生きる ただ生きる

苦労して 泣いて泣いて 涙も枯れ果てて また生きる

生きる ただ生きるためだけに生きる

そうやって苦労して生きてきても

愛しいあの人は戦地で帰らぬ人となった

歯を食いしばって生き抜いても

帰ってみたら 愛しいあの人は他の人のものになっていた

 

嗚呼 頑張って生きてきたのに

今となっては 何のために生きてきたのかわからない

嗚呼 ただあの人に会いたかっただけなのに

どうして こうなってしまうのだろう

 

だけど でも

生きてさえいれば  生きてさえいれば

 

逃げまどう満州の地で 生まれてすぐに死んでしまったわが子

でも あの時あの子に会えなかったら わたしだめだったの

信じていた関東軍に裏切られ

信じていた日本という国に見捨てられ

悲しいこと 苦しいこと たくさんあったけれど

でも 今はわたし幸せなの

旦那も 娘も 妹も ここにはいないけど

たくさんの人たちのお蔭で わたしは今まで生きてこれました

 

生きてさえいれば 

また愛しいあの人に会えるかもしれない

生きてさえいれば

また新しい何かに出会うかもしれない

 

だからわたし 生きるの

生きてさえいれば なんとかなるわ

 

不毛の時もあるかもしれない

干ばつの時もあるかもしれない

でもわたしの人生はわたしのものだもの

それを開拓するのは わたししかいない

豊かな実りのときのために

 

 

昨日で終わったNHKドラマの「開拓者たち」の再放送

竹内まりあバージョンの「いのちの歌」をYOU TUBEで探しましたが、当然のことながらないですね。

生きてさえいれば、酒に飲まれようが、競馬でオケラになろうが、こんな詩が浮かぶのよ(笑)

生きてさえいればね!

 2012.5.9