Big Issue(ビッグイシュー)とはロンドンに端を発したホームレスの人しか販売できない国際ストリート雑誌のことで、一部300円で売られその売上金の一部を収入とし、彼らの自立を支援するというものです。

今朝NHKのニュースを見ていたら次のようなものをやっており、これは近畿ローカルだと思われるので皆さんにお伝えしたいと思います。

ただしうろ覚えで書いているので細かいところは正確ではないかもしれません。

 

日高進(54)さんは以前、名古屋で建築関係の仕事をしていましたが、ある日職を失いました。

その後仕事を探しましたがなかなか見つからず、結局路上生活をするようになってしまったのです。

路上生活をしていると道行く人は、まるでそこに自分がいないように前を通り過ぎていきます。

自分は透明人間じゃないか、自分がこの世界に存在している価値はあるんだろうか?と自問自答の日々が続き、こんな自分は生きていても仕方がないと、ある日首をつって死んでしまおうとしました。

結局それもままならず、そうこうしているうちにBig Issueと出会ったのです。

大阪の北部、高槻駅前に立ち通りがかる人に雑誌を販売しますが、でもまだ何か違和感があります。

そんなある時ふと川柳を作ってみました。

 

「雨降って 立つか立たずか 財布見る」

 

雨が降って雑誌を売るために駅前に立つかどうしようか迷う、ということなのですが地下街ならともかく、外に立っている日高さんの場合雑誌を売るわけですから雨に濡れると困るわけです。

「そんなことだからお前らホームレスはダメなんだよ。雨だろうが何だろうが働け」と言われるかもしれないけれど、その時の自分の気持ちを言葉にするということに日高さんはハマっていきます。

そのうち雑誌を買ってくれる人に、それと一緒に自分の書いた川柳を渡すようになりました。

すると次に日高さんの前を通りかかる時に、感想を言ってもらえるようになったのです。

すごく嬉しかったそうです。

 

今日も日高さんは高槻駅前に立ちます。

もう以前のような透明人間ではありません。

皆の前にきちんと認識された状態で存在しています。

日高さんの川柳の中でも人気の作品がコレ↓ 

 

人生は 思い通りにゃならんけど やった通りにはなる

 

※本日は短編小説「永遠の1/2(ハーフ)」をお送りするはずでしたが、予定を変更してBig Issueを掲載しました。

「永遠の1/2」につきましてはいずれ日を改めてお送りしますのでご了承ください。

2010.9.1