知らぬことは おそろしき哉

インド話にいく前に書かないと忘れちゃう、まあどうでもいい話をひとつ。

ワンネスフェスティバルのブースに座っていると、年配の女性が本を買いに来られました。

表紙の裏にサインをしていたので、お名前を伺うとその独特の名字から

「沖縄からお越しになったんですか?」

「はい、沖縄から参りました」

「僕、沖縄にはよく行くんですよ」

「では今度いらした時には、うちの店に寄ってくださいな」

「どんなことをなさってるんですか?」

「わたしもこのようなこと(スピリチュアル関係)をやっております」

「へ~、そうなんですか」

 

第2部が始まり、日本で最初からディクシャ活動にたずさわっておられる有名なトレーナーの方6名がステージに上がり、それぞれ挨拶をされています。

トレーナーの中のトレーナーと言っても差支えないでしょう。

もちろん我がケビンもいるんですが、そのケビンの横で立って話し始めた方を見て、ビックリしました。

なんと、先ほど本を買ってくださった沖縄の女性ではありませんか!

 

あちゃ~、やってもうたぁ。

 

隣のブースの女性がよくご存知みたいなので聞いてみると

「ああ、あの方〇〇先生ですよね」

ふ~ん。。。先生がつくような人なのね。。。知らんかった。。。

 

これと似たようなことが今年ありました。

2月の京都でのことです。

日本で長い間修行しているインド人の高僧のお話を聞く会にある方から誘われました。

そのこと自体は全く興味がなかったのですが、その会に時代劇で有名な栗塚旭さんという俳優さんも参加されて、その方は精神世界にも大変興味をお持ちであるとのことが僕を動かしました。

そういう人なら、是非僕の本を読んで頂いて、そこから何か広がればありがたいと考えたのです。

栗塚さんそのものは少なくとも名前からは僕は全然誰だか分かりませんでした。

 

さて、その講演が終わって場所を懇親会の方に移動しようとしている時に、横に座っていた年配の男性が僕の方を見て「ああ、いいお話だったですねえ」とおっしゃったのです。

本当の感想を言うわけにもいかず、「そうですねえ」と適当にお茶を濁したのですが、その男性は結構年齢がいってるはずなのにすごくカクシャクとして、また声がよく通るのです。

僕も声が通るのにかけては自信があったのですが、声の質が僕とはまったく違います。

「う~ん、こりゃ負けたな」と一人で勝手に負け組になってました(笑)

 

場所は変わって、南禅寺前にある老舗豆腐料理屋の順正さんの大広間です。

僕は栗塚さんはきっと講演会は不参加で、懇親会にだけ遅れて参加されるのだろうと思い、広間をキョロキョロ見渡していたところ、もう会が始まってしまいました。

あれ?

世話役の和尚さんが「それでは本日特別にお越しいただいている、栗塚旭さんにまずご挨拶をお願いしたいと存じます」

え?

そうです。もうおわかりですよね。

その時すっくと席を立って挨拶されたのが、他ならぬ講演会で僕の横に座っていた男性なのです。

そう言われて顔をよく見てみると、確かにテレビで拝見したことがあるような気が。

ま、懇親会終了時に無事本を渡すことはできたんですが・・・

 

ぼく、ずっとこんな調子です。。。

知らないというのは、おそろしいことですねえ。

場合によっちゃ、失礼に当たりますからねえ。

どうしたもんだろ、こりゃ?

2010.10.31 おまけ

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「知らぬことは おそろしき哉」5件コメント

  1. 徳田 純子 より:

    初めてコメント記入させていただきます。
    西塔先生のホームページやブログをいつも読ませて頂いております。論理的で解りやすく、大変勉強になるお話ばかりで、感謝しております。
    文中の沖縄の女性とのお話、楽しく拝見しました。きっと、金城初子先生のことですよね。(承認されたコメントのみ表示ということですので実名で失礼します)
    私は大阪在住ですが友人の誘いで、先日、千葉県にて2日間のディクシャギバー研修を金城先生から受けました。
    といっても、ディクシャは今年1月に1回受けただけです。良く解らないまま、いつの間にかギバー研修に参加していました。
    そして、何かに動かされるように、来年2月6日に大阪で金城先生のディクシャ会を開催することを決めました。初めての事で自分の周りにディクシャを知っている人も、人脈もない中、広報や集客の仕方もよく解らず、戸惑うことが多いです。
    ディクシャの集いで、2011年を良いエネルギーで過ごしていただけるよう、ご縁のある方々にご参加いただければと思っております。
    すでに、インドでも研鑽を積まれ、ご著書をお持ちの西塔先生に、大変不躾なご案内かと思いますが、もしお時間がありましたら、大阪のディクシャ会にお越しいただけると嬉しいです。
    当日のご案内チラシを近日中に作成の予定です。できれば、お送りさせて頂きたいのですがよろしいでしょうか?
    私はこの世界の人や組織の関係について全く不案内でございます。もし失礼がございましたらどうぞご容赦くださいませ。
    今後も、ブログの更新を楽しみにしております。

  2. Dr.KAPPA より:

    徳田さん、コメントありがとうございます。
    沖縄の女性とはまさにその人のことです。
    ディクシャ会開催の件ご苦労様です。
    僕はまだ来年の予定が分からないのですが、都合がつけば参加しますので是非案内を送ってください。
    このHPでもご紹介します。
    ワンネス関西でも紹介してもらったらいかがでしょうか?
    僕、別にこの世界の人間じゃないですよ。
    単なる歯医者です(笑)
    ところで、本日upの”ふうさん”の話は勉強になりましたでしょうか?
    皮肉じゃないんですけど、もっと肩の力を抜いて楽しんで頂いた方がよろしいのじゃないかと思います。
    よく「勉強させて頂いてます」というお声を聞くのですが、ちょっと違うような気がします。
    皆さんが本当は知っていることを思い出してもらうために書いてるんですから。
    僕が一番大切にしていること、それは「いかに笑いをとるか」ということです。
    真面目な話も涙誘う話もそのための前ふりにすぎません。
    てなところでよろしいでしょうか?
    意地悪に聞こえたらゴメンなさい。
    そんなつもりじゃないんです。

  3. 徳田 純子 より:

    ご返信ありがとうございます。
    ”ふうさん”の話はとても「勉強」になりました。(^^♪
    生まれつき、特別な感覚をお持ちのお子さんは、やはりいらっしゃるんですね。環境を選んで西塔先生の家族として、生まれて来られた魂なのだと思いました。
    一緒に暮らすと、面白くて楽しいだろうと思います。将来が楽しみですね。
    あの、私は基本的に大阪のオバサンなんで、笑いを取ることには人並みに熱心です。不謹慎かもしれませんが、ディクシャもなんだか「面白そう」だから。行動基準は楽しめるかどうか、です。
    初めての書き込みでしたので、「勉強」という言葉を敬意を込めたつもりで使いましたが、正直いうと西塔先生のHPやブログがすごく面白くて、怪しくないところが好きだからです。
    「108回もムーラマントラを唱えるなんて、まっぴらごめん」みたいな事を、堂々とブログに書いておられるところ、素敵です。拍手喝采!!
    ディクシャ会の案内は、近日中に郵送させて頂きます。
    今後ともよろしくお願い致します。

  4. Dr.KAPPA より:

    徳田さん
    了解しました。
    オバサンなんですか?
    ガッカリ(笑)
    ちなみにうちの奥さん曰く
    「ふうさん、いつでも貸したげる。ホンマ、あのガキだけは・・」
    見てると、あいつは怒られるようなことしかしませんね。
    こないだなんか、図書館で「魔女図鑑」なんか借りて来よったし、今は子供向けに書かれたアウシュビッツの本読んどります。

  5. 徳田 純子 より:

    たびたび、失礼します。
    心は少女ですが、年齢はオバサンです。
    悪しからず。
    ほんとに、ふうさんはすごいお子さんですね。
    お借りしたい気持ちもありますが、私の器では
    ちょと無理そうです。
    どのように開花されるか楽しみですね。
    大阪のディクシャ会、HPでご紹介いただけるとのこと、ありがとうございます。お礼を申し上げるのを忘れておりました。
    お手を煩わせると恐縮ですので、ご返信は結構です。
    では!!

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