多様なる人格
皆さんは自分の性格ってどんなだと思われますか?
短気だとか、嫉妬深いとか、長所、短所といわれるものでいくつか自分を表すものってありますよね。
でもよく考えて欲しいのです。
例えば”優しさ”というものを取り上げてみましょう。
そして優しさを示す度合いとして0から10という目盛りをつけます。
0が最低で10が最高に優しいことを示します。
あなたは自分の優しさ度合いはいくつだと思いますか?
何です?
「わたし、そんなに優しくないけど、優しくなくもないから、だいたい真ん中の5位かしら」
なるほど。
ではお聞きしますが、あなたはこの何十年の人生の中でずっと”優しさ度5”でしたか?
恋愛している時、失恋した時、悲しい映画を見た時、苦しい状況の中で頑張っている人を見た時、いつもより優しい気持ちになりませんでしたか?
また、普段あまり好きではない芸能人とかが離婚したり、不祥事を起こしたりした時に「ざまあみろ」という気持ちがわきませんでしたか?
良いとか悪いとかではないのです。
要するに優しさ一つとっても自分の中でその度合いは常に変化しているということをわかって頂きたいのです。
今は”優しさ”という変数だけに着目しましたが、それに今度は”怒りっぽさ”と”嫉妬深さ”という二つの変数を加えて、x,y,zの三軸にしてみましょう。
x軸に優しさ、y軸に怒りっぽさ、z軸に嫉妬深さをとると、その瞬間瞬間のあなたの性格が空間の中で表されることになります。
先ほど述べたように、あなたの優しさ度合い、怒りっぽさ度合い、嫉妬深さ度合いはすべてその時によって変わります。
では、あなたが私ってこんな性格と思っているあなたは、いったいどの点のあなたを指しているのでしょう?
おまけに性格を表現するのはこの三つだけではなく、それこそ一杯あるのです。
いかがですか?
自分の性格をうまく説明できますか?
じゃあ、あなたが大嫌いなあの人、あなたはどの瞬間、どの点にいるその人を見て嫌いと言っているのでしょう?
その人だって、誰も見ていない所で道端に落ちているゴミを拾っているかもしれないし、電車でお年寄りを見たら必ず席を譲る人かもしれないのです。
凶悪犯だって赤ちゃんの頭を撫でて可愛がることもあるでしょうし、映画を見て感動して泣くことだってあるのです。
このように人というものは一つの枠では決してくくれないのですね。
人を判断することくらい無意味なことはありません。
この話は、著書の中には収録されませんでしたが、かなり初期の「シャングリラからの伝言」の原稿からとってきました。
およそスピリチュアル関係で有名な出版社全部に断られた原稿です。
手元に最後にきれいな状態で返送されてきたものが一つだけ余っています。
書いてある中身はほとんどが本かこのHPに書いてあることが多いのですが、未収録の話も少しは混じっています。
もし、こんなものでも欲しいという方がおられるのであれば、無料でお分けします(送料もこちら持ち)
ご希望の方は一番下のメールフォームより(コメント欄ではない)お知らせください。
はじめは名前だけで結構です。
もし複数いらっしゃる場合には、適当に抽選させてもらいます。
なお、海外の方は申し訳ありませんがご遠慮ください。
一応、今週中の受け付けと致します。
もし誰も応募なき場合は、普通にすねます(笑)
2011.3.8
「シャングリラからの伝言」の原稿希望します。
譽田様
ご応募受け付けました。
ありがとうございます。