え~、昨日定期検診に来られた味勝のお母さんから大変ショックなことを聞きまして、天皇賞の後、祇園で飲んだ店を一軒とばしてた(書いていなかった)そうです。

まだあの上にもう一軒行ってたなんて。。。

そういや、財布の中にバーの名刺はあるんだけど、記憶がない・・・・

 

最近、夜中に目が覚めてから全然眠れません。

これっていよいよ迫ってきたヴィーナストランジット(金星の日面通過)が関係してんのかな?

 

先週10日のブログ「ガッツだぜ!カッパ魂」に昨日、沖縄の口腔外科の先生からコメントを頂きました。

主に病院における術後感染が消毒の濫用によるのではないか、というものです。

これは非常に重要かつ複雑な問題ですので、ここで慎重に考えてみたいと思います。

たまには、真面目な医療人としての姿も見せとかんとね(笑)

 

過度の消毒が何故いけないか、ということの要点は次の如く。

一応創傷治癒という点からお話しますが、傷口の表面には細菌と戦い、また傷を治すための様々な物質が身体から出てきます。

傷口を消毒するという行為は一見細菌を殺しているようですが、その反面において身体の修復細胞までやっつけてしまっているという矛盾を含むのです。

これについては、コメントをくださった津波古先生に教えて頂いた形成外科医の夏目睦先生のサイトを是非ご覧ください。

傷の治りについて目から鱗です。

でもこういう先生はどうしても医局や学会で認められない傾向にあるようで、教授に逆らって医局をクビになった僕としては非常に共感するのであります。

 

で、津波古先生は病院に勤務なさっていますから、処置室での術野の消毒のやり過ぎがかえって術後感染を起こす原因になっているのではないか、とおっしゃっているわけです。

僕の意見とすればこの問題はひとくくりにはできないと考えます。

健常人がたまたま外傷を負った創傷に対する考え方と、入院して様々な理由により免疫力も落ちている患者さんに対するものとは少し違うでしょう。

 

また、何の薬剤で消毒するのか?というのも当然問題となってきます。

通常口腔外科の外来で使うようなものであれば、おそらく夏目先生の指摘するが如くの結果になり、傷口に当てるガーゼそのものが細菌の温床になるという、それって医療過誤じゃん!みたいなことになるのでしょう。

ところが、当院で使用している次亜塩素酸水は基本的には白血球の殺菌成分と同じです。

身体が出すものと同じということです。

そして一時的には害をなしている細菌だけでなく、局所にいる細菌全部を溶かしてしまいますが、その後数分もすれば空気中の雑菌やなんやかやで本来の細菌叢に戻るとされています。

後は患者の免疫力さえ通常レベルであれば問題は起こらないだろうし、そうでないなら免疫力が回復するまでの間は殺菌水による持続的な細菌叢のコントロールが必要でしょう。

こういったものは須く最終的に手放すためにするのであって、一生殺菌し続けるということではありません。

どのような薬でも、それをいつかは止めるという前提がなければおかしいのです。

次亜塩素酸水の素晴らしいところは、正常な細胞には為害作用を及ぼさないという点にあります。

考えてみれば当然で、白血球が出すのと同じ成分なんですものね。

 

病院や診療所における術後感染の原因として、他には空気(飛沫感染など)や水によるものが考えられます。

手術室では当然厳密なクリーンエアーで管理されているはずです。

最近、その手の空気清浄機などは非常に性能が上がってきているので問題は少ないと思われます。

しかし外来や病室ではどうかというと、?ですね。

水に関しては先日の「エコシステム」でも述べたとおりです。

業者の言うところによると、多くの病院が水を殺菌水に変えることにより術後感染は劇的に減少しているそうです。

 

なお、専門的な話になりますが、歯科の根管治療(根、神経の治療)において綿栓の使用はもはや控えるべきでしょうね。

単に感染媒体を置いてるだけの話ですから。

 

ということで頂いたコメントに対する僕なりの答えとしたいと思います。

2012.5.15