人は生まれてくる時に自分の魂が宿る肉体を選んできます。

どのような肉体でもって今回の人生を生きるかというのを決めてくるのです。

そしてそのDNAを持つ親を選び、その両親の準備が整うのを天国でずっと待っているのです。

一般に美人でスタイルのいい女性は幸せだと思われがちですが、ヒーラーの目線で見ると必ずしもそうは言えないことが多いですよ。

女性性の否定という条件付けのもとで人生を体験することを選ぶ場合に、あまり豊満でない肉体をもってそれをやることもあるのですが、逆に非常にセクシーな肉体を持ちながら自分の女性性を否定するというやり方もあるのです。

ハンディキャップを選択して生まれる、、、

さてハンディキャップを持つお子さんも同様にわざわざその肉体を選んで生まれてきます。

いったい、どうしてそのようなことをするのでしょうか?

ひとつには輪廻転生していく中で背負ってしまった自分自身のすべてのカルマを一気に落としてしまおうという場合があります。

それも含めてなんですが、基本的に障害を持つと(その程度にもよりますが)自分で身の回りのことができないわけです。

健常児であれば親は将来その子がどんなことを成し遂げるだろうとか、あるいは自分が年老いてきた時に同居して面倒をみてもらおうとかいうのがあるわけですね。

でも障害児を持つとそういう子供に期待するという部分が全くないわけです。

すべて親が面倒をみなくてはいけないし、何よりもその両親が願うのは一日でいいから子供より自分たちの方が長生きすることです。

さもなければ誰もその子の面倒をみる人がいなくなり子供がかわいそうだからなのです。

そこでです、このようなお子さんは実は親や周囲の人間に対して無償の愛を教えるためにわざとその不自由な肉体を選んでくるのです。

これね、なかなか出来る事じゃありません。本当の勇気がなければできないことです。

そしてね、この子たちはどのような基準で親を選ぶかというと、あとほんの少しで上の次元にいける人、もうこれ以上この世界で輪廻転生して体験する必要がない人に、最後の最後の体験として障害児の子育てを通して真実の愛を教えるというわけです。

 

障害を持つ子を育てるのは言葉には表せない位大変だと思います。

私も歯科医師会で福祉委員をしている関係上、障害者の治療に携わっているのですが本当に障害児のご両親には頭が下がる思いです。

そして彼らに接しながら私はいつも心の中でその気高い勇気に対して「ありがとう」と手を合わせています。

ダウン症というのは非常に頻度の高い病気なのですが、彼らは接してみるとすごく愛嬌があってその実態は天使なのです。

でもね、生まれてきた子供が障害を持っていたら、それはすごくショックだろうし、「よりによって、どうしてわたしたちのところに!!」と言いたくもなるでしょう。

私はその親を癒す言葉を持ち合わせません。

でも、ここに書いたようにその人たちは天使に選ばれたのです。

選ばれたということは「このお父さん、お母さんだったら絶対にできる」と信じて生まれてきたということです。

だからそのことを理解してください、としか私には言いようがないのです

ごめんなさいね。

 

私には子供が三人いますが、ある時嫁が四人目を欲しがったことがあります。

でもうちの三人の子供たちは皆正真正銘の天使であることを知っているので、四人目の子が生まれてくるとしたらもうこれは障害児しかいないという確信がありました。

そのことを伝えた時、彼女は「わかってる」と言ったのです。

その時の「たとえ障害を持った子供であっても、その子の母親になりたい」という決意に満ちた目を私は忘れることができません。

結局四人目を授かることはなかったのですが、そのことを思い出すたびに「すごい奥さんをもらったなあ」と一人感動するのです。

最後に

最後に言っておきたいことがあります。

障害児というのは一見、知能が劣っているようにみえることがありますが、これは大きな誤解です。

彼らはすべて知っているし、彼らの魂は三次元にいながら高い次元にも同時に存在するので、健常者に見えないものが見えています。

ただね、それを表現しようと思っても体がいうことをきかないのですよ。

日木流奈ちゃんのように幼い時からドーマン法を徹底してやればわかりますが、彼らは我々の能力をはるかに凌駕します。

あなたの話にうまく答えられないかもしれないけれど、すべて理解しています。

だから、お願いだから、そんな目で見ないであげてくださいね。

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