色は匂へど~Deepな大阪の話~

サティア・サイババ氏が亡くなりましたね。

この時期に亡くなるというのはなんだか象徴的な気がします。

もうカリスマはいらない。

ここまで衆生を引っぱって来て、もう役目は終えたというのでサイババ氏も自分の居場所を変えたのでしょう。

 

以前にも書きましたが、今年は親鸞聖人の750回大遠忌です。

今年にこれがあるというのは、東西合わせれば日本最大数の信者を持つ宗教が統合に向けて動くという意味合いがありました。

でも今のところそういった動きはなさそうです。

何度も書きますが今年は同じ目標を持った性格の違うもの同士が手をつなぎ合う年です。

そうすることにより、地球の波動の流れに乗り、よりスムーズにすべてが動いていくのです。

これでおそらくは浄土真宗というのは段々消えてなくなっていくでしょう。

あらゆる宗教が手をつなぐことにより、各々の宗教というのは神仏の違う側面を表しているに過ぎないということに気づくことができたはずなのです。

しかしそうならないのであれば、一度すべてがゼロに戻って、もう一度新しい概念で宗教を組み直すというふうに動いていくのかもしれません。

どちらにしても、同じ方向にしか進みません。

すべては完璧なのです。

 

日曜日にある特殊な入れ歯の勉強会がありました。

僕は関係ないのですが、知り合いの先生が何人か参加するため各地から来られているので、前日の土曜日に一緒に食事をしようということになりました。

北は秋田、さがって鳥取そして大分からもみえています。

初対面の先生もいたのですが、すぐに打ち解けました。

フィディック

さて、中心となるH先生と飲むといつも最後いくとこまでいくので、前準備が必要だと考えました。

最近、餅飯殿商店街を少し横道に入ったところに出来たバー「Fiddich(フィディック)」

仕事が5時に終わるので、ギネスビールとチーズを少し食して胃に膜を張っておこう。

そんなもので本当に膜が張るかどうかは知りません(笑)

まあ、集合時間までの時間つぶしです。

 

大阪の待ち合わせ場所には20分前に着きましたが、一向に誰も来ません。

そのうちH先生から電話がありました。

「さいちゃん、もうみんな集まってんねんけど、どこにおるん?」

「え?僕ちゃんと一番出口の改札出たところにいますよ」

「ほんま?動物園前の一番出口におる?」

「はい。動物園前の一番・・・・動物園前ですか?僕、大国町におりますわ!すんません、すぐそっち行きます」

ということで、地下鉄で一駅なので着いた時には定刻の7時ジャスト。

 

全国から来られた皆さんに大阪の濃い~ところを案内しようと、その近くで開業されてる先生がそのあたりを説明しながら歩いていきます。

わかりやすく言うとね、要するに通天閣を擁する新世界なんです、その辺って。

A Whole New Worldです。

予約している店というのは、昔一番格式の高かった遊郭をそのまま料亭にしたところ。

居酒屋チェーンの百番がやってます。

店はね、古色蒼然として素晴らしかった。

なんかの指定文化財になってるとかで、下手にいじれないようです。

また、そういうところでありながら席料というのを一切取らないので、満足度の割に安い!

感謝感激であります。

 

次に店を変えて、新世界といえば串カツ。

串カツを食べないことにはどうにもならない。

ところが通天閣方面へ歩いていく途中が最高でした。

 

先ほど昔の遊郭といいましたが、飛田新地というところです。

今でもあります。

一応、料亭という名目にはなっているのですが、料理なんか一切出てこない小さな店が軒を並べています。

玄関先には遣り手婆と真ん中に若い女の子が座っています。

まるで若尾文子をテレビカメラで撮る時のような強いライトが当てられています。

その娘たちが「どうぞ~」と道行く人に呼びかけながらニコニコ笑ってるんです。

女の子達は、歳はハタチくらいで、みな非常にカワイイ。

ライトの当たり具合を差し引いても、ほんとグラビアに出てきそうな娘ばっかりなのです。

僕たちのグループ7人は、全員、目を白黒させてました。

その路の入口には「飛田料理組合」という意味不明の建物があり、その斜め前には無人の飛田交番があります。

意味なし芳一です(笑)

今度、また誰かと冷やかしに来よ。

 

まあそんで串カツ食って、ミナミに移動。

昔のそごうと大丸との間の道を東に入ってすぐ右側にニューコロンブスビルというのがあります。

そこの6階に「ミスターShinの店」というのがあるのですが、ここマジックバーです。

その世界では大変な有名人でして、彼はいわゆる仕込みのあるような手品はしません。

本当にテクニックだけの手品(主にカードマジック)をカウンターで披露してくれます。

およそテレビで見るような大仕掛けのものは、それこそテレビ局の裏方さんに聞いたらわかりますが、綿密に仕込まれているのですよ。

僕は何回も見てるのに唸らされる。

初めて見る先生方3人は口をポカンとあけたまま。

大阪のマジックバーですから、当然笑いをとりにいきます。

ギャグ、満載です。

 

あ、言い忘れてましたが、「いやしの村」からついにフンドシ買いました。

土曜日はフンドシしめてたんです。

夕方、家を出る時に嫁さんに「あんた酔うて絶対に人に見せたらアカンよ。みんな引くよ」

と、強く言われていたにもかかわらず、トイレに行くときに店を手伝っているミスターShinの息子さんとスタッフの女の子にチラッと(あくまでもチラッと)見せてしまいました。

僕にそういうことするなと言う方が間違うてんねん!(笑)

 

でもね、「褌をしめなおす」という言葉があるじゃないですか。

褌の結び目はいわゆる丹田にきます。

しめなおすということは、丹田に力を入れなおすということです。

理にかなっているんです。

フンドシ・・・いいですよ。

とにかく軽い感じ。

妻も買いましたが、女性がフンドシにすると女性器に対してすごく優しいそうです。

皆が皆そうじゃないでしょうが、中には生理の問題が解決したりすることもあるそうです。

生理用品だって、考えてみれば化学処理されたものを常に大切な部分にあてがうわけですから、女性の体にいいわきゃありません。

 

さあもう夜中の1時を回っています。

ニコちゃんとこでも行きましょか。

ういーっす。

5人いける?

今、片付け中?

じゃ、外で待っとくわ。

2階の座敷は満席でした。

あまりの熱気で汗をかくので、スタッフに言ってエアコンつけてもらったくらいです。

そのうち、「すいません、お料理ラストになりますけど」

え?今何時?

3時半て!

そろそろ帰りましょか。

秋田の先生と鳥取の先生がタコ焼き食べたいと言い出したんで(今からタコ焼き食うんかい!笑)道頓堀のマンモス交番前のタコ焼き屋さん連れてって、ようやく解散。

タクシーで家帰ったら4時半で、少し空が白みかけてました。

 

日曜日は昼前まで爆睡して、奈良公園で開かれていたアースデイ(Earth Day)を見に行き、その後皐月賞の観戦。

皐月賞についてはまた今度コメントします。

ちなみに来週京都競馬場で行われる春の天皇賞。

僕の軸馬はナムラクレセントであると申し上げておきましょう。

この春、JRAは半分くらい答え教えてくれています。

誰でも気づきます、こんなもの。

けど、3連単となると当たらない、悲しいことに。

お~い、味勝のマスター!

日曜日、突撃すんで、淀まで。

お金、あるだけ持ってきいや(笑)

 

いろは歌

色は匂へど 散りぬるを

我が世誰ぞ 常ならむ

有為の奥山 今日超えて

浅き夢見し 酔ひもせず

2011.4.25

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「色は匂へど~Deepな大阪の話~」1件コメント

  1. 亜希子 より:

    サイババさん…よく知らないけど、お疲れ様でした。
    色は匂えど…空海さんの言葉、書は、本当に素晴らしいです。生き方、名前もスケール大きいですし。お会いしたことがないのでわかりませんが、改めて模倣していて感じたのは、ご本人は自分は特別だとは思っていなかった、周りの人達がカリスマだと崇めてしまったのでは?お釈迦さんも同じく、普通の人間であろうとした。
    私が、長い間通って資格もとった書道教室にいかなくなったのは、「~しなければならない」「~でなければ笑われる」そんな人の目ばかり気にしている先生と合わなくなってきたからでした。基礎は必要だと思うし、先生の技術は凄くて尊敬していましたし、書だけではなくて悩んでいた私にも心を砕いてくださった方でした。でも正直心から楽しめなかった。
    なんだか他人の操り人形みたいに。
    今、自分の好きな言葉を書いていると本当に楽しいです。
    介護でぼろぼろになったり病気もしたので、本質を生きたいなと思っています。

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