帝王切開
昨日言ってた英語の原稿、30分位かけてすごく丁寧に添削して頂きました。
あまりに時間がかかっているので、「もしかして全然ダメですか?」と聞くと
「いえ、ちゃんと意味は通ってますよ」との答え。
「英語だけと違って日本語の原稿の方まで直されてたら大分ショックやなぁ」と言いながら(笑)原稿を受け取り、お礼を述べました。
特に難しい言葉を使って修正してあるわけではないのですが、やはりネイティブでないと出てこない言い回しが多数ありました。
さて、昨日急患でお越しになった妊婦さん。
昨年に神経の治療をした方なのですが、矯正中でありまして、装置が一カ所外れたとのこと。
通っている矯正歯科では昨日予約が取れなかったそうで、こちらでやることになりました。
なんで自分とこでつけた装置のつけ直しを、いくら予約が混んでるからって、他人に頼むかなぁ。
お話を伺ってみると、逆子のために帝王切開が必要らしく明後日入院するとのことでした。
僕は「あれ?、女の子じゃなかったの?」
「いえ、女の子のはずなんですけど・・・・・」
僕は以前に性別を聞いていたわけじゃありません。
かくの如く、お母さんを見れば生まれてくる赤ちゃんが男女どちらかが分かることが多いのですが、それにしてもヤンチャな赤ちゃんです。
僕はこのお母さんには特別妊娠や出産についてのことを話さなかったのですが、こうなったらしゃべらんといかんと思い、次のように言いました。
「あのね、帝王切開というのは赤ちゃんすごくビックリするんですよ。それに産道を通って自力で出てこなかった子は、非常に依存心が強くなりやすく乳離れもしづらくなります。僕がそうだったからよ~くわかるのね。だから帝王切開は構わないんだけれど、その前にきちんとこういう理由で手術をするということを赤ちゃんに話しかけて了解をもらっておいた方がいいですよ」
彼女は、「へぇ、そうなんですか?でも、そうですよねぇ」と理解をしてくれた様子です。
それはええねんけど、うちの待合室あれだけ池川先生だけじゃなく出産、妊娠に関わる本置いてるのに見てなかったのね。
待ってる間もずっと携帯触っている人多いです。
胎内記憶とかはちょっと怪しく思われるかもしれないので、妊婦さんに必ずそういうことを話していたわけじゃないのですが、もうちょっと積極的にアプローチした方が良いのかもしれません。
話のあと、お母さんの了解を得てお腹に手を当てヒーリングをしました。
中では赤ちゃんが元気よく動いています。
僕は心の中でいろいろと話しかけました。
もし昨晩のうちに逆子が治ってたら、なんかくれるかな?(笑)
こうやって考えてくると、昨日あちらの矯正歯科が混んでいてこちらに依頼があったのは必然というか、赤ちゃんのテレパシーの力ともいえるんですね。
へその緒も少し絡まっているらしいのですが、きっと無事に生まれてくるでしょう。
彼女(その赤ちゃん)の出産に多少でも関われたことに感謝したい気持ちです。
帝王切開というのは確かに避けられるものなら避けた方が良いでしょう。
でもそういうやり方に頭から反対したり否定しても仕方がないと最近思うようになりました。
問題は、赤ちゃんの了解を得ること。
少なくとも話しかけてこういう事情だからと説明しておくこと。
池川先生もそのようにおっしゃっていましたが、僕も全くの同感なのであります。
最後にひとつお断りを。
一昨日のブログのタイトルについて。
実は加治将一氏がPHPに寄稿されたご自身の半生を書かれたエッセイのタイトルが「青い鳥の住処」
これ別にね、パクったわけじゃなくって、タイトルを考えている時になんとなくチルチル、ミチルのことが頭に浮かんできて、ああこれがいいやと思ったのが「あおい鳥の住処」
後から気がついたのですが、漢字かひらがなかの違いはあるものの、全く同じであります。
加治さんのタイトルが僕の記憶のどこかにあり、無意識に自分のにもそれをつけたのかもしれません。
一応、物書きの超端くれとして、そのことを明記しておく次第です。