人が死ぬと(魂が肉体を離れると)どうなるのかということについては、神へ帰るという本に詳しく書かれており、これが最もかたよらない見方をしていると思うので是非ご一読なさることをお勧めします。

基本的には人は死ぬと生前にその人が死後の世界をどう考えていたか、というのを強く反映した世界に行きます。

つまり、お花畑にかこまれた天国に行くと考えていた人はその通りの体験をしますし、地獄に落ちると考えていた人もまたその通りの体験をします。

思考が現実を作るということをここでも経験することになるのですが、ただし、それはあの世に行ってからしばらくの間の話で、最終的にはあなたはガイドの誘導のもとにこの世界の本当の姿を理解し、その法則にのっとってさらに進化する道を歩んでいきます。

地獄に行くと書きましたが、まあこれは言葉のアヤみたいなもので本当は地獄など存在しないのです。

どういうことかと言いますと、あなたが地獄の釜で煮られると思っていたなら、その通りの体験をするのですがその時に熱いとか苦しいとかいう感覚はありません。

さながら夢の中の体験のごとくで、確かにその体験をしているのだけれどあなた自身が実際に傷つくわけではないのです。

映画の中で演じている自分を客席で眺めているようなものですね。

いずれにせよ、そのうちあなたの守護天使があなたを助けにきてくれます。

あなたが体験している地獄はあなたの思考が作りだしている幻想である、ということを教えにたくさんの天使があなたの周りに集まってくるでしょう。

あとはいつあなたがそれに気づき、そこを離れるかというだけです。

 

さて、死ぬ前のこだわりやとらわれが強い人の場合は少々やっかいです。

お酒やニコチン、薬物の中毒になっていた人は、死んでからもずっと同じように中毒したままです。

これらの人々は多くの場合四次元というか幽界というか、中途半端な次元にはまり込み守護天使もなかなか手を出しづらくなります。

助けようとするのだけれど、本人のとらわれが強すぎて助けの手が見えないという状況なのですね。

またこういった魂は、生きている人間にとり憑いてその体を使ってまだ酒を飲もうとしたりします。酔うと人が変わったようになる人っていますでしょ。あれなんかそうなのですね。

 

では、自殺した魂はどうなるのかと言いますとこれも同様なのです。

例えば借金を苦に自殺したとしましょう。

この場合、先程の例と同じように死んでからも借金に追われる体験を延々とし続けるかもしれません。

あるいは死んだら全部チャラだと考えていた魂は本当にチャラの世界に行ってしまいます。

つまりね、すべて無くなると思っていたわけですから、無の世界、全くの闇の底に沈んでしまうのです。

これを助け出すのはさすがの守護天使にも至難の業で、いわばエネルギーのブラックホールのような所で、うかつに近づけないのですよ。

死んでしまえば苦しみから解放されて天国に戻れると考えて自殺した魂がいたとしましょう。

これね、すんごく考えが甘いのです。

自殺した原因というのがありますよね。

別に多額の借金でなくても、「なんだか生きててもつまんない」と考えて自殺する若い人だっているわけです。

この場合でも人生がつまらないと考える原因、すなわちその子の心を縛っている何かがありますので、そのとらわれが死んでからの現実を作ってしまいます。

人は誰でも生まれてくる前にこういったことを体験したい、とあらかじめ決めて生まれてきます。ただし、あくまでも体験したいというだけであって、何かを成し遂げなければならないということではありません。

つまり、親にあまり愛されずに育つという体験を選んだのであれば、そのことにより様々なトラウマを抱え、それを背負って一生生きていくということをやりたかったわけです。

よく勘違いされるのは、そのトラウマを克服し人を愛せるようにならなければいけない、と考えられている点です。

違うんです、皆さん死ぬ時はすべて理解した上でしか死なないようになっているので、どんな分からんちんの人も死ぬごくごく一瞬前には必ずすべてを悟るのですよ。

ですから、親に愛されなかったから自分も人を愛せないということをそのまま体験すればそれでOKなんです。

ここ間違わないでくださいね。

人生は魂の学校とか修行の場なんかじゃ絶対ありませんから。

それでです、自殺しちゃうと自分が決めてきた体験を途中で投げ出すことになるわけです。

そうしますとね、死んでからまあその、死ぬほど後悔するわけです。

ただし、後悔するのは無限地獄から奇跡的に救出されてから後の話であります。

もちろん助からない魂はないのですが、地球時間でいうところの気の遠くなるくらい長い時間を闇にとどまってしまうのです。

ようやく光の世界に立ち戻った魂は、「ああ、またやっちゃった・・・。確か前の人生でも中途半端に投げ出したんだった。くそっ、またもう一度生まれ変わりの列の後ろに並んでやり直そう。え、何です?もし日本の平成に生まれ変わるならあと5千年待ちですって!?」

 

ですからね、私は思うのです。

そりゃね、死にたい気持ちもわかります。

かく言う私も、かつて電車に飛び込もうと思ったことが一瞬あったのです。

単にその時にかつて自殺した人のマインドというかエネルギーのかけらを頭が拾っただけなんだということが今はわかるのですが。

でもね、上に書いたことは本当の話なんです、残念ながら。

だからね、いつだったかテレビで有名なスピリチュアルカウンセラーの人が言ってましたが、何があっても、石にかじりついてでも、最後まで人生を行きなきゃダメ。

お勧めの映画があります。「奇跡の輝き」  是非ご覧になってください。

 

2011年3月1~3付けのブログにおいても、これらについてわかりやすく書かれています。

THE GAME OF LIFE(いわゆる人生ゲーム)

ゲームの達人

The Truth ~真相~

久しぶりにこの記事に追記します(2013.2.26)

自殺を真剣に考える人の多くは、かつて自殺したことのある過去世を持っています。

潜在意識においてその影響を多分に受けるわけです。

で、今回自殺しました。

長い時間かかって幸運にもまたこの世に生まれてくることが出来たとします。

でもその時は必ずと言っていい位、今回の過去世も背負ってくることを選択します。

で、来世ではどうなるか・・・・・・もうおわかりでしょう。

ずっと堂々巡りをして、これが本当の地獄かもしれませんね。

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