食は社会を変える

最近、とみに歯を削らなくなってきました。虫歯の治療をしていると、それをしている自分に腹がたってきます。それとともに患者さんにも「こんな馬鹿なこと金輪際させないでね」などと言ったりしています。

ドックセメントを用いた歯を削らない治療法もそれ自体に意義があるのではなく、患者さんに自分の生活を見直すキッカケであることが重要なのです。原因はすべて自分にあるということ。

口の中のトラブルの原因に対する丁寧な説明はしますし、治療法に対する説明ももちろんするのですが、以前のように自費治療の優位性を話すことは全くなくなりました。「歯医者に歯の治療しに来るな」と心の中で思っていますから、「先生は入れ歯とインプラントとどちらがお勧めですか?」などと聞かれても「僕どっちでもええし。治療そのものに興味はないので自分で決めて」となります。不思議なことにそうすると勝手に自費治療になっていくようです。(ホントはもちょっと丁寧に話しますけどね)


僕は極論すれば患者さんの健康などに興味はありません。歯科治療も生活指導も僕にとっては手段に過ぎません。では何のための手段か?
それは地球を救うためです。もし皆が食を見直せば、今の不誠実極まりない食品産業が壊れていけば、病気の原因がかなり減るわけですから、製薬会社がやっていけなくなります。人の不安を煽って契約する保険会社も成り立たなくなります。たくさんの余剰人材が一次産業に流れるでしょう。社会の在り方が変わらざるを得なくなります。
コンビニがどんどん店舗を増やすような社会はおかしいと気づかなくてはなりません。
もし個人の力で社会を変えたいと思うなら、自分の食生活を見直しなさい、そしたらついでに健康にもなるよ、と患者さんには伝えています。
今のままでは、いくら子供を塾や習い事にやっても、子供たちが成人する頃には地球は住めなくなってるか、無くなってるかもよ。僕は別に人類が自ら滅ぼうが関知しないけれど、今回も過去の消滅した文明と同じことやるつもりなの? できれば人類の進化とともに地球も進化する方がよくない?

2014.6.24

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