第72回菊花賞
まず始めにお話しするのですが、JRAはフリーメーソンが仕切っていると言っていいでしょう。
ただし、フリーメーソン=闇の勢力、悪の手先などと思われているのなら、そりゃ思慮が浅い。
この世界を裏で動かしている人たちの中にフリーメーソンが少なくないのは確かなので勘違いされやすいのですが、上の図式は成り立ちません。
そこをお間違えにならないように。
JRAの管理競馬は事前に勝ち馬から何からすべて決められていて、だからこそ外部からの八百長の入りこむ余地が無いのです。
主催者が言ってみれば八百長やってるんですから。
ただでさえ頭の切れる官僚の中でのおそらくはトップクラスが、自慢のスーパーコンピューターを駆使し、およそ10年先までストーリーを決めています。
そして世界の情勢の変化を、まるで最初からその日にその事件が起こるのがわかっていたかのように競馬の中に織り込んでいきます。
これぞフリーメーソンでしか成し得ない業です。
知れば知るほど、そら恐ろしくなります。
そういうものだとわかった上で、僕なんかはごくごく末端の方でかわいくJRAの頭脳集団が用意したシナリオを読み解くゲームをしているのですが、これが中々に面白いわけです。
大人ですから、ゲームに真剣味を増すためにある程度のお金を賭けます。
いくら偉そうなこと言ったところで、何も失うものが無いのなら誰だって好き勝手言えるからです。
しかし決して勝ち続けようとか、大勝ちしようとか考えてはいけません。
このレベルで競馬をしている人間にとって、そんなことは絶対に不可能だからです。
もちろん僕なんかよりよほどスゴイ研究者もいるにはいますが、片手で余る。
前置きはこの位にして、いよいよ本題に入りましょう。
「なんでスピリチュアルブログで競馬の予想を?」とか「歯医者が何を書いてんねん?」とかは御無用です。
変だと思うんなら読みなさんな。
なお、かなり専門的な話になりますので、一般の人にはチンプンカンプンかもしれませんが、あしからず。
さて・・・・・
今回の菊花賞での最大のポイントはディープインパクト以来の3冠馬誕生なるか?です。
調べて頂ければわかりますが、基本的に3冠馬は10年周期でしか生まれません。
それが官僚たちの作る競馬物語の段落の切り替えに当たるのです。
だからこればかりは絶対に崩さないはず。
ディープインパクトが菊花賞を勝って3冠馬になったのは2005年のこと。
史上最強の3冠馬、皇帝シンボリルドルフが今秋亡くなりましたので、その代りにここで3冠馬を出すだろうと考えている人も多いと思いますが、僕の考えはNOです。
もしオルフェーヴルが1着に来たらゴメンナサイです。
今年は震災の影響で本来中山競馬場で行われるべきスプリングステークスが阪神で、皐月賞が東京で行われてややこしいことこの上ないのですが、皐月賞・ダービーを連覇して2冠馬となったオルフェーヴルが勝ったのはそのスプリングステークスであり、皐月賞なのです。
つまり今年限りの特殊なレースを勝ってダービー馬になっているというところがミソ。
彼は秋の緒戦である神戸新聞杯も勝ちましたが、いかんせん彼の同枠馬が出走取り消しになった上での1着です。
つまりそういう特殊な条件をつけないと勝てなかったということなんですね。
ここで申し上げておきますが、馬の能力というのは無視はできませんが、強い馬が常に勝つのであれば誰がこのゲームに参加しますか?
すべて官僚の作ったストーリー通りに進むのです。
もし、オルフェーヴルが先頭でゴールして無事3冠馬誕生となるのなら、ゲート入り寸前での競争除外かスタートしてからの競走中止しかあり得ません。(7-7のゾロ目もありだが、後述する理由により却下)
ところで感の良い競馬研究者はすぐにピンと来るはずなのですが、今回の出馬表を見てある二つのレースが頭に浮かびます。
ひとつは1992年のライスシャワーがダービーの雪辱を果たし、同枠のミホノブルボンをくだし菊華賞馬に輝いた時の出馬表。
枠連4-4のゾロ目です。
今年でいうならまさに7枠がそれ。
こういう時、主催者はいかにも1番人気、2番人気で7-7のゾロを出すよというブラフをかけてくるのですが、まずそうはなりません。
もうひとつ連想されるレースは、1998年の秋華賞。
武豊騎乗のファレノプシスが桜花賞と同じく、横山典騎乗のエアデジャヴーと1着3着を演じました。
以前に17頭立てのレースではど真ん中に位置する9番の馬がそのレースに対する発言権を持っていると書きましたが、18頭立ての場合、その役割は3枠5番と7枠14番になります。
ここに1番人気が入るとまず飛ばない。(飛ぶこともある)
1998年の秋華賞では、その14番と5番にそれぞれ2番人気のファレノプシスと1番人気のエアデジャヴーを配置して、両雄相にらみ合うという見たこともないような出馬表を出してきたのです。
ファレノプシスはローズステークスを勝っての参戦で、エアデジャヴーはクイーンステークスを勝っての参戦です。
これは痺れました。
今回は14番に1番人気の神戸新聞杯を勝ち上がった2冠馬、そして5番にはセントライト記念を勝ったフェイトフルウォーが入っています。
ちなみにシンボリルドルフはセントライト記念を勝って菊花賞を勝っています。
また意外なことに新潟競馬場というローカルで新馬勝ちデビューをしています。
何と件のオルフェーヴルは出走馬中唯一の新潟デビューです。(う~ん・・・・)
今年の菊花賞ではルドルフの軌跡の何かを再現する可能性が高いのですが、どうでしょうか?
この馬の配置も僕はブラフだと思っているので、それぞれが1着3着などにはならないと考えます。
ただし、この二つのレースに共通する何かを表現してくるはず。
それは何か?
ライスシャワーはダービーを2着、エアデジャヴーはオークスを2着、すると・・・・?
菊花賞にとって重要なレースは、秋のステップレースである神戸新聞杯ならびにセントライト記念、皐月賞にダービーなどですが、最も早くに行われ、最も菊花賞と関係が深いレースが実はきさらぎ賞(京都 芝1800m)なのです。
きさらぎ賞を負けた馬は菊花賞では?
オルフェーヴルはきさらぎ賞3着、2番人気の同枠のウインバリアシオンは4着。
これがツライのよ。
秋華賞と菊花賞は牝馬牡馬で対のレースです。
今年の菊花賞を考える際に、ある年の秋華賞の結果が重要となります。
JRAの新聞広告はナリタブライアン。
言うまでもなく3冠馬です。
さあ、そんなこんなでそろそろ僕なりの結論を出しましょう。
僕の軸馬は次の2頭。
4枠8番のペルシャザール。
これはダービー3着歴、セントライト記念4着歴、そして8番というゲートを重視しました。
もう1頭は、8枠17番にいる神戸新聞杯3着馬のフレールジャック。
この2頭が飛んだら僕はオシマイです。
3頭目は
7枠の2頭の有力馬のうちのどちらか
7枠にいるもう1頭の条件馬
3枠5番のフェイトフルウォー
6枠11番のサダムパテック
他に少々の穴馬を押さえますが、まあ来ないでしょう。
こういう記事が大して資料も見ずにスラスラ書ける僕って、偉い?
それともアホ?(笑)
今日は散髪した後、菊花賞のためだけに京都競馬場まで行ってきます。
では皆さん、健闘を祈ります(って、関係ないよね、きっと)
2011.10.23