「人の本体」の所で述べましたように、宇宙の中の赤という要素があらゆる所から集まってきて凝縮したのがわたしでした。

同様に青という要素があなたであるとしましょう。

今あなたはわたしの目の前に立っています。

そして肉体部分を完全に無視して光の粒子だけに注目してください。

わたしとあなたの間には赤と青の光の粒子がグラデーションを作りながら混じり合っています。

ではいったい何処から何処までがわたしで、何処から何処までがあなたなのでしょう?

・・・境界なんか引けないのですよ。

また赤の粒子は宇宙の果てまで続いています。

ではわたしは何処で終るのでしょうか??

・・・何処まで行ってもわたしでないものなんて存在しないのです。

 

わたちたちが”これが自分”だと考えている肉体は、いったい何なのでしょう?

 

答えはね、本当は肉体なんて無いんです。

オーラの中心部分でホログラムのように幻影が映し出されているだけで、すべてのものの実態は光の粒子なのです。

ホログラムとはわかりやすく言うと、映画「スターウォーズepisodeⅣ(一番古い、最初に作られたやつです)」の中で、ロボットのR2D2がレイア姫のメッセージを映し出しますね、あれがそうです。

ただし、これはこの世界を七次元から見た場合の話で、三次元世界では肉体は確かに存在します。

だって幻想を現実と勘違いして生きるのが三次元世界ですから。

 

ところで皆さん、大丈夫ですか?ついてこれていますか?(笑)

 

これはご存知の方もいらっしゃると思いますが、オーラというのは体調、精神状態、意識の変化によって色が変わるのです。

瞬間的に赤から青に変わるというような極端な変化は稀かもしれませんが、それでも変化するのですね。

これはつまり自分に起こる出来事や人間関係からくる感情や意識の覚醒状態によって色が変わるということです。

でもね、考えてみてください。

宇宙の赤という要素がわたしを表しているはずでした。

その色が変わるというのは一体どういうことでしょう?

わたしだけではありません。

すべての人が瞬間瞬間に自分の本体であるはずのオーラの色調を変えているところを想像してみてください。

その状況でどの部分をわたしと定義することができるでしょうか?

 

準備はよろしいですか?

そろそろ核心に入っていきますよ。

 

これらのことを考えると、要するに自分というものは無い

・・・というより個人の肉体や意識などというものは無いという究極の現実にいきつくのです。

単に光の粒子が様々な模様に変化しながらそれを見て楽しんでいる、ある大いなるひとつの意識が存在するだけなのです。

その意識は一見客観的に色の変化を見ているようですが、実際はその変化はその意識というエネルギー体の中で起こっている、これこそが究極のワンネスの実態です。

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