インド紀行 その15~ディクシャギバー誕生~

コース開始15日目

 

9月20日(水) 晴れ

5時20分起床

とても不思議な感じの朝焼けを見る。

シャワーで身を清める。

ついにディクシャギバーになる日が来た。

皆心なしか少し気合いが入っている感じ。

6時半より少しホーマとディクシャについて説明がある。

ディクシャは昔からあったもの。

キリストも頭に手を置いていたが、その当時はまだ一般大衆の準備が整っていなかった。

仏陀は「これで皆が私と同じようになれるだろう。但し今生では無理かもしれないが」と語ったらしい。

800年前にインドで悟った人だけのコミュニティができたが、時の政権に迫害され虐殺された。

だがその人たちの一部は生き残り、今もコミュニティを作ってアンマ・バガヴァンの運動に賛同しているとのこと。

 

7時よりホーマ

火の神を呼び、ガネーシャとアンマ・バガヴァンに来てもらう。

今までのことを感謝し、これからのことをお願いする。

我々を高い意識状態にしてもらい、そのことにより他の人々もそこに導いていけるように。

 

そこにある雲に息を吹きかけたとします。

もちろん息は雲に届かないし、雲も動かないでしょう。

でも周囲の大気は確実に影響を受けています。

周りの大気が影響を受けるということは、そこの雲にも何らかの影響があるということです。

こういうふうにあなたの考え、行動すべてのエネルギーが全宇宙に影響を及ぼします。

 

10時45分 イニシエーション開始

アンマ・バガヴァンに私の器官、細胞、DNAすべてを黄金色の光で満たしてくださいと願う。

まずパドゥカの儀式。

両手を上に向け膝の上におき、この手をアンマ・バガヴァンの手にしてください、

そして私の手を通じて何千人の人にディクシャをしてください、

この手に黄金色の光を満たしてください、と願う。

 

ホーマで清めた水を頭頂部にふりかける。

パドゥカを使ってディクシャを受ける。

そろそろあちこちで笑い声が起き始める。

僕の番

パドゥカで頭を押さえられると光がチカチカチカと見えた。

各班ごとに並び、担当ダーサジーによるディクシャ開始

ついにその時だ

楽しみだが、少し緊張する

まずマーラーを首からかけてくれる

そしてディクシャ

頭頂部、側頭部とすごく震える感じでディクシャをしておられる

ん?おでこにキス?

きっと詩のお礼だと思うが、生まれて初めて男の人にキスされた

最後に眉間にクムクムを塗る

マーラーと呼ばれる首飾りは玉がひとつずつ分かれて別々のように見えるが、それらはすべて一本の糸でつながれている。

ワンネス

これでディクシャギバーの誕生だ!

僕はイニシエーションのディクシャを受けても特に何も感じなかったが、周りはエライことになっている。

特に部屋の後ろの方は騒がしい。

「ワーハッハッ」

「最高!バガヴァン最高!」

「何もない」

「バガヴァン~」

etc

 

彼らが喜ぶのを感じて僕はうれし涙

本当によかったね!

その後、みんなで dance! dance! dance!

 

これであなたたちもバガヴァンファミリーの一員です。

あとはゆっくり休んで今夜のバガヴァンのダルシャンに備えてください。

皆で祭壇の前で感謝のお祈りをしながら五体倒置の姿勢。

 

今までの何百、何千という生まれ変わりの中でやっと今回、神の国の入り口に立てました。

今までのご先祖様、聖人様、すべてに感謝いたします。

私はたった今から神の手足となり生きていきます。

 

今日はアンマがGC1に来ていて、イニシエーションを行うダーサジーたちを祝福していたらしい。

1時半終了

お昼を食べた後、洗濯。

久江さん、藍、ふう、慧、 お父さんはディクシャギバーになったよ!

 

5時45分に集合してGC1へ。

ダルシャンは結局7時20分から始まった。

もうこのくらいの予定通りにいかないのには慣れっこである。

バガヴァンが登場し、アルティと呼ばれる献火の儀式で始まり、ダーサジーたちのサンスクリット語による般若心経ののち、我々による日本語での般若心経。

沈黙し瞑想する。

ふるさとを唄う。

バガヴァンは目を閉じた状態で聞いておられる。

アルティで終了。

 

今回は我々日本人だけのためのダルシャンだった。

最後にバガヴァンが退場する時、またしても投げキッス2回、心からやってるよというポーズを2回。

明日は珍しく10時からだそうです。

夕方、突然大雨になってあわてて洗濯ものをとりこむ。

皆で日本から持参したロープを持ち寄って、部屋を横断するように張る。

これで部屋干しができるぞ!

2010.11.21

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