建国記念日の朝のモーニングバードという番組を見ていたら、「アゴずれ」の特集をやっていて、ん?と思ったら案の定、我が恩師である丸山剛郎先生が出演されていました。

僕はこの先生の元で大学院で学位をとったのでありまして、またこの先生にクビを言い渡されたのであります。

でも今では普通に年賀状のやり取りをしております。

 

番組では先生が普段治療に使用しているマウスピースのことはサラッと流しましたが、あれが結構ええ値段するんでおます。

普通の人はビックリします。

普通の歯医者もビックリします。

丸山先生のことをよく知っている僕は、まあそんなもんやろと思います。

 

自由診療の値段というのははっきり言って文字通り自由なのです。

患者さんがその値段だけの価値があると認識すればいくらだってありでしょう。

入れ歯で1千万円チャージする歯医者も世の中にはいるのです。

これだって患者さんが良く噛めて満足するならありだと思います。

そうならないなら、これは問題でしょう。

 

丸山咬合療法のキモは、正しい下顎の位置が身体の健康にとって大変に重要であるということです。

それはその通りなのですが、では”正しい下顎の位置はどこか?”というのは非常に難しい問題なのです。

番組では眉間と鳩尾(みぞおち)を結んだ線より下顎が左右のどちらにずれているかチェックしましょう、となっていました。

でもね、脊椎が側弯していて鳩尾が身体の中心でないこともありますし、頭の位置なんてもっと当てになりません。

試しにお風呂上がりにでも裸のままで全身が映る鏡の前に立ってみてください。

目を閉じて両方の足の踵をつけて、パッと目を開いた時の身体の中心線に対する首の傾きや頭の位置、下顎の位置などを見てみてください。

あまりの歪み具合に驚かれることでしょう。

程度の差こそあれ、誰だって歪んでいます。

 

”下顎の位置を身体の中央に” というのは非常に素晴らしい着眼点で、それにより様々な不定愁訴が改善したりもします

変化がないことは少ないと思いますが、思ったほどの効果が出ないということはあり得ます。

なぜか?

 

噛み合わせが原因で下顎の位置が狂い、身体の歪みを生んだのなら、下顎の位置の是正と噛み合わせの治療が必要となるかもしれません。

しかし、身体の歪みが原因で下顎の位置が狂い、噛み合わせが不調和になるのなら、まずは身体の歪みを取ることを考えるべきでしょう。

身体の歪みを取るのは通常害がないですが、噛み合わせをさわると元に戻らないから、きちんとした根拠と確信が必要です。

 

どちらが原因であるにせよ、悪い姿勢や習癖などの誤った生活習慣があれば、それを修正しないことには再発の危険性大であります。

そして、結局は身体が歪んでいるのであれば身体の中央に下顎をという概念も成立しない気もします。

また、中西研二氏がやっているような瞬時に身体の不調を取る5次元ヒーリングなどが可能なのであれば、何も噛み合わせをさわらなくても、マウスピースを作らなくても良さそうなものです。

でもね・・・でもね、なんですよ。

噛み合わせに不調和があると、いずれは身体を歪めていくのも確かなんですなぁ。

要は様々な視点から見ていかないといけないという話。

治療家は往々にして自分の見方だけが正しいと思い込みがちですからねぇ。

 

ああ、なんかつまらんブログ書いてしもた。

普通の歯医者の寝言です。

ということで、次回はセルフヒーリングと悟りについて。

あ~、またつまらんかも・・・・・

2013.2.13