インド紀行 その14~神との対話~

これはニールの本のタイトルではない。

2006年9月19日 火曜日 午後6時前

インドのワンネスユニバーシティにて

 

そう、 あの日のあの時刻に

僕は確かに 神と対話したのだ。

 

コース開始14日目

朝はまずアーナンダ・マンダラから始まる。

この強力な瞑想法で重要なのは決して口から呼吸をしないということである。

 

神についての講義

体の細胞が各々協調して働くと、そこには高次の知性が作用します。

体の各器官も肉体も、他の草や木すべてにくまなく高次の知性が存在します。

そしてそれらの集合意識を作り出します。

地球上のすべての高次の知性から全宇宙の高次の知性、つまりミクロのレベルからマクロのレベルまですべてに高次の知性が存在し、それを神と呼びます。

神はそのままでは見ることができないので、その人が規定する形で現れることがあります。

肉体を例にとって考えてみましょう。

手が物をつかんで口に持っていって食べるとします。

その時、体のすべての器官が働いています。

手は手だけのために働いているのではありません。

それはやがて栄養となり手自身を養い、他の部分をも養います。

足を怪我して手が知らんふりしていても、そこからバイ菌が血液中に入れば手も感染症を起こします。

ある細胞に障害が起きると、結局他の細胞にも影響を及ぼします。

そして他の器官、やがては体全体に影響を及ぼします。

ある肉体に障害が起きると他の肉体にも影響を及ぼし、やがて全宇宙にも影響します。

我々人間も各々が全体を構成する細胞なのです。

一人の人間が全宇宙に関係するのです。

だから自分が助かればよいのではありません。

人を救う必要があるのです。

それがすなわち、いずれ自分も救われることになるからです。

 

我々が苦しんでいる時、神も同様に苦しんでいます。

だから神が我々を助けるということは、神が自らを癒そうとしていることに他ならないのです。

我々が神に依存しているように、神も我々に依存しています。

そしてその癒しの手段がディクシャなのです。

ですから出来るだけ慈悲深い心でディクシャを行い、人々を救わなければなりません。

ディクシャを人に対してするということは、自らをディクシャすることなのです。

ディクシャギバーは神の意思に従い、神が地球上で成し遂げようとしていることを助けなければなりません。

神はいつもあなたを助けようとしています。

しかし、神は同時にあなたが規定するものです。

あなたが心をオープンにしなければ、神は助けたくても助けられません。

アヴァター(神の化身)とは、神が人類を救うために人間の形をとって現世に顕現したものです。

 

神についての講義はよく理解できた。

5分の休憩の後、アンマ・バガヴァンディクシャ。

これまた長くて強烈。

笑う人、泣く人、多数。

 

昼食の時に食堂の裏に猿が出現。

 

なんかだんだんディクシャギバーになる瞬間が近づいてきている感じでドキドキする。

それと早く日本に帰って、毎日をとにかく生きてみたいと強く感じる。

 

宿舎と食堂の間の工事中のところ、せっかく積んだブロックをまた壊してる。

そりゃワンネステンプルもなかなか出来んわ、こりゃ。

 

午後5時半 午後のセッッション開始

 

先ほど述べた神のあり方はひとつの側面に過ぎません。

神にはまだまだ他の多くの側面があります。

友人だったり、両親だったり、恋人だったりします。

神と結婚して光になって像の中に消えた女性の話を聞く。

神はあなたが規定した形で現れます。

 

この時、僕はプレゼンスにもう一度尋ねてみた。

 

僕たちは、友人関係ですか?

反応なし

親子関係ですか?

Yes

親子だとしたら、父親ですか?

反応なし

母親ですか?

反応なし

まさか僕が親であなたが子供ですか?

反応なし

僕が子供であなたが親ですか?

Yes

 

「あなたの考えはあなたの考えではありません」等、バガヴァンの教えを聞いてあなたは苦しみから解放されました。

悟りました。

それで?

他の人たちを苦しみから救うにはどうしたらよいのでしょう?

それには神の恩寵が必要です。

神と太い絆を築くことです。

 

仏陀が悟った時の言葉

「ぎゃてい ぎゃてい はらぎゃてい はらそうぎゃてい ぼじそわか」

means ”Gone, gone, gone.”

 

皆で輪になってムーラマントラ唱えながらお祈りをする。

 

ここにいるみんなが、あなたと深く結びつきますように

そして決して利己主義に陥ることなく、あなたの手足となって働けますように

 

今まで偶然の一致と思っていたすべてのことに神の助けがあって、今、我々はここにいる。

そして、あなたと出会った。

 

明日は大変重要な日です。

ディクシャギバーになるためのイニシエーションを行います。

そしてその前に準備のためのホーマを行います。

 

思ったより早く来た感じ。

 

それまで沈黙でいてください。

そして神との愛がもっともっと深くなるように祈ってください。

ディクシャのパワーはあなたと神の絆の太さに比例します。

 

大矢さんからの話。

おそらくもう一度、バガヴァンのダルシャンが行われると思います。

その時にチャンティング(詠唱)と日本の歌を歌いたいと思います。

チャンティングはダーサジーからの要望で般若心経にして欲しいとのことです。

どれくらいの人が歌えますか?

~25人ほど手を挙げる~

半分以上が歌えるんや。

すごいね。

 

日本の歌は男性陣は圧倒的多数で「ふるさと」

女性でも決をとって決めるとのこと

 

夜はコスミックビーイングとの瞑想。

こんなに毎日するものなの?

夕食後、ネーマンでのアンマの祝福の受付。

5万5千円と2千ルピーで申し込む。

明日は6時半集合、7時からホーマ

インドでは神聖なことをする時には、頭からきれいに洗うのだそうだ。

シャワーを浴びておくようにとのことである。

2010.11.20

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