Kappa goes to Yakushima ~カッパ屋久島へ行く~
今回の屋久島の大きな目的は、去年時間が足りなくて消化不良に終わった白谷雲水峡で最後の太鼓岩まで登ることでした。
3泊4日の旅でスピリチュアル的な気づきは皆無でしたが、子供の歯並びが悪くなる原因というのが行きの飛行機の搭乗待ちの時に思いつき、考えれば当たり前のことだったのですが、こりゃスゴイやと自分では感心していました。
伊丹空港で最初に現地入りする他の二人と合流。
一人は朝からビールを飲んでおり、もう一人はついさっきまで空港内の店で熱燗を飲んでいました。
こいつら、ホンマに・・・・。
本来この飛行機には4人乗るはずでしたが、1人がキャンセルになり僕の横の席が空席だったのをキャンセル待ちの人がそこを押さえたのです。
それはよいのですが、座ったやつらが最悪。
僕の横に若く背の高い彼、その前の席に小さい彼女。
この(クソ)女がしょっちゅう後ろを振り返って彼と喋るわけです。
途中彼は居眠りしてるのに、彼女は手を伸ばしてきて彼の膝小僧をコショコショとくすぐって、目を覚ました彼が彼女の手の甲をくすぐりかえす・・・・・ダァ~ッ
僕は横で小説を読んでいましたが、全然進みません。
それどころかどこまで読んだかわからなくなり、何度も同じ所を読みなおす始末。
電車で携帯でしゃべられるどころの話じゃありません。
この女、飛行機が屋久島空港に着陸して機体がバウンドしている最中も後ろ向いて喋ってましたからね。
おまえら、絶対近いうちに別れるわ!このブス!
と呪いの言葉を心で投げかけ、レンタカーを借りに行ったのでした(子供か!笑)
当然僕の運転で適当に島内を巡ります。
昼飯はお寿司屋さん。
二人はビールやら泡盛やら飲んでます。
「西塔先生、ノンアルコールビールあるよ」
いらんわ、そんなもん!
で、温かいお茶です。
途中おかわりしました(笑)
そこのアルバイトのお姉さんがかなり肉感的な(ボン・キュッ・ボン)スタイルをなさっていて、店を出て車に乗ってドアを閉めたらいきなりその話題でした。
アホやこのオッサンら(笑)
ちなみにこのワゴン車というのが非常に古い型で、鍵がオートロックでないものだから、乗降の度に運転手がすべてのドアのカギを開閉しなければなりません。
面倒くさいったらありゃしない。
奈良南部と和歌山に大きな被害をもたらした台風12号が行ったと思ったら、知らない間に次の台風が来ていて、島内自体はそんなに天気がひどかったわけでもないし、台風もそれていってくれたのですが、残念なのは漁ができないということで楽しみにしていた首折れサバが食せなかったこと。
その後スポーツ店でレインウェア等をレンタルし、酒造見学へ。
僕の大好きな「屋久島大自然林」を作っておられる本坊酒造さんです。
非常に小さな蔵で、駐車場で車を降りたらプンと米を蒸す甘い香りが漂ってきます。
本来電話予約が必要なのですが、そんなことする気もない僕たちは、たまたまその時間に予約していた男性がいらっしゃったので、一緒に見学することができました。
でも、僕たちが予約したがごとく偉そうに見学している横で、その男性はこそっと付いて回るように見ておられました。
おそらくあれは家族と来ているけれど、「お父さん、邪魔だからどっか一人で行っといて」と言われた情けない男なんじゃないか、という勝手なことを後で三人で喋ってました。
見学なんてすぐ終わるので、あとは事務所で試飲です。
他の二人は飲んでます。
僕は見てるだけ。
ここは日本の各県に一軒だけ付き合う酒屋さんを決めているそうです。
だから普通は自分の地元では手に入らないはずなのですが、僕のすぐ近くの酒屋さんが奈良県でのその一軒で「大自然林」を置いておられるのですね。
他の二人はそうじゃないので、ここで買って宅急便で自宅に送ってもらうことにしました。
H先生は四合瓶10本と一升瓶3本頼んでおられました。
どれだけ買うの?
N先生は2本ご購入。
僕は奈良の酒屋さんでは売っていない原酒と銘柄の名前の入ったグラス2個、そして屋久島の酒Tシャツ。
今日仕事終わったら、このTシャツ着て酒持って「かえる庵」さんに行きます。
二人は診療所宛の領収書をもらっていたので、
「じぶんら、自宅用の酒に領収書きるか、ほんまに最低やな。あ、僕 “ならまちワンネス歯科” で領収書ください」
ここを後にして、しばらく行くと右手に屋久島で最大手の最もありがたがられている酒を作っているメーカーの工場があるのですが、まるで大きなビール工場のようで僕は好きにはなれない。
そして向かったのが「けい水産」、トビウオの燻製を作っているところです。
一応本坊酒造で場所を聞いたのですが、わかりにくいことこの上ない。
やっと見つけたトビウオとシーラの絵が書いてある小さな看板を頼りにようやくたどり着いたら、
「研修のため臨時休業」
ということで、ここは滞在中にもう一度来ようということになりました。
今回も宿泊は去年と同じ空港前にある「縄文の宿 まんてん」
ただし部屋は館内ではなく、スローハウスと銘打たれたドーム状の個室。
大浴場の前から出入りするので、そこは便利だけど、台風が近づいてきているのに外に出ないといけないのは面倒くせ~。
そこで名古屋から一名、沖縄から一名の先生と合流し、夜は宴会。
といったところで、屋久島到着までのお話でした。
続きは明日。
2011.9.14