不定期更新のブログをチェックされている皆さま、ご苦労様です。

今日、ちょっと嬉しかったことがあります。

僕は今、オリーブ色した日産セレナに乗っておりますが、借りている駐車場に停めて帰ろうとしていると、近くの工事現場で保安係(トラックとかの誘導をする人)をしている男の人に「きれいな色した車ですね。以前にも一度お見かけしたことがあるんですけど・・・・」と声を掛けられました。

「ありがとうございます」とお礼を言って、まったく見ず知らずであり、その丁重な物言いと現場の服とに違和感を感じながらも、すごく良い気分になりました。

普通、ないよね、こんなこと。

ちなみに、ここの駐車場の犬は知らないうちに僕を見ても吠えなくなりました。

それともうひとつ。

自然歯科を標榜されている某歯科医院のHPで、当方の書いたある記事がリンクされているのを発見したのも嬉しかったです。

 

たとえばある人が、お腹の調子が悪いと感じて病院に行き胃癌と診断されたとしましょう。

この場合、通常、現状がステージのⅠ~Ⅳのどれなのか、そしてどのような治療法が考えられ、それらのメリット・デメリット、5年生存率などが”インフォームド・コンセント”として告げられるでしょう。

そして問われることは「どれを選択なさいますか?」

 

僕、思うんですけどね、もちろん上の事項は医師として当然伝えるべきことですが、その上で、こういうのはどうですか?

「以上、述べたとおりですが、それを聞いてあなたは自分の癌を、あるいは癌になっている今、これからの人生を、どのように体験していきたいとお考えですか?」

 

ずいぶんと意味合いが違いますよね。

 

歯科医は普段、虫歯だの歯周病だの診断しています。

そして説明の上、治療にかかります。

しかし、初めて訪れた人にとっては、その診断は晴天の霹靂かもしれない。

診断して、一応同意をもらって、すぐに治療にかかるというのは果たしてどうなんだろう?

「あなたは今、重症の虫歯(歯周病)であると僕に告げられました。それらの治療法などは先ほど説明した通りです。ですがね、あなたはそれをもって自分はどうしたいと思われますか?どのようにそれらを体験したいですか?そのお手伝いをいたします」

 

人によれば、「はぁ?何言ってんだ、この歯医者」と思うかもしれませんが、でもこれってちょっといい感じじゃね? と思うのね、僕。

今年の仕事のテーマは「相手の望むものを与える」でしたが、その”望む”の意味合いが違って、決して治療そのもののことを言ってるわけじゃないのです。

さて、いかがなもんでしょ。

2013.6.6