インド紀行 その1~はじめてのインド~
お待たせしました。いよいよ始まります。インドでのセミナーのお話です。
これ何回にわたるか予測がつかないので、とりあえず副題をつけて区別していきますね。
ケビン(中西研二氏)の「悟りってなあに?」の後半にも21日間セミナーの体験が書かれていますが、ケビンの場合VIP待遇なので大まかには同じように進むのですが、まあ一般的な参加者がどんな体験をするかというのを知って頂きたいと思います。
2006年9月4日、旧来の自分が死んで無くなってしまうという恐怖感を抱いたまま成田空港よりシンガポールエアラインに乗り込みました。
シンガポールのチャンギ空港での乗り換えで数時間待っている間に、関空から来られた人たちと合流し、その中に準備コースで一緒だった女性に声をかけられずいぶん気持ちが和らいだのを覚えています。
インドのチェンナイ空港に着いたのは深夜の1時半です。
ここで愛知や福岡から来られた人たちとも合流しました。
総勢が確か156名だったような気がします。
深夜だというのに空港を出るとタクシーの運転手やら、何をしに来ているのか分からない人達やら、とにかく人が溢れかえっていて驚きました。
また現地で見るインド人はやたら黒く、すごい威圧感です。
南インドのアンドラプラデーシュ州ワラダイアパレムという小さな村にあるワンネスユニバーシティのキャンパスまで4台のバスに分乗して2時間ほどかかるんですが、まあその運転もたいてい荒いのですが窓から見るインドの町の様子もなかなか凄かったです。
夜中だというのに怪しげな店に多くの人が集まっています。
廃墟のような建物の後方に綺麗な新築のマンションが建っています。
とてもじゃないけど、こんなところ一人では来れません。
言葉では言い表せない光景でした。
写真もなんか怖くって撮れませんでした。
隣の席の女性とただただ驚きあってただけです。
そうこうしているうちにキャンパスに到着しました。
4階建ての建物の入り口で向こうのダーサジー(ガイドとも呼ばれ、バガヴァンのお弟子さん。皆若い)に歓迎され、首からたくさんの花で作ったレイをかけてもらう。
このレイはとことんダメになるまでベッドの頭のところにかけておきました。
男女は別棟です。
部屋割が発表され、それぞれ各階の部屋に分かれて入って行きます。
タコ部屋です。
僕の部屋は3階の裏庭に面した中央にあり、11人部屋でした。
掛けてある薄い毛布をめくるとシーツの上には小さな虫がたくさん。
まあ、これは予想していたこととはいえ、これから大丈夫かなあと不安にさせるのに十分でした。
結局寝たのが朝方の4時半です。
翌日8時半から朝食ですが、食事棟は大変蒸し暑かったです。
エアコンなどはなく、天井についてる大きなファンが回っているだけ。
ビュフェスタイルなのですが、何やら得体のしれないものも少なくありません。
この白いやつははたしてスープなのかカレーなのかミルクなのかわからない。
バナナやリンゴやオレンジ、それにヨーグルトがあるのはありがたい。
こりゃ念のために数個持参したカップ麺が思ったより早く必要になるかも。
今日は旅の疲れをとるために、ほとんど休息の一日です。
同室の他の人たちもほとんど寝ています。
水はミネラルウォーターが給水器から自由に飲めて、そこから熱いお湯も出ます。
トイレは最初、トイレットペーパーは流さずに横のクズ入れに入れるようにとの案内だったのですが(インドではトイレに紙を流す習慣がない)、多少なら流しても大丈夫とのことでホッとしました。
ちなみに、翌年の上級コースに参加した時は紙が詰まるとのことで、流さずに備え付けのゴミ箱にいれるようになったのですが、その箱のフタが閉まらないくらい中が一杯になっていたことがままあって・・・。
昼からはコースの受け付けをし、コース中着るクルタというインド版作務衣のようなのを3セットほど買いました。
これは汗をかいても乾きやすいし、洗濯も楽なのです。
ちなみに洗濯はシャワールームで各自バケツと石鹸を使ってやり、裏庭に干します。
僕たち男性陣の通訳は上川さんといって、長年アメリカに住んでいた非常に頭が切れてネイティブのような英語をしゃべる坊主頭のナイスガイでした。
夜は9時半に就寝。
いよいよ明日からコースの本格的なスタートです。
つづきは明日。
下の動画は、いやしの村のブログで紹介されていたものです。
なぜかしら本日の最後に貼りつけたくなりました。 2010.11.2