Handsome Woman ”ハンサム”ウーマン
昨夜は同級生に誘われて天満へ。
超人気店となった「寿司処しん」が、なんと水曜日の電話で7時から予約取れました。
奇跡と申せましょう。
その後、寿司屋の後やのに何でか知らんけど、鰻の天五屋へ。
寿司屋の後やのに、ここでも刺身と鰻丼喰いました。
本当は2階にあるバーに行く予定だったのに、鰻です。
どんな予定じゃ(笑)
で、梅田のスナックでカラオケ唄いまくりの助なんですが、その店にトミーズの健ちゃんが来てました。
非常に良い人です。
英語の歌を唄うのですが、明らかにフリ仮名のカタカナ見て歌っています。
あのカタカナ隠したらきっとよう唄わんと思います(笑)
天満のアパホテルへご帰還。
ちゃんとベッドの上で寝ましたよ。
ベッドの中じゃありません。
ベッドの上です。
こういう場合、ベッドと壁との隙間に身の回りの色んな物が散乱しているので、チェックアウトの際は注意が必要です。
で、本日。
安田記念は、そう来たか、でハズレ。
僕、3連単オッズ100万円のに3千円賭けてました。
当たったら3千万です。
世の中そんなに甘くありませんわ。
と、そんなことはどうでもよくって、本日のハンサムウーマンは奈良が誇る、いえいえ、日本の誇りである女性映画監督の河瀬直美さんであります。
わざわざ女性ってつけなくてもいい気もするけど。
彼女が先日のカンヌ映画祭の審査員務めてたって、皆さん知ってはりました?
僕はすご~いって思いました。
だって、あのスピルバーグやニコール・キッドマンらと一緒に10日間同じ映画を見て、話をして審査をするんですよ。
欧米ですからホッペにチュの挨拶をいつもしていたわけです。
う~ん、羨ましくもあり、そうでもなし。
今回の審査員をセレクトした方は次のように語りました。
「ナオミ、僕は君を映画監督として審査員に招いたわけじゃないんだ。一人の人間ナオミとして来て欲しいんだ」
これって、ドえりゃあすごいことですよね。
本日午後1時から奈良100年会館にて歯科医師会主催で「なら 歯と口腔の健康づくり条例制定に伴う記念シンポジウム」が開かれ、そのゲストスピーカーとして彼女が招かれたわけです。
テーマは「食べること 生きること」
彼女の映画撮影現場はかなりシビアだそうでして、役者もスタッフも皆が煮詰まった状態になる。
そんな時に、美味しい食事を皆でとって一度リセットし、また撮影に臨むんですね。
彼女の映画のケータリングを担当していた男性(かなりエエ男)が、一時期うちの近くでカレー屋さんやっていて美味しかったんですが、やめちゃいました。
この人映画にも出演してたけど。
通常はプロのケータリングを頼むとお金がかかるので、撮影場所の地元のおばちゃんたちを巻きこむんだそうです。
温かいものは温かい状態で、揚げ物は揚げたてを、という河瀬さんの信念の元、役者・スタッフ一同彼女の映画作りの中で何が心に残っているか?と聞かれたら、それはあの時のおにぎりが美味しかった、みたいな・・・・・
そんな彼女が2週間ぶりに奈良に帰って来て何をするかというと、借りている農園で作っているえんどう豆の収穫。
河瀬さんとうちの嫁さんは、小学校のママ友なので、彼女が多忙にもかかわらず身の回りのことをきちんとして生活している人だというのは知っていました。
本日、日曜日の夜11時から京都FM、αステーションでDJもやっており、映画作りや何やかやで超多忙のはずなのに、PTAの役員もしたりして、で、衣食住もきちんと考えている。
まぎれもなく ハンサム・ウーマンです。
スピルバーグやキッドマンと今やメールのやり取りをするこの人と、嫁が知り合いというのが何とも自慢。
あ、これ言ってなかった、ていうか書いてへんかったんですが、先日 元・西本願寺総長の僕の叔父が亡くなったので仮通夜と本葬に行きました。
その仮通夜に つんく♂夫妻が来ていました。
叔父の息子つまり僕のいとこと親友なので忙しい中わざわざ来てくれたようです。
彼はいとこの披露宴でもビデオレターを送ってくれて、でも、悲しみ事には自ら駆けつけるという、きちんとした男でした。
本願寺の現総長も本葬に来られていまして、その翌日位にかえる庵さんで産経新聞見ていたら、「あっ!この人や」
インタビュー記事が出ておりました。
仕事では自慢できないので(自信がないのじゃないよ)、たまにはこういう風に自慢させてね。
完全に他人のふんどしやけど(笑)
河瀬さんの講演の話に戻ります。
お母様が亡くなられる前、認知症になっていたみたいで、食べるというのは本能だと思うのに、それになると食べる行為すら忘れてしまうということに衝撃を受けたと話されました。
口に食べ物入れても顎を動かすということを忘れてしまう、舌を使うということを忘れてしまう、そして誤嚥して肺炎で亡くなってしまうこともある。
そうなんですね。
先ほどの撮影現場での食事の例のように、食べるということは人にとってすごく大切。
美味しいものを追及するのもいい、安心・安全に超こだわるのもまぁいい。
でも、本当に、もっともっと、これだけは大切っていうのは、家族が笑顔で楽しく食事すること。
それを強調しておられました。
かつてお母さんがこの時期になると必ず作ってくれた、えんどう豆の炊いたん、それに豆ご飯。
その時は何も考えず食べていたけど、自分が母親になって今、気がついたら同じことを子供にしている。
2週間留守にしていても、えんどうは勝手に育ってくれている。
勝手に、じゃないか。
地球が、大地が育んでくれている。
だから、つないでいかなくちゃ。
自分たちの文化を連綿と。
そしてそれを支えてくれているこの地球(ほし)を。
生きて 逝く。
生命は見えない形でつながっていくのだ。
そして、縦だけじゃなく横にもつながっていたい。
震災の時の世界からの励ましのように。
そのために河瀬監督は、奈良国際映画祭というのを運営されています。
彼女曰く
河瀬という個人の映画祭じゃないのです。
この奈良という伝統ある土地で、日本中、世界中から人に集まってもらって、つながってもらいたいという願いで行っている映画祭です。
ということで、皆さんも 奈良へ来てね。
JR、近鉄の奈良駅からしばらく歩いたら世界遺産にめぐり合える。
確かにそんなとこ無いかもしんない。
今度は僕も映画祭に行こう。
次回開催は2014年。
興福寺の五十二段のレッドカーペット(下)でお会いしましょう。
カーペットの上歩いたら即、ツマミ出されるわね(笑)
2013.6.2