それはその日の朝、突然やってきた。

宿泊先の大阪のホテルをチェックアウトし、すぐ近くにあるカフェでコーヒーを飲んでいる時。

広い店内を見回すと、日曜日の朝のオフィス街なので人はまばら。

向こうの禁煙席でタバコを吸いながら携帯を見ている女性や新聞を読んでいる男性。

入り口近くではカウンター席とテーブル席を行ったり来たりしている若い夫婦とベビーカーに乗った子供。

何気なくそういった人たちを見ていると、突然僕の中から愛が溢れ出て、それは店内にいるすべての人にのびていった。

どんな人だろうが全く関係なく、僕からあふれる愛。

なんか今までにない不思議な感じがして、店を出る時にも店員さんに自然に笑顔で「ありがとう」と言えた。

地下鉄の駅まで行く途中、道を歩いていても信号待ちをしていても、すれ違う人や近くにいる人に、温かい感情が流れていく。

アガペ・・・・・無償の愛。

今までに人に対してこのような感覚を抱いたのは初めてだった。

自然と涙が出てきて、感謝の気持ちで一杯になった。

 

土曜日に仕事が終わり近鉄電車の3人がけの座席の端に座っていると、そのうちドイツ人の観光客がやって来て、残りの2つと前の3つの席に座りました。

僕は本を読みだします。

先日買った「悟りのプロセス」

生駒くらいまで来るとドイツ人5人全員爆睡です。

この本の中で著者の成瀬氏は悟りというのはきちんとした師の元で指導を受け、瞑想をしていくことで誰でも到達できる境地であり、何も特別なことではなく、むしろ現代人にとって必須なものではないかと述べています。

もちろん悟りにはいろんな段階があり、最終的には終わりのない世界であります。

 

瞑想の各段階でやっていることは結局ディクシャによって起こる変化と同じことを期待しているのですが、要するにマインドの呪縛から解放されワンネスへと向かう果てない旅です。

僕は以前に少しだけ座禅を組んでいた経験があるので、ディクシャで安直に悟れるというのを聞いて思わず興味を示したわけですが、もう数年前から悟りそのものに興味がありません。

そんなものは生きていく上での結果であって目的ではないというのが僕の考えです。

ただこの結果と目的というのは表裏一体なので、最終的にワンネスになっていくのが究極の悟りであるならば目的とも言えなくはない。

目的というよりは行きつく先の方が適切かな?

要するに悟りという言葉をどのように捉えるかであって、意識の状態と解釈するなら、万物すべて悟りのあるプロセスにおり、最終的には努力せずとも終点に着くということです。

 

この話はしだすと長くなるのでちょっとおいときます。

そうやって本を読みながら淀屋橋まで行き、ホテルにチェックイン。

このホテルは阪神淡路大震災の前日に、まだ当時広島で働いていた僕が、友人の結婚式のために嫁さんと一緒に来阪し泊まったところです。

部屋に入ると清掃状態が非常に悪い。

クローゼットの棚に使いさしのバスタオルが投げてあるし、ティッシュペーパーは置いてないし、ベッドの横には髪止めとキャンディの包み紙が落ちてるし、机の端には埃溜まってるし・・・・・

思わず電話でホテルの人呼んでその旨伝えましたが、アカン過ぎて腹も立たない。

「あと掃除しといてな」とだけ言って部屋を変えてもらうこともせずいざ新地へ。

飲み会の詳細はカットしまして、イタリアから帰って来ていた後輩は実はロンドンから来たそうです。

世界的な会計監査会社に勤める彼は、現在ロンドンで仕事しているそうですが、家族はミラノに住んでいるそうです。

カッチョええ~。

で、一応仕事をくっつけてはいるものの、やはりライブのために帰って来てたみたい(笑)

 

最終的には意識不明でベッドに寝てましたが、服は着たまま、ズボンはその辺に投げ捨ててある、そんな感じです。

これ、いつも通り。

 

その翌朝に冒頭の体験です。

そこでは僕から愛が溢れて流れ出したと書いていますが、本当はちょっと違う気がする。

アガペというエネルギーがそこらじゅうを満たしていて、そこに僕と対象となる人たちがいた。

僕は僕の視点から観察しているので僕から溢れ出たように感じる。

本当はね、愛というのはそこかしこに充満しており(というか、それしかない)、そのエネルギーに初めて気がついたということなのでしょう。

新大阪に着く頃には普通の状態でしたけど、中々に忘れ難い体験でした。

ところが僕は元来が他人を裁きまくる人間なので、そういう人間がそのような体験をするとハートがうまく統制取れなくなり不整脈を起こすという困った問題があります。

セミナー中ずっと二日酔いとそれとで気持ち悪かった。

 

受けたセミナーは、このホームページのシステムを作り上げておられる新潟の鷲沢先生によるフォローアップセミナーです。

美容界に訪れた広告規制が今後、歯科のホームページでどのように適用されるか?

アクセス数アップと反応率アップのための方法、などを学びました。

ブログdeデンタルと呼ばれるこのHPの会員の中では当方は断トツのアクセス数らしいです。

そりゃま、そうでしょう。

しかし、ほとんどがスピ系のアクセスなので、今後は歯科の方のアクセス数と反応率アップを目指そうと考えています。

一応、スピリチュアルがメインのホームページではありますが、インプラントで調べても上位表示されなくて、そういった方が当院を訪れることがないというのも悔しい気がするので、ちょっとは経営的にも真面目に取り組んでみる所存であります。

”奈良でインプラントするならならまちワンネス歯科へ”

なんてのをGoogle広告にでもだそうかな?

ヘッヘッヘッ(笑)

 

帰りの地下鉄で、またしても僕の前にドイツ人が二人立っており、近鉄電車に至っては僕の横で文庫本を広げた女性がそのうち本を落としそうになっている。

だから、僕の近くで本読もうとしたって無駄だって。

絶対眠くなるから。

 

本日はサンドイッチの日なんだって。

なんだ、そりゃ!?

2012.3.13