当院主催の咬合セミナーが無事終了しました。

埼玉から受講しに来られたその先生は某大学歯学部の臨床(客員)教授をされています。

第一日目の日曜日は僕とその先生でのマンツーマンの講義と実習でした。

僕よりもずいぶん年上の先生ですが、非常に気さくな方でやり易かったです。

夜の食事会では第二日目から参加の奈良県歯科医師会の先生一人と、実習の患者さん役として応援をお願いした名古屋の旧知の先生とをまじえて、当分準備のために控え気味だった酒をずいぶん飲んで酔っ払ってしまいました。

二軒目のホテルのバーでは、どうやら先にお二人が帰り、そのホテルに部屋をとっていた名古屋の先生も(支払いをしてもらって!)部屋に戻られ、僕はどうやら昏睡状態だったようです。

なんとなく閉店の空気がわかったのでしょう、目が覚めたらボックス席に座っているのは僕だけのはずなのに、妙に派手で変な色気を出している老齢の女性が一人。

あんた、誰やねん? なんでそこに座ってんの? ・・・・心の声

午前0時30分のことでした。

このバーで寝るのは初めてではありません(覚えている限り3度目)

羽場さん、いつもいつもごめんなさい。

 

2日目も無事終了し、受講者の先生を車で近鉄奈良駅まで送り、診療所の後片付けをして、、、、、

ドッと疲れが出ました。

身体中あちこちパンパンに張ってるし、それだけ知らないうちに力が入ってたんだなぁ、と実感。

でも、やりながら僕はどんどんのって来てる感じ。

最後のクライマックスに向けて、咬合のちゃぶ台ひっくり返すような話や虫歯の本当の本当の原因などを語っていきました。

実習も含めてですが、およそこのような咬合のセミナーを僕は知りません。

唯一、僕がかつて受講した”ナチュラル・オクルージョン・セオリー”のみが該当しますが、今回の2日間コースの内容は実習時間が多少短かったとはいえ、それをも遥かに凌駕すると自負しています。

 

今年になって歯科雑誌のクインテッセンスに広告を3度ほど掲載しましたが、書かれてある文句は歯科医であれば絶対に興味をひかれるはずのものなのに、驚くほど反響はありませんでした。

もし、あの広告内容で、講師が有名どころだったら、きっと問い合わせが殺到していたことでしょう。

その中で唯一受講を希望され、遠く埼玉から来られたO先生には感謝の言葉もありません。

O先生の要望で日曜日と祝日との連休での開催となりました。

そうなると、当面はもうこの海の日しかないのです。

わざわざ日程を合わせたことに恐縮されていましたが、もし2月や3月に受けられていたなら、今回お話した内容は話せなかった.

それら非常に革新的な話は当時の僕の頭にはなかったのです。

 

5月、6月とこのセミナーに向け何となく準備をし、本を読んだり調べものをしたりするうちに、ようやくここ数日でまとまってきた話なのです。

日本中どころか、世界中の歯医者でも誰も気がついていないと思われることをお話しました。

(でもね、世間は広くて、とっくに知っている人もいるかもしれないけど、そういう人は表の世界に出てこないのよ)

O先生がこの連休を指定してくれたお蔭で、僕の頭脳は驚異的なレベルアップを果たしました。

この話は、誰でも素直な気持ちで聞けば、明日からすぐに実践できることばかりです。

差別化もへったくれもない、あらゆる人向けの、腕の差も関係ない単なる”話”です。

その話はなぜ虫歯、歯周病、顎関節症になるのか、なぜ口の中が壊れていくのか、その大元の原因に言及しています。

そこを修正することなく、治療をしても仕方がないでしょう。

子供たちに、その親たちに伝えることによって未然に歯科的疾患を予防できるでしょう。

 

噛み合わせ治療で言えば、ほとんどの歯科医は下顎の位置がずれているために不定愁訴が出現する、そしてそのずれには噛み合わせの不調和があるので治療しなければならない、と考えます。

ではその噛み合わせの不調和はどうして起こったのかについて追求する歯科医はごくわずかです。

下顎の位置ずれというのはあくまでも結果に過ぎません。

一見、原因に見えるそれは結果なのであって、それの原因を探らなければ意味がない。

 

今までの常識を覆すような話というのは学会や論文では非常に認められにくい。

「エビデンス(学術的証拠)は?」と必ず問われます。

あのね、従来の概念が間違っているという問題提起をするのに、それを支持するような論文があるわけないということに何で気づかんか、このボケは! と思います。

しかし、世には変わった歯医者、常に自分で疑問を持ち考え続けている歯医者はそれなりにいて、そういう人のブログを読むと非常に参考になります。

今回も幾人かの歯科医の書いたものに大いに触発されました。

論文じゃなくてブログなのね、本当のことが書けるのは。

 

生涯の中でたった一回きりの咬合のセミナー。

これは僕に多大な恩恵をもたらしてくれました。

俄然やる気が湧いてきました。

僕の新たなアイデアは歯科的な治療介入を極力減らしてくれます。

ただ、その重要性に共感し自分の生活習慣を改めるか否かは患者さん次第でして、相変わらず他力本願でお金と引き換えに歯科医に治してもらう方が良いという人には向きません。

そういう人は徐々に相手にしてられないや、と思うようになってきました。

 

セミナーが終了しましたので、それら健康に関する最新情報をそろそろ小出しにしていきます。

聞いてみれば何てことのない話ですが、明確にわかり易い説明を受けると、きっと何か違うと思います。

まあでも、しばらくは自分の緊張を解いて、酒飲んでホワンとしておきたい今日という日だったりして。

2013.7.16