくのであれば、親が気づいて自分のバースビジョンを生きだすと、子供たちはより高いレベルからスタートを切ることが出来るわけです。
よろしいですか?
これは非常に大切なことですよ。
子供が幾つであっても関係ありません。
親が気づいたその瞬間から子供のベースラインは引き上げられるのです。
これを更に発展させてみましょう。
シャンバラ(シャングリラ)では実際に行われていることのようです。
親が自分のスピリチュアルジャーニー(自分の人生における霊的な旅)について正直に語っているのをDVD等の媒体に記録して残しておくのです。
それが何代にもわたって保存されているところを想像してみてください。
ある世代の子供たちは、自分の先祖が成そうとして成し得なかったこと、その途中でどのような捉われがあり、どのように進化してきたのかを順番に見聞きすることが出来るのです。
これは考えてみればものすごく凄いことです。
僕はいずれこのような記録を残し、子供たちに僕たち夫婦や僕の知る限りの両親・親類の霊的冒険について話して聞かせようと考えています。
こう考えてくると、子供を授かるというのは地上と天国との双方向の希望や願いを結ぶものだと言えます。
生まれる前の子供の魂は、唯一無二の存在として特定の両親を選びます。
ところが、現在のところ親の側はただ何となく子供を欲しているにとどまっています。
男の子が欲しいとか、女の子が欲しいとか、そんなレベルです。
男女がSEXをするということは、地上と天国をつなぐ荘厳な行為でありますが、それ故に我々はその行為に関して慎重でなければなりません。
つまり、子作りをするとは単に自分のDNAを残していくということではなく、自分たちの血脈の中での霊的な進化のためだということを強く認識する必要があります。
それは子供を授かる親にとっても、また生まれてくる子供にとっても、です。
これらはね、本当にシャングリラ(シャンバラ)からの伝言なのですよ。
かなり高度な智慧ですが、でももう我々の次元でそれを具現化していく時期が来ているようです。