覆水盆に返らず

2週間のご無沙汰でした。

皆さまはお盆をどのようにお過ごしでしたでしょうか?

僕は混んでる時に混んでる所に行くのが嫌なもので、墓参りのついでにいつものごとく吉野川で泳いだり、プールに行ったりしておりました。

それにしても今年のビスタプールは「ここはホンマにビスタプールか?」というくらい人が多かったです。

といっても普通のプールが空いている状態なんですが、それでもビスタプールにとっては混雑なのです。

吉野川2013

これは奈良県五条市にある西塔家の旧墓の前にある橋を渡ったあたり。

非常に心地良く居れたのですが、途中で近所のおっちゃんと称する人が慧をつかまえて頼んでもいないのに、「ここにはトイレの下水を流してるからこれだけ草がボーボーやねん」と言ったおかげで皆のテンションが大下がりして早々に引き揚げました。

事の真偽はわかりません。

吉野川2013-2

昼食の後はいつもの場所へ移動して、岩の上から飛び込みです。

この岩のすぐ近くの流れが急なところが非常に危険で、2年前に来た時も大学生が溺れかけたのですが、今年は海兵隊みたいな身体した外人が日本人の妻と小学生の息子共々溺れかけました。

それを救ったのが近くにいた背中に入れ墨を入れた男の人。

去年は御所で女の人に信号無視で車をぶつけられた上に、その自覚がないという目にあったので、今年は非常に慎重に運転して帰ってきました。

カッパは盆に帰りますが、こぼれた水は元には返りません。

最近、本当に真剣に愕然とするのは、この国の政治家や官僚たちの愚かさ加減です。

福島原発はもはや日本だけでなく、太平洋を通して地球の海を汚染しつつあります。

3.11のあと、数カ月してアメリカ西海岸で日本から漂着したものがたくさん見つかりましたよね。

放射能汚染された海水はそれどころじゃなく拡がっているわけです。

もはや東電に任しておくなどという選択肢はないのであって、国を挙げて、そして他の国の専門家の助けも求めて解決していかなければならない問題なのに。

皆さん、あそこが痛い、ここが痛いなどと言ってられるのは平和だからですよ。

横で爆弾炸裂していたらそんな痛みなど感じませんよ。

でもそんなことが静かに起こっているのです。

 

にもかかわらず、行政は真実を隠し通そうとするし(隠せきれていないのはfacebookでも明らか)、TPPやら憲法改正やら消費税アップやら、、、、、、

今はそれどころじゃないって。

東京でオリンピックを開いて世界中から人を呼ぶなんて、これはまさしく意図的な殺人行為ともよべる。

もはや絶望的ですらあります。

 

では家族そろってスイスに移住するというのはどうでしょうか?

あと3年もすれば魚介類の奇形や動植物の異常、癌が顕著に増加するなど目に見える影響が国民の知る所となるでしょう。

そうなっても行政はしらばっくれるかもしれません。

それらを海外の避難先でテレビで観ているというのはどんな気分ですかね?

自分たちの家族だけ安全・無事だったら良いというものではないですな。

つまりはこの日本に留まらざるを得ないのです。

政治を変えるとか、官僚たちを打破するとかって時間がないし、どうすれば良いでしょうか?

 

どうしようもない、が僕の今の正直な感想です。

かなり悲観的です。

”一日も早く多くの人が覚醒することによって次元上昇を果たしましょう。それしか方法はないのです” そう唱える人もいます。

確かにこの文句もわかるにはわかりますが、イマイチ僕の心には響きません。

僕は自分の人生を生きるだけ、としか言いようがないです。

 

当方とすれば非常に珍しくネガティブな話です。

でも現状はかなり厳しい。

2012年に地球が滅ぶのではなく、そこから崩壊へのシナリオが始まったのかもしれない。

日本は沈没していきますが、世界中に拡がる海洋汚染も世界各国にすれば他人事ではありません。

結局は雨によってすべての大地が汚染されますから、それこそイスカンダルに放射能除去装置をもらいに行かなくちゃって話です。

もはや怒りも涙も出ません。

 

この8月は僕の人生にとって、またひとつ大きな転機になりそうです。

それはある一冊の本との出会いによります。

この絶望的な状況の中でどう生きるのか?

次のブログではそのあたりをお話します。

2013.8.26

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