Unforgettable ~忘れてはいけないこと~
昨日は久々に神降臨でした(笑)。
最初は自分が書いてたはずなのに、段々文章が変わっていく。
ブログに載せてる文章は、きちんと校正されています。
でないと誰が話しているかわからなくなるから(皆さんは校正前の文章をご存知ありませんが)。
それはともかく、昨夜のセミナーではケビンはじめ多くの参加者が涙で頬を濡らしました。
さあ、今日最終日はどんな感動が待っているのでしょうか?
先日、子供たちがキャンプで留守の時に妻と二人で夕飯を食べに居酒屋に入りました。
カウンターに座ったのですが、後ろのボックス席の年配の人たちの話し声がすごくうるさかったのです。
その内容は民主党がどうの、中国はどうの、小泉がどうのと、あまり楽しくお酒を飲むような話題ではありません。
そのうち一番声の大きかった人が「おまえら、裏の話も知らんと知ったようなこと言わんといてくれ」とどなり始めました。
別に喧嘩ごしじゃないのですが、まあハタ迷惑ではあります。
その店は最近顔を出してないので義理にもすぐに店を出るわけにいかず、ある程度当たり障りのない程度に食べて飲んで店を変えようか、と妻に話していました。
ところが、そのうちふと気がついたのです。
「あ、あの大声でどなっている人、あれまさしく俺や」
よく考えたら僕も知らず知らずのうちに、酔っ払うと同じようなことをしていることが少なくないのです。
後ろにいるオジサンはつまり僕を映しているのでした。
それに気づいてからは、ここを動いちゃダメだと思いました。
このままずっといようと決意したのです(大袈裟ですが)。
するとね、不思議なことに後ろの大声が気にならなくなってきて、また実際後ろの人たちの話し声も先程よりはトーンダウンしているのです。
この団体はまだ当分飲んでるだろうと思ったのですが、それから間もなくしてお勘定をして帰られました。
この一連のことを妻に説明していると、「それあんた、本にも書いてるし、いつも言うてることやん」と一言。
そ~なんですよ。
確かにそうなんです。
僕自身が本やホームページに書いてることなんですよ。
目の前で起こることはすべて自分が呼び寄せている。
それから逃げたり、戦ったりしてはいけない。
その感情を十分味わい尽くせば、やがてそれは去っていき新しい局面へと突入する、とね。
「ありゃりゃ・・・」
でもね、日々目の前にやってくるさまざまな雑事に対して、そのことはつい忘れがちになるのですよ。
そんな時に「自分は何のために存在するか?」なんてこと考えないわけです。
昨日までの5回にわたるブログで僕自身もう一度再認識させられました。
本では具体例も挙げてはいますが、概して総論に終始しています。
ですから総論を総論として読む分には十分理解できるのですが、いざ実生活に応用しようとした時につい基本原則がすっ飛んじゃうんですね。
今回は、日常どこにでもある具体的な話から総合的な観点への話へと逆につないでみました。
こうすると何か全然違うというか、同じ話がより生き生きとしますね。
僕たち誰もが根本的に持っている何らかのコンプレックス。
要はそのコンプレックスを存分に味わいなさいということです。
人を愛そうにも自分すら愛せない、他人どころかそんな自分が許せない、なぜかというと生まれてくる時に自分で自分をそのようにセッティングしたからです。
ただこのセッティングには時限装置がかかっていて、そのコンプレックスをとことん体験したら徐々にその輪郭がぼやけていくようになっています。
ある日急に人を許せるようになるわけではありません。
ただ気がついたら、なんか最近以前のようなこだわりが無くなってきたみたい、というふうになるのです。
ですから多くの場合、時間がかかります。
そりゃね、ある日突然いい人になったら気持ち悪いっしょ。
ていうか、そりゃなんか変なのが憑いてんだって。
ゴータマ・シッダールタが悟ったのだってね、散々苦行した上に悟れなかったというので、自力での悟りを諦めて菩提樹の下でただ禅譲していた時に、その天に全託する気持ちから悟りの状態が与えられたのだと言われています。
ただ、その瞬間にある意識状態に一気に引き上げられたのは確かなのですが、覚醒はその後も徐々に続いていきました。
ただその時に核となるものをつかんだというだけです。
一般に伝えられているのとは少し事実は違うのですよ。
だからあなたも、少しずつしか変わりません。
でも気がついたら・・・ほら、何年か何十年か前にお祈りした通りになっていませんか?
あなたの体験はあなただけの体験ではないのです。
自分を許せない、自分を愛せないあなたを周りの人も同時に体験しているのです。
ですからあなたがいきなり覚醒したら、周りの人のあなたを通しての体験が突然強制終了させられることになるので、通常そういうことは起こらずに徐々にしか変わっていかないのです。
これが本当の話。
すべてはワンネスのために 神可舞 人可舞 人可舞 神可舞(究極の言霊参照のこと)
注 表題の日本語は訳としては間違っています
2010.10.11