It’s A Parallel World(なぜ争いはなくならないか?)

先日の尖閣諸島沖での中国漁船と海上保安庁の巡視船との衝突事故について皆さんはどう思われますか?

ほとんどの人は中国に対して否定的な見方をするでしょう。

どうしようもない国だというふうに思われる方も多いことでしょう。

まず疑問に思うのはなぜとっとと撮影していたビデオを公開しないのか、という点です。

高度な政治判断と言われるものなのでしょうか?

僕はこの件に関して全く裏情報も何も持っていないのですが、ちょうどパラレルワールドを説明する良いサンプルなので引き合いにだしました。

どちらからぶつかったかはともかくとして、衝突があったという事実は日中ともに認識しているわけです。

そしてそれがどちらの領海であったか、どちらから衝突したのかが争点なのですね。

ではビデオを公開すれば本当にそれらの問題は解決するでしょうか?

あるいはそれぞれの航海記録を公表すれば真実が明らかになるでしょうか?

真実とは何か?」でも述べたように、視点が違えば同じ対象物も全く違って見えるのです。

これはね、スピリチュアル的観点から言うと、何をしたって唯一絶対の真実が明らかになることは100%ありません。

日本も中国もその衝突を相手と違うように見たいからです。

これが、現在のお互いのスタンスの違い、つまり分離感が生む過去のパラレルワールドです

。お互いにいがみ合っている限りは、例え1分前に衆人環視の中で起こったことであっても、認識の一致はみません。

違う過去を作ってしまうのです。

これこそが世界中で争いがいまだになくならない原因です。

すべて人間の分離感のなせるわざです。

どうして世界中で戦争がなくならないか?

確かに暗躍する武器商人や、各メジャー、政治家や国連関係者などの思惑ではあるのですが、つきつめて言えばそりゃ人類がワンネスじゃないからです。

それでね、今のこの時代に起こったことですらこのざまです。

太平洋戦争中のことやもっと過去に遡って、違う国家間で共通の歴史認識なんかが生まれるはずがないじゃないですか。

今回の事件にしても日本と中国ではマスコミが報道する内容も全く正反対です

ということは歴史の研究者が参考にする古い書物もどこの誰が書いたのかで、意味が違ってくるわけです。

あくまでも書いた人の視点、あるいはその編纂を命じた時の指導者の意図が明らかに反映しているのですね。

だから僕はいつも言うのです。

歴史なんか教えるのはやめなさい、と。

それよりも、より良い未来を作るためにお互いがどうすればよいか、どうすればワンネスに目覚められるか、それを語り合いなさい。

いつまでもこちらが正しい、相手が間違ってるとやりたいんなら、永遠にやっていなさい、でも次の世代に平和な世界を渡したいと思うなら、やるべきことは違うでしょう。

じゃないと、あと何千年経過しようが今と状況は変わらない・・・

と言いたいところだけれど、もしそんな状況なら人類は確実に滅亡してますな。

2010.9.24

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