重金属汚染

本日は整体のM先生のところへ。

自覚症状はないものの、腸内細菌のバランスが悪く、そのせいで身体のバランスを崩しており、横隔膜が硬くなって無理に呼吸するものだから眠りが浅くなっているとのこと。

そういや、ここ2,3日なかなか寝付けないのですよ。

もう少し調べてみるともっと深い原因があったということです。

僕は整体ベッドにうつ伏せで寝ていますので、背後でM先生ほどの人が「う~ん」と唸られ考え込まれると、非常にドキッとするのであります。

言いにくそうに原因を言われるので、まるで癌の告知みたいだったのですが、結局は重金属が身体に溜まっていて、そのせいで腸内細菌叢が変化したのだそうです。

その金属とは水銀とベリリウム。

それを除去するためにあるアミノ酸を摂るように指示されました。

「ゼオライトはどうなんでしょうか?」と聞いたところ

ゼオライトは水銀やベリリウムの排毒にはほとんど効果がないそうです。

僕はゼオライトは結構万能だと思っていたので、M先生の答えは実に意外でした。

こういったものは世間では何にでも効くように言われがちですが、やはりきちんと調べないとダメですね。

 

日本人に多い(溜まりやすい)のが水銀だそうで、これは案外魚介類とか海藻とかも関係しているのかもしれません。←あまり根拠ないですよ。ただ何となくそう思うだけです。

僕たち歯科医は必然的に重金属汚染を受けやすい環境にいます。

特に20年くらい前まではアマルガムという水銀と銀の合金がごく一般的に歯科治療に用いられていましたので、それも無関係ではないでしょう。(現在では使われることはまずないと思います)

必要があって歯に詰めているアマルガムを除去する時は、極力患者さんが飲み込まないように注意を払います。

保険で認可されている金属はほとんどが厳密に言うとロクなものではないので、被せ物を調整している時にでる粉塵も歯科医にとっては良い影響を与えません。

もちろんそれをずっと歯に接着されている方はもっと影響を被るわけですが、それが保険治療なわけですから如何ともできません。

金属アレルギーなど歯科で使う材料についてもそのうちサイドメニューに書かないといけませんね。

ちょっと、そっち関連の記事の更新が止まっちゃってます。

 

今、当院で自費の義歯治療をする場合には、ピーナッツやスルメなどのテストフードを食べてもらうようにしています。

MTコネクターをする場合には、このピーナッツチェック、スルメチェックは必須で、発案者の宮野氏はそれで特許申請をしているくらいです。

通常、ロウ義歯(まだ完成手前でロウの上に入れ歯の歯を並べている状態)で、前歯の歯並びがおかしくないか、奥歯の噛み合わせがきちんとなっているかをチェックして、問題なければ完成へともっていきます。

そのロウ義歯の状態で患者さんにはピーナッツを食べてもらいます。

その時に歯ぐきのどこかに痛みが出れば、その原因となる噛み合わせの部分を調整し、最終的に痛みがなくなるまでにします。

ロウの上に並べているわけですから、わずかな噛み合わせの調整で済まないくらい歯の並べ方がおかしければ(といっても1mm以下の話)、ピーナッツを食べている間に歯が取れてきます。

こうなれば歯を並べ直すか、そもそも噛み合わせを決める操作に誤差があったと考え、そこからやり直します。

 

無事入れ歯が完成しても、ロウをレジンと呼ばれる硬いプラスチックに置きかえる際にどうしても僅かな歪みが生じますので、やはり噛み合わせの微調整が必要となります。

この時にはピーナッツではなくスルメを噛んでもらいます。

痛みがなくそれが噛み切れて飲み込めればOKで、そうなるまで調整を繰り返します。

要するにスルメがきちんと噛めない状態では、最終的な入れ歯をいれて帰って頂けないということです。

普通はここまでで良いのですが、宮野歯科では茎ワカメも噛んでもらっています。

これはいわゆる”歯応え”というのがきちんとわかるかどうかを調べるのです。

そこでうちでも取り入れようと思い探しました。

テストフードは出来るだけ患者さんの前で新しいものを開けたいので、小分けにしているものが望ましいわけです。

ピーナッツとスルメは近くの店にあったのですが、茎ワカメが見つかりませんでした。

ということで、M先生の帰りにまずはドラッグストアでアミノ酸を買い求め、次に大きな菓子店で茎ワカメを探したところ置いてありました。

やっぱり大阪は違うわぁ。

 

僕が今、大阪のミナミに出て違和感感じるのは、あまりに多くの飲食店があること。

かつて頻繁にそこを徘徊していた身で偉そうに言えた義理ではありませんが、これはやはり異常です。

今、ミナミの街で最大の迷惑ってなんだかご存知ですか?

風俗の無料案内所でもなければ、韓国人女性による「お客さん、マッサージいかがですか?」の呼び込みでもなく、黒服によるキャバクラの呼び込みでもなく、若い女の子による「ガールズバーいかがですか?」の呼び込みでもありません。

居酒屋の呼び込みなんです、実は。

これはかつてキャバクラなどの呼び込みをやっていた男の子たちが、鞍替えしてるんだそうです。

店が雇っているのですが、店のスタッフではなく、呼び込んだ客の数に応じてキャッシュバックするシステム。

だから非常にしつこいです。

僕に声がかかることはありませんが、若い女の子同士でミナミに遊びに来ている子は無理やり連れ込まれたりしています。

ま、連れ込まれたところで所詮居酒屋ですが、見ていてあまり気持ちのいいものではありませんし、どうして自分で自分の首絞めてるということがわからないんだろう?

アホじゃ。

 

今日心斎橋を歩いていて、ドラッグストアの多いのにも驚きました。

皆さん、市販薬や健康食品を買われるんでしょうが、それって止めといたらいいのに。

僕もM先生に指示されない限りはそんなところは縁がありません。

奈良に帰ってくると、ビミョ~な天気。

僕は湿度が高いのが一番イヤ。

雨が降るんやったら降る、晴れるんやったら晴れる、どっちかにしてくれぇ。

2011.9.1

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