ストレスの正体
これも初期の「シャングリラからの伝言」から
本来ストレスというのは純粋な物理学用語です。
ある物体に外力を加えた際にその内部に生じる歪みの力という意味です。
一般的に使われているのは、仕事なり会社での人間関係なりが引き金となって(これをストレッサーといいます)、自分の内面に精神的な歪み(圧迫感)を起こすということだと思われます。
仮にいま抱えている仕事がストレスだとしましょう。
その仕事は誰にとってもストレスかというとそうではありません。
あくまでも自分にとってストレスだというだけで、他の人には何でもないことかもしれません。
ではその仕事の何が自分にとってストレスなのでしょう?
そこにおける人間関係でしょうか?
自分がやらなければ迷惑がかかるという責任感でしょうか?
期日までに間に合わせなければならないという時間的切迫感でしょうか?
それとも仕事そのものが自分の能力を上回っているのでしょうか?
自分にとって何が問題なのかよくよく見つめてください。
するとそれが何であれ自分の苦手とするものがそこにあり、やってやれなくはないがそのためには大変な頑張りが必要となるので、出来ればそこから逃げ出したい、誰かに代わってもらいたいという感覚があることが分かるはずです。
実際上、逃げたり人に任せたり出来ないわけですから、自分の苦手なところで頑張らなければならない、これが大変な精神的重圧となります。
この話はこのあとしばらく続きますが、上の強調部分をよく覚えておいてくださいね。
2010.12.10