これは非常に大切な話です。

痛みとは何か?というとそれは”気づき”です。

肩こりなんかが典型的なのですが、どこかに原因となる血流の停滞がある、もう少し広げて言うと「あなたの中にエネルギーの停滞が起こっているのでそれに気づいてね」という体からのサインなのです。

どのようなエネルギーの停滞かというと、食べ物や薬、その他の外来性の刺激物(花粉、電磁波等)、あるいは感情のとらわれが各チャクラの回転異常を起こし体内、体外のエネルギーラインに沿った流れを滞らしているということです。

それに気づき原因となっているエネルギーの停滞を解消すれば良いのですが、今の西洋医学ではこのレベルの診療は行われていません。

ごく一部の手技療法を行う方の中でかなり高いレベルの仕事をされている方が、それらしいことをやっていたりはします。

ただ、そういった人でも感情のとらわれという概念は通常持たないので、根本的な診断はなされないことが多いです。

はるか昔は、各部落に一人はこういうことを理解し専門にしている人間がいて、誰かが調子が悪いとそれを本人に気づかせ解消するということをやっていたものですが、いつの間にかごくごく一部の先住民を除いてなくなってしまいました。

痛みと苦しみ

病院で癌の痛みに患者が耐えている時、痛み自体が苦しいのではありません。

痛みは単に痛みでしかないからです。

苦しみは出来事の中にあるのではありません。

出来事を苦しみとして体験しているあなたがいるだけです。

患者が苦しむのは、「なぜわたしがこんな目に遭わなければいけないのか?」と考えるからです。

 

そう考えることがどうして苦しみにつながるのでしょう?

 

それは、どのように考えようが、それによって現状は変わらないからです。

変わらないことを変えようとするのが苦しみである、ということもできます。

多くの人が何とか自分を変えよう、もっと穏やかな人間になろうとか前向き思考で行こうとか考え、いろんな本を買い込んでそのために努力します。

で、その結果短期的にはうまくいったように思えることがありますが、結局何も変わらないという経験をし落ち込むというパターンです。

そしてまた違ったパターンで努力して自分を変えようとします。

なぜこれが永遠に報われないかというと、もうおわかりでしょうが人はそのままで素晴らしいので変わる必要など全くないからです。

宇宙はあなたをその個性になるように作りだしました。

そこであなたが癌になるとしたら、その個性を自分で否定しているからです。

あなたが癌になろうが、その結果魂が肉体を離れることになろうが、宇宙はあなたの個性を変えようとはしません。

あなたがその個性でいることが全体の調和にとって必要不可欠だからです。

現在、癌で闘病中の人にはずいぶん思いやりのない言葉に思われるかもしれませんが、もうそろそろすべての人が真実を知る時なのでご容赦頂きたいと思います。

 

痛む時、人はただ痛いだけです。

それを「どうしてだろう?」と考えるから苦しくなってくるのです。

ここでの「どうして?」はスピリチュアル的な意味ではありません。

誰のせいでこうなったのか、私の何が悪かったのかと考えてしまうということです。

 

我々歯科医はよく痛みを抱える患者さんを相手にします。

ところが時として我々の治療により痛みを与えてしまうことがあります。

よくあるのは、かぶせものがとれたと言って来院されてレントゲンを撮ってみると歯の根っこの先に病巣がある。

そこで神経の治療をしようとした時に、慢性化していた炎症が治療の刺激により急性発作して痛んでくるというものです。

おそらくこれを経験したことのない歯科医はいないでしょう。

もちろん細心の注意を払って治療に当たるのですが、それでも起きてしまうことがあります。

申し訳ないという思いでその後のフォローをするのですが、中にはその誠意が通じない患者さんがいらっしゃいます。

もちろん治療により元々炎症はあったにしても痛みは全くなかった歯が痛むのですから、腹が立つのはわかります。

それにしてもこの患者さんはどうしてこのような態度をとるのだろう?と思う人がいらっしゃるのです。

実はこちらは何が起こっているのかはすべてわかっているのですが。

歯も他の臓器と同じで上下左右どこの何番目の歯がどういう問題を起こしたのかで、その人がとらわれている感情が違うのです。

ただし、これについては大まかにはわかるのですが、詳細はまだわかりません。

そのほとんどが根底に自分の父親、母親との感情の確執を抱えておられます。

ただ、そんなことを目の前の痛んでいる患者さんにはとても伝えられないので、こちらは誠意を持って何とか痛みが治まるように努力するだけです。

しかしこういう患者さんは多くの場合、治りづらいです。

本当は親との関係に問題があって、それが何かしらのきっかけで歯の痛みとして表面化している。

ただ、この場合明らかに歯科医がその痛みの原因なので、その歯科医を責める、という具合です。

 

ならまちワンネス歯科においてはこういう場合、素直に患者さんに申し訳ないと謝り、自分たちを正当化しようとはしません。

そうなると相手は怒りのもって行き場がなくなって結局通院を中断され他の歯科に行かれます。

でも実際問題その方の痛みをとるという意味では主治医を変えるのが一番の方策なのです。

あえて申し上げますが、私は歯科医側の弁護をしているのではありません。霊的な事実を申し上げているのです。

 

再度繰り返します。

痛みは単に痛みでしかありません。

それがあなたに何をもたらすかはあなた次第です。

痛ければもちろん医者や歯医者に行くべきでしょうが、その本当の原因を知るのも悪いことではないでしょう。

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