話題の「レ・ミゼラブル」です。

かえる庵の奥さんに「絶対に泣きますよ」と言われていたので、絶対に泣かんとこうと思って観ました。

僕はAEONは嫌いですが、映画館は別です。

僕、自分の都合が悪いことに関しては「〇〇は別」と言います。

大人ってや~ねぇ。

夫婦のどちらかが50歳以上なら一人千円で観ることができます。

今のところ50歳超えての人生上の特典はこれくらいです。

およそ2時間半の映画を千円で観られるのなら、これはお得。

ただですね、2時間半と言いましたが、全編これミュージカル仕立てになっておりまして、僕はサウンド・オブ・ミュージックとかウェストサイド・ストーリーとかをイメージしていたのですが、要するに役者が台詞を全部唄うわけです。

必要のないところまで唄になっています。

普通に喋ってくれたらおそらく1時間くらいで終わります。

前半は暗くてだるいので、誰かが唄う度にムカムカしてました(笑)

 

で、問題のラストシーンです。

物語の途中で死んだ人があの世へ旅立とうとしているジャン・バルジャンの隣に立っています。

その人を見た瞬間に「あ、こりゃあかんわ」と思いました。

あとは涙ダダ漏れです。

そもそも僕は魂が肉体を離れることを決めるシーンに弱いのよ。

 

夜になって嫁さんが子供たちの寝間で本の読み聞かせをしている時に、僕は酒飲みながらカラオケの練習をしていました。

別にカラオケセットがあるわけではありません。

ラブ・ユー・東京です。

”七色の髪が~ 抜けてしまったの~・・・・”

な~んで自宅で替え歌の練習してるのか意味不明です。

そしてなんか知らんけど一度ご紹介したことのあるテレビ新広島のエンディングの唄を。

”もしも もしも 広島に~  ピーターパンが やってきたら・・・・”

これ唄うと涙が出ます。

広島の院長が自宅のマンションにもう一室借りていたところに居候させてもらって、ほとんど家財道具がない状態で身一つでいたあの頃。

仕事が終わって、夕食をポプラ(コンビニ)で弁当買って温めてもらって、缶ビール飲んで、大阪のテレビとは比較にならない程つまらないテレビを見ていました。

それ以外に何をやって時間をつぶしてたんだろ?

おそらく全国ネットの番組を見て、最後のエンディング・テーマを聞いていたんだと思います。

 

「西塔君、うちに来てもいいよ」 の一言を頼りに、医局をクビになってプータローをしていた僕は中国道を西へと向かいました。

僕に特別な技術や知識があったわけじゃない(全くなかったわけじゃないけど)

単に僕は西塔治として単身広島で働いていたのです。

それからすると、今はワンネス歯科の院長とか歯科医でありながらヒーラーでディクシャギバーとか、「シャングリラからの伝言」の著者、その他いろんなものを自分にくっつけちゃったなぁ。

 

いま一度

そう いま一度

裸になってやり直してみたい

ただの西塔治として

まるで真綿が水を含んでいくように

自然に ごく自然に

歯科の真実を

身体の真実を

そして真実の愛を

みつめていきたい

それが51歳になった僕の

今年のテーマのような気がする

2013.2.8