ササキ デンタルショー
土曜日朝のテレビ。
関西圏でいうところの毎日放送と関西テレビはどちらもオーストリア特集。
読売テレビはオーストラリア特集。
なんじゃ、コリャ?
本日は午後早めに診療を終わり、大阪にセミナーを聞きに行ってきます。
ササキという歯科材料店が年に一度デンタルショーといって展示特売をするのですが、併せて歯科セミナーも主催します。
午後5時から7時まで韓国のキム先生のインプラントの話、明日の日曜日は午後1時半から3時半まで東京の土屋賢司先生のオールセラミックの話。
考えてみたら今年は初心に帰って勉強するつもりでしたが、確かによく頑張ってる気がする。
まあ当然といえば当然なんでしょうが、今は聞いた話をすぐに応用し、それが好結果をもたらすのでおもしろいです。
僕は数年前にある勉強会の歯科医師達とソウルにあるキム先生のオフィスで講義を聞き、オペの見学をしたことがあります。
韓国では器械や材料の許認可が非常に早いので、日本よりも新しい情報が手に入るのです。
日本はトロい厚労省のお蔭で世界より2年遅れています。
土屋先生というのは日本でもトップクラスの先生で、僕は直接講演を聞くのは初めてなので楽しみです。
さて、いわゆる保険治療というのは誰がやっても、そして治療が上手くても下手でも料金は一律であり、確実にお金をもらえます。
保険診療をやってお金をもらわないと、それは法律違反になるのです。
ところが自費治療というのは完全な請負契約であり、結果を保証するものでなければなりません。
その結果というのは、僕たちの目から見てというよりも、患者さんの満足度によります。
いくら最新の材料やテクニックを駆使しても、患者さんが満足されなければお金をもらえないということです。
インプラントをしたからお金がもらえるのではなく、インプラントで見た目も噛み心地も満足された場合にお金が頂けるのです。
ですから自ずから歯科医側も真剣になります。
「お金をかけたけど、もうひとつだった」と言われたら評判が地に落ちます。
「お金をかけたけど、その甲斐はあった」と言われたいわけです。
僕たち歯科医は往々にして自己満足のために材料やテクニックを使いがちです。
治療自体が患者さんのためじゃなく自己目的化、つまり治療のための治療になるわけです。
常にそうならないように心がけなければならないと思っています。
真面目か、このブログ(笑)
2011.7.23