大阪VS大阪(未来の関西のために)

昨夜は久しぶりにテレビに見入ってしまいました。

NHK大阪放送局が放映していた橋下大阪府知事と平松大阪市長との公開討論会です。

大阪市というのは政令指定都市で大阪府と同じくらいの財政予算があるためその影響力は大きいのですが、様々な所で府と市の二重行政が問題となったりして、お互いにどのように役割分担をし、分権と集中を行うかが話の中心なわけです。

実際には特別支援学校や区長公選制などを話題に挙げて二人の考えを話し合うという進み方でした。

どちらも関西州の設立という大きな目標に関しては一致しているのですが、細かいところではことごとく意見の対立をみます。

橋下知事はとにかくドラスティックに物事を進めようとするのですが、平松市長の方は現行の法律があるわけだし、今までの歴史というのも無視できないので、その中で実際の市民の生活を守りながら少しずつ改革していく、というスタンスです。

橋下さんは府と市の職員をシャッフルして、制度も改革してまず新しい大阪都というのを作っていけばいいじゃないか、という斬新な考えです。

まったく両者相入れません。

ところが、僕自身は見ていて非常に嬉しかったです。

なぜかというと、こういった議論が可視下におかれてなされることは今までなかったし、それを天下のNHKがローカルとはいえ放送している。

そして、ここが重要なのですが、知事、市長ともお互いに考えが違うということを明らかにしていきながら、それでもなお目指しているところは同じなので、何とか接点はないだろうかと模索している点を僕は高く評価します。

二人ともこの後、何期も続投するかどうかはわかりません。

でもこの地方分権と独立という流れは誰にも止められないし、今彼らが道筋をつけない限りもう永遠にそのチャンスは訪れないかもしれないのです。

ガンバレ!橋下、平松!日本の未来のために、関西から発信していくのだ!!

あなた達は素晴らしい!

じぇんじぇん関係ありませんが、写真がなければ味気ないし一昨日からの和紙続きということで、これらも高知の方の作家さんが和紙で作られたもの(”くじゃくだま”というそうです)をならまちの小さなお店で見つけ、思わず買っちゃいました。

なんせ紙なもんで軽いんス。

あ、指にはめる方はもちろん嫁さんのですよ。

昨日これを嫁がはめて某百貨店に買い物に行ったら、そこのアクセサリー売り場の人が「素敵な指輪ですね。ベネチアンガラスですか?」って、見る目ねぇ~(笑)

    くじゃく1.jpg      くじゃく2.jpg             

2010.9.10

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