Living in this city~奈良に住むということ~

今住んでいる所は奈良の旧市街に当たるので当然といえば当然なのですが、周りにお寺や神社がたくさんあります。

おまけにすぐ近くに教会もあるし、ワンネスビルの横にはお地蔵さんまでいらっしゃいます。

考えてみれば日本くらい神仏に守られている所もないのではないかと思います。

新興住宅地は別として、およそ近くにお寺や神社が無い所なんてないでしょう。

お地蔵さんまで入れたらもっとそうなるわけです。

これは皆さんあまり気づかれませんが、すごいことなんですよ。

興福寺

写真は興福寺の五重の塔です。

今朝は寒かったせいか猿沢池の表面は凍っており、雀がその上を跳ぶように歩いていました。

思わず石ころ探して池に落としたりなんかして。

興福寺

塔の左手にあるのが東金堂で、このさらに左奥に例の阿修羅像が展示されている国宝館があります。

先日、妻と国宝館を見に行って来たんですが、凄かったです。

何が凄いかというと、中に入った時のエネルギーのすさまじいこと。

妻は最初の三分の一見たところでダウン、ベンチで休憩していました。

三体ある大きな菩薩像もメチャクチャ存在感がありました。

 

とにかくその展示が抜群。

千手観音菩薩と阿修羅像が向かい合って対峙しているのもすごい。

奈良に来られた時は是非お立ち寄りください。

以前の阿修羅展の時は人の行列でしたが、今は空いています。

いくらでも好きなだけ見ることができます。

お節介なようですが阿修羅像を含む八部衆を見る時に、後ろに出来る影も鑑賞してみてください。

ライトがあちこちにあるので、出来る影も複数あります。

それがまた面白いんですよ。

 

こういった所に家から歩いて10分位で来られて、600円で見ることが出来るというのは何という恵まれたことなのだろうと思います。

まるでスーパーで買い物するような感覚です。

 

「奈良はいいですねえ」ということをよく聞きます。

地元の人はあまり言わないけど、他府県出身で奈良が気に入って移り住んでおられる方も少なくないです。

別に京都と比べてどちらが上とか言うつもりはありません。

それぞれに特徴があり、どちらも素晴らしいからです。

ただ、年齢をある程度重ねてきて自分自身と向き合うようになると、奈良のお寺や神社というのはそういう自分に非常に優しく、また反面厳しい面を見せてくれる気がします。

 

人は自分に縁のない人とは出会わない、縁のない所には行かないと言われます。

つまり例え街中ですれ違うだけの人にしても、過去(世)で必ず出会ったことがあるということです。

また自分が行く所は、必ず過去に行ったことがある所です。

僕は海外にはカナダ、韓国、インド、アメリカに行ったことがありますが、これもすべて過去に行ったことがあるか縁のある所ということです。

また僕の小さい頃の夢は、アメリカのトウモロコシ畑でバンジョーを弾くことと、ヨーロッパのステンドグラスの美しい教会でパイプオルガンを弾くことでした。

これも過去世が影響しているのでしょう。

何度も書いていますように僕の先祖は藤原氏で、今近くにその氏神と氏寺があるわけです。

大阪と広島と奈良を流転しながら、結局帰って来るべき所に帰って来たということです。

見えない力というのはそういったところでも働いているんですね。

2011.1.29

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