インド紀行 その20~旅の終わり~

9月25日(月) インド最終日

夜中を通してすごい風だ。

そのせいで窓枠がガタガタうるさい。

カーテンを押しこんで止める。

0:00 と 2:22に目が覚める。

4:40起床

歯磨き、ウンコ、シャワー、ゴミ捨て、荷造り完了。

3台のバスの予定が2台しか来ない。

1台はスーツケース専用の予定だったので、2台のバスの屋根に荷物を積んで7:40出発。

このバス、エアコンがついてないので窓を全開にする。

バスが走り出したら結構涼しい。

窓から見える風景に見入ってしまう。

牛が畑を耕している。

町では喧嘩をしている人もいる。

インドに来て初めて見た信号。

途中、ときどき村があり、ときどき町がある。

羽をむしられた鳥が軒先に吊ってある。

野菜やバナナを売っている。

散髪している人がいる。

コチラに手を振る人もいる。

 

ちなみに来るはずだったもう1台のバスは、GC2近くで脱輪して道から半分落ちて傾いていました。

実にインドらしい。

隣の女性(美人)と話していたら何と!彼女も歯医者。

それもあの有名なM先生のお嬢さん。

その先生、阪大の学術講演会に講師として来て頂いたこともあります。

ドヒャー。

それから彼女と話が異常に盛り上がる。

今はイギリス人のご主人だった人と離婚してお父さんの歯科医院で働いているそう。

M先生が彼女のインド行きを許可したのが奇跡的だという。

僕もそう思う。

美女と話していると約3時間があっという間。

 

10:20 ネーマンのダルシャン会場に到着

すごい人の数だ。

一週間のホーマの行事なので泊まり込みの人もいる。

トイレに行くが、いやぁ、なかなかのもんであった。

足を踏み入れるのに勇気がいるくらい。

これが普通で、ワンネスユニバーシティのトイレは超キレイな方なんだろう。

待機所で少し待っていたら遂にアンマの個人祝福が始まる。

僕は32番目。

ちなみに美人歯科医(37歳)は1番目でした。

 

日本人は結構かしこまってしまって笑わないそうなので、笑ってくれた方がアンマは喜ぶという話だった。

セキュリティを通って会場へ。

僕の願いは強いヒーリングパワーと仕事休んだ分の金銭的な損失補てん。

アンマによると「皆さんが少しくれたら私はたくさんお返しします」ということでした。

だったらワンネステンプルの建設費にしても、寄付を募らずに自分でどうにかしたらと思うのは、僕だけ??

アンマの足に触れ、頭に手をおいてもらう。

とっさに子供たちの写真を渡して祝福してもらうが、家族写真はどこにしまったか思いつかなかった。(たぶんスーツケースの中)

というわけで久江さんごめんなさい。

 

現在、12時51分

5:00pmまでここで待機とのこと。

ゲエッ。

暑いので現地のスタッフが気を利かせてミリンダのオレンジを配ってくれる。

ミリンダて。

超なつかし~!

4時半頃まで持っていた文芸春秋を読む。

雨が降ってきたので早めに出発することになる。

会場の出口を間違えたら、すごい数の物乞いに会う。

帰り際まで3人のダーサジーが手を振って見送ってくれた。

それはともかく、インドの運転は荒いわ~。

こんな道、自分じゃよう運転せんな。

右からも左からも追いぬきよる。

帰りのバスは東京のTさん、Yさんと一緒。

Yさんはインドはこれで7,8回目だそう。

ミャンマーに21日間の出家コースに参加したり、アメリカに変性意識のセミナーに出たりしたことがあるらしい。

みんな何でこんなに精神世界に必死なん?

誰としゃべっても話盛り上がるよなあ。

愛知の佐藤さんは三輪神社が好きで、よくお参りに来るそう。

できればそこに住みたい位だそうです。

(実は当ブログによくコメントくださる佐藤さんというのは、この男性のお母様であります)

途中、寺院がある所は道が混んでいて、寺院の横には沐浴する所があり、後ろに座っていた九州から来られた男性は(この人がインドに行くと言ったら会社をクビになった人です)この寺にも前に来たことがあるらしい。

そりゃ、クビにもなるわなぁ。

6時20分 チェンナイ空港到着。

まだ中に入れないのでしばらく外で待機。

7時20分 空港内へ。

セキュリティメチャクチャ厳しい。

売店でサモサを食べる。

お金が70R(ルピー)しかないので、欲しいものが買えない。

11時15分 チェンナイ発。

 

9月26日(火)

朝6時シンガポール、チャンギ空港到着。

12時位に摂った食事が下痢に。

最後までこれ。。。

9時45分チャンギ空港発、 いよいよ日本へ向かう。

途中隣の席の女性が2回位虹を見たそうだ。

僕は見損なって残念。

映画「Fly,daddy,fly」を見る。

泣いてしまった。

そんな映画だと思わなかったのに。

ある意味、すごいスピリチュアルな内容やった。

あかんわあ、もう涙腺ゆるみっぱなし。

あとは無事に成田で国内線への乗り継ぎが出来ることを祈る。

(成田着とそこから伊丹行きの便の出発との間にあまり時間がありませんでした)

 

午後5時半 成田上空は晴れ。

気温20℃。

定時に到着、ダッシュで入国審査。

う~ん、荷物がなかなか出てこない。

例の美人歯科医が一緒に写真を撮ってくださいと言ってこられたので二人で記念撮影。

焦ってるけど、これはウレシイ。

すると出てきた!僕の黄色いスーツケース。

やった、間に合うぞ!

税関通って、荷物を宅急便へ預けチェックイン。

バンザーイ!!

出発ロビーで売店のファストフードを食い入るように見る。

うどんかあ・・・

でも今はやめとこ。

3週間ぶりに電源を入れた携帯で家に電話。

久江がすごく嬉しそう。

ふうもうれしそう。

慧もうれしそう。

藍は今晩中に会えないのが寂しそう。(僕が家に着く時間には子供たちは寝ています)

僕も会いたい。

プレゼンスでつながっているから、ずっと寂しくはなかったけれど、ずっと家族のこと考えてたし、やっと会えると思うと本当にうれしい。

もうすぐ伊丹へ発ちます・・・

 

今回思ったのは、やはりたまには仕事を長期に休まないといけないということ。

男はどうしても仕事と自分を一体視してしまいがち。

そうすると、社会的呪縛を受けてしまう。

別に西塔歯科がなくなっても誰も困らんのだ。

(その頃は”ならまちワンネス歯科”ではなく”西塔歯科”でした)

総理大臣ですらそうだと思う。

そんなことの代わりはいくらでもいる。

仕事はその本質はあくまでも生業だということ、お金を得るためなの手段なのである。

これをある女性に話したら、女も家事から解放されないとダメとおっしゃった。

納得。

ちなみに電話の時、ふうは「あのな、お父さんがな、インドでな、インド人みたいに日焼けしてな、インド語で『ただいま』て言うんちゃうかと思ててん」と言ってました。

 

帰ってきたよ。

みんな、僕は帰ってきたよ。

 

これでこの手記は終わります。

今回の参加者156名(うち男性43名)。

考えてみれば、このような日記が156冊出来たのでした。

 

最後に僕をここまで導いてくれたすべての人とプレゼンスに心から感謝します。

ありがとうございました。

 

合掌

ナマステ

2006年9月26日(火)

PM7:15 伊丹行き飛行機の中にて

西塔治

 

追記 インドはすべてにおいて原色、原風景を見せてくれました。

そして、インドの話にはまだオマケがあります。

その話は明日のお楽しみ。

2010.11.28

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