台なしの話~都をどりに思う~

”台抜き”とは天ぷらそば、鴨なんそば等のそば抜きのことで、そば屋で酒の肴として供されるものですが、本日のお題はそれではなく文字通り”台なし”の話です。

おじゃん、元も子もない、さっぱワヤ、ハシゴをはずす、の台なしです。

 

と、その前に・・・・

昨日は嫁さんと訳あって京都へ”都をどり”を観に行っておりました。

早めに着いて高台寺近くの前田コーヒーでブランチ。

モーニングセットとすれば少々お高いのですが(930円)、それだけのものでありました。

満足至極であります。

こんな店が家の近くにあればええよなぁ。

 

芸妓受け渡し窓口でチケットを受け取り、多少優越感(ワンネスなのに、笑)

舞妓さんのお点前は、直接出される人以外は作法もヘッタクレもない状態でして、その他大勢にはお運びさんが持ってきて、とっとと菓子食ってとっとと茶飲んで出てってくれ、て感じ。

これから行かれる方、どうぞ安心してお出かけください。

ただし、舞妓さんの前で主客となったら話は別ですけんね。

僕は豆涼さん目当てでして、彼女は小野小町役でありました。

舞台は春夏秋冬織り交ぜて約1時間の公演ですが、非常に楽しめました。

いや本当に、観たことがないのであれば、是非お勧めいたします。

平日でしたら当日券ありまくりです。

 

僕はその後、丹波橋で嫁と別れ、一路大阪へ。

天六のなにわの湯で露天風呂三昧とマッサージを受け、準備万端で梅田の老松町にある今ではほとんど予約が取れないキッチンニコの姉妹店でお寿司屋さんという”鶴と亀”へ。

平日の5時から一人だけなんで、何とかなるかなと思いつつも、裏技使って直接電話せずにニコの太郎ちゃんに頼んで予約とってもらいました。

僕、初めてなんです、この店。

最終的には一回来たら忘れない場所にあり、以前よく来ていた遠州という鰻屋さん(現在閉店)のすぐ近くにあるのですが、この路地わかりにくっっ!

 

天六の”寿司しん”さんもマスコミ露出が多すぎて予約取れない店になっちゃいましたが(カウンター8席の店がテレビ出るなっちゅうねん)、この鶴亀もひっきりなしに電話が鳴り、「申し訳ございませんが、あいにくそのお時間は・・・・・」の応酬であります。

アシスタントのめかたちゃんに「じぶん、その調子で言い寄ってきた男に『またお待ちしています』て言うたらあかんで」のアドバイスを(笑)

それにしても、場所がわからんかったんでニコに電話して聞いたんですが、ノリ君はアメリカ領事館の一本南の老松通りて、メチャクチャ言うとりました。(ホントは北にある)

本職の寿司屋さんのようにはいかないのでしょうが、大変美味しいです。

コースで3500円という破格の値段です。

でもわたくし、お酒を飲むのでその倍の金額を支払うことになります。

 

老松町というのは骨董商とか隠れ家的なレストランがあったりの大人の街です。

場所柄、弁護士・会計士・医者などが多く集う街です。

ケン坊も見たこともないような真面目な顔して仕事してます。

でも、僕が行くと雰囲気崩れまくりです。

他の客、マジなので途中で自重しました。

そういや僕も歯医者の端くれでした(笑)

 

その後、宇田さんのバーに行くと税理士のヨネちゃん発見。

歯の相談にのってたら、なんやエライ感謝されて一緒に(超久々の)新地のクラブへ連れて行ってもらいました。

何気に横に座った女の子にエッチなこと言うてた気がします。

あと、覚えてないです。

タクシー降りたんと、脱ぎ散らかした衣服だけが最後に僕の網膜に残っております。

みなさん、こんな男の書くブログ読んでるんです。

ええ加減あきらめてください(笑)

 

で、やっと本題です(前置き長っ!)

何回目か忘れたくらい観たDVDのマトリックス3部作。

最後のレボリューションズでエージェント・スミスがかように申しておりました。

「人間は目的なしには生きられないから、平和のためだの、愛のためだの幻想をでっち上げて安心している愚かな生き物だ」

みたいな。

さて、お立ち会い。

「シャングリラからの伝言」で書いてあることがぜ~んぶ嘘だったとしましょう。

宇宙の始まりも、向かう先も何もかもデタラメ。

輪廻転生も胎内記憶もあり得な~い。

自殺したらそれで終わり、全部チャラになって今の苦しみから抜けられる。

死んだら無、なんにもなし。

体験のために僕たちは存在するってえのも、人生の目的を無理やりでっち上げてるだけで、人生に目的など最初っからないのだ。

人は生まれて、生きて、死ぬだけ。

さあ、あなたはどうする?

 

これで心が揺らぐようじゃ、まだまだ半人前と申せましょう。

都をどりの舞台を観て思ったのです。

宮中文化など一般ピープルから言えば全くの別世界。

都には天女のようなお人が居りなさる、くらいのもの。

ほとんどの人は村の外へは出たことがない状態で生まれ死んでいく。

あの山の向こうに、あの川の向こうに、何があるかも知らないし、知る必要もない。

 

これっきりの人生なら、やったもん勝ちですか?

金儲けて、セックスして、旅行に行って、美味い物食って、それが幸せですか?

すべて認識の問題です。

そうなら、そうだし、そうでないなら、そうでない。

千年前でもマザーテレサはマザーテレサであったでしょう。

幸せを求めるのではなく、どうすれば自分は心地良いのか?ではないでしょうか。

本のはじめに「最初のひとり」という詩があり次のように書かれています。

 

はじめて人間が地球に降り立った時のことを考えた

(中略)

自分がどんな姿をしているかもわからない

ただ視点があるだけ

生きるための知恵も何も、教えてくれる他の人間がいない

その時、何をしているか・・・・・?

・・・・・ただ心地よいことをするだけ

 

今さらながらよく書かれている本であると思う次第です。

 

〇〇ってどうなの?

自殺したらどうなるの?

こんな場合はどうなの?

 

他人に問うなかれ。

疑問も答えを探す行為もすべてマインドの罠。

疑問などないのだ。

疑問がないのにおかしな言い方だが、答えはあなたの中にある。

あなたは知っているのだ。

あなたは智慧とともにあるのだ。

どうして他人に聞くのか?

聞くということは知らないことになる。

しかし知らないわけではないので、そこで葛藤が生じる。

だからいつまでたっても苦しむのだ。

子供たちよ、

問うこと勿れ。

あなたはわたしであり、全知全能なのである。

 

でね、ゴールドシップは4枠に入るとは思ってたけど、8番かぁ・・・・

おまけに狙ってた1枠にフェノーメノ入っちゃったよ・・・・(→トーセンラーの間違いでした。フェノーメノは3枠6番)

本日より福井競輪にて共同通信社杯(GⅡ)が開催されています。

仕事をしていない人が羨ましい今日という日。

2013.4.26

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