弱り目に変わり目
ただいま”ならまちワンネスセンター”はエライことになっています。
やたらめったら物が壊れます。
診療室のコピー機。
これはコールセンターに電話して指示通りに清掃して直りました。
天井につけてるエアコン。
室外機の修理に15万5千円の見積もり。
虫歯に詰めるプラスチックを固めるための光照射器のリチウム電池切れ。
これがあまり安くないみたい。
自宅の浄水器の水漏れ。
これはOリングの交換で何とかなるかな。
掃除機の修理に5千円。
そ・し・て・・・・
昨日の台風です。
夕方ふうさんが妻に「台風の時の風ってどんなんやろ?」と聞いたもんだから妻は
「外に出て実際に体験してみたらええじゃん」
ということで慧と二人カッパを着て外に出ました。
診療が終わって慧が診療室に入って来て「お父さん、あのな、屋上の看板がな、下のネジがとれて風でフコフコしてる」
「ええっっ!?」
屋上です。
4階建ての上にある屋上です。
そこに掲げている大きな”ならまちワンネス歯科の”ロゴ入り看板。
それが下2カ所の角を留めている長いネジが強風で取れてしまって、宙をパタパタしています。
パタパタつったって、あ~たねぇ、横2m縦1m50くらいあるんですよ。
それが45°を超えて動いてるんです。
そりゃあ危ないったらありゃしない。
もし上の留め金も取れて向こうの方まで飛んで行こうものなら、死人が出ます。
仕方がないので工務店の友達に電話して右手で片方からずっと押さえていました。
これの工事をした看板屋さんはもう閉まっていて人手が見つからず、仕方がないので工務店の彼が応急処置をしてくれました。
僕は1時間ちょっと左右手を変えながら、ずっと押さえていました。
その途中で台風の目が通過したので何とか応急処置でももちこたえましたが、あれから台風本番だったら今頃どうなっていたかわかりません。
その時思ったのです。
「なんで、俺ばっかりこんな目にあわなアカンねん!」
自然相手だから仕様がないのですが、正直言ってやり場のない怒りがこみ上げてきます。
きっと震災で家を流されたり、親族を亡くした方たちもそうであったろうなぁ、と思いました。
ここでちょっと考えたのです。
これをツイテないと捉えてネガティブな方向に落ち込んでいくのは実に簡単。
そしてその方がとても楽です。
でも以前にペガサスさんの言葉として紹介した「この位で負けてたまるか!かかってこんかいっ!」の方がガッツが出ます。
この尋常じゃない物の壊れ方。
お金もかかります。
もうこれ以上無理というところに追い打ちが来ます。
よく言われることですが、これが人生のどん底だと思っていたら、まだ底があった・・・みたいなね。
ツイテない時にそのことをどう捉えようがその人の自由なのですが、その捉え方が次の人生の方向性を決めること、そして次に呼び込むものを決めることだけは間違いありません。
僕は人生の流れの変わり目で、たて続けに物が壊れるということによく出くわします。
そしてそれは診療室と自宅の両方で起こります。
一番最初が6年前の3月にやたらと水周りの故障が起こったことから、これまでに2,3度そういうことがありました。
その結果、今があるわけですが、正直言ってもうエエ加減にしてくれという思いもあります。
情けなくって泣きたくなることだってあります。
修理代が次から次へと来ますからね。
でも起こってしまったものは仕方がないじゃないですか。
とりあえず前に進むしかないんだから、あとはどのような気持ちで前に進むかです。
下を向くよりはカラ元気でもいいから前か上を向いて行きたいものです。
2012年も半分が過ぎようとしているのが影響しているのかもしれません。
と思っていたら、多数のインプラントを予定していて経営的には非常に有難い患者さんのお母様が病気で急遽入院されたそうで、月末を迎える当院にとってはまさしく弱り目にたたり目。
オッシャぁぁああっ!
かかってこんかいっっ!!
僕は今日という日を忘れない・・・・。
2012.6.20