〇〇の教え ~アセンションの超誤解~

先日の台風の時に、奈良もそれなりの暴風雨だったわけですが、日曜の夕方に診療所でパソコンやってたらビルの階段を下りてくる音がしたので、見ると子供たちがカッパを着て長靴履いてます。

「おまえら、何してんねん?」

ふうさん 「え?今から台風を体験すんねん」

・・・・だそうです。

普通、子供にカッパ着せて台風の時に外に出さんよね、親は(笑)

なかなか素晴らしい子供たちだと思うのです。

 

とある地方のとあるお寺のお話。

浄土真宗のそのお寺の住職は本山の結構上の役職を務めたこともある人です。

その長男が結婚することになりました。

こういった場合、通常その世界では普通の女の人をめとることはありません。

跡継ぎになる長男の嫁にはやはり、それなりのお寺の娘さんが嫁ぐことになっておりまして、これが良かったり悪かったりなんでございます。

相手方は蓮如上人ゆかりの地にある大きなお寺。

普通、日本では娘を嫁がす側が多少控え目に振る舞うものですが、そんなこと何のその、うちの方が由緒ある立派な寺だ、くらいの勢いです。

 

そこから刺客のように嫁いできた花嫁さん。

もちろん紹介とはいえ一応恋愛結婚なんですよ。

お寺では同居が当たり前ですから、当然家の中は皆にとってストレスだらけになります。

長男にとっても、舅姑やたまに実家に遊びに来る新郎の姉妹たちにとっても、そして、お嫁さんにとっても

お嫁さんが悪いわけじゃないですよ。

人間関係というのは相対的なものなので、どちらかが一方的に責めを負うなんてことはあり得ません。

これが、浄土真宗某派を束ねたことがある人の家の実態です。

阿弥陀様の教えはどこに行ったのでしょう?

これは特殊なケースではなく、およそどこの家庭でも似たり寄ったりです。

神父さんだろうが、学校の校長だろうが、スピリチュアルリーダーだろうが、です。

 

考えてみてください。

久々に名前を出しますが、インドのアヴァター(神の化身)といわれる(アホの)バガヴァンですら、息子が造反して離れていってるじゃないですか。

彼を信奉する人の中でも、家庭を見たらアレ?という人多いですよ。

実に多いですよ。

皆さんご立派なことをのたまうのですが、社会の幸せは家庭の幸せからでっせ。

家庭の幸せは個人の幸せからじゃないと始まりません。

幸せな家庭とは、円満で喧嘩など一切ないということやおまへんねや。

様々な個性を持つ家族がそれぞれを最終的には受容し合っている状態を幸せな家族と言うのよ。

他人同士のわだかまりというのは一生溶けがたいものがありますが、家族のスゴイところはどのような状態からであっても一発逆転ホームランが可能だという点です。

なぜなら血縁というのはすなわち、同じ人生の目的を持っているに他ならないからです。

 

僕と妻や子供たちのことは、ここにすでに書いてある通りですし、他のこともほとんど書いているのですが、いまだ残っている心のシコリも、最近徐々に(本当に徐々にですけど)少なくなりつつあります。

よくスピリチュアルなセッションやセミナーで、「親との感情のシコリが一気に取れました、今では仲良しですぅ」 みたいに言う人いるんですが、嘘つけっつうの!(笑)

オホン、まあそういうこともあるかもしれませんが、ほとんどの場合はある短期間だけの体験談を話しているに過ぎないのです。

その状態は長続きしなくって(だって、1日や2日のセミナーで取れた気になってただけでしょ)、次はもっと深い泥沼が待ってるのよ。

 

バガヴァン系の人がよく言う「親との人間関係を整えなさい」という言葉はそのまま本人に返してやります、僕。

そんなこと努力してやることではなくって、感情の確執があることに気づいてさえいれば、いつかは必ず自然に癒されます。

大丈夫なのっ!

大体、家族関係を整えるのに努力がいったり、セミナーに行くこと自体がおかしくね?

だって、お互いをそのままで受容できるようになるのが家族の幸せなんでしょ?

矛盾がありますよね。

 

スピリチュアルで著名な人がしゃべると、どうしたって”教え”になってしまいます。

その人が教祖でなくっても、成功した人、お金や地位や名誉を得た人ならなおさらです。

それだと過去、現在の宗教すべてがそうであるがごとく、同じ二の徹を踏んでいるわけです。

「神との対話」を読んだらわかりますが、あの中で神は教えなどは一切しゃべってませんよ。

神は単に理を述べているだけです。

「あなたが〇〇したいと望むなら、そのやり方は間違っている」として、宇宙の法則を教えてくれているだけで、その教えですら「あなたたちは忘れているだけだ。だからただ思い出せば良い」と言ってるのです。

当HPのトップページと一緒ね。

でないとね、”皆さんの中に真理はあるのだ” ということを強調しないとですね、

皆さんはいつまでたっても弱っちいままなのですよ。

自分より偉い人、ものをよく知っている人、に聞こうとするのよ。

違うでしょ、それって。

 

もう5次元に行ってるとか、一緒に5次元に行きましょう、などとまことしやかに言う輩がいます。

あのね、たとえ5次元にこの地球がなったとしても、皆さんそれと気づきませんよ。

相変わらず仕事をして、子育てをして、学校に行って、なんです。

ただ、それらの形態が少しずつ変わっていく。

何をしていても楽しくて幸せを感じるようになっていく。

争いが減っていく。

皆が個人の幸せと同時に全体の幸せも考えるようになっていく。

全部「・・・・していく」 という移行形であり、そのプロセスこそがアセンションなのです。

 

ねえ、そこのスピリチュアルやってる人、なんか誤解してない?

2012..10.3

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「〇〇の教え ~アセンションの超誤解~」1件コメント

  1. 西野康太郎 より:

    御無沙汰してます
    西塔 先生
    西野康太郎です
    初めてコメントします
    (笑)
    自分は母親の関係で悩んだことあります
    母親との関係をととのえれば金銭めんがよくなる
    と聞かされ
    そうなんだそれなら直すか
    関係を整えるか
    と思いやってみた物の
    結論
    無理です
    整えようと下手に努力したら逆こうかです
    (笑)
    今もバトルは続いてますがしかしきずきがあります
    バトル出来る相手あるいいじぁありませんかたのしんでます
    母親はたまったもんじぁありませんがね
    (笑)
    母親をえらんで生まれ
    母親との関係がありこの関係はゆずれません
    誰もゆずってほしないわぁ
    いずれこの関係も無くなる
    そう考えると寂しいかなぁ?

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