法華寺~海龍王寺 散策(気晴らしの休診日)
正直言いまして、被災者以外の出す多大なネガティブあるいは見当違いのエネルギーのおかげで大いに疲れ気味であります。
ブログ書く気が全然わいてきません。
ほんっと、うっとうしい。
「ああ、美術館に行きたいっ!」
と、妻に言ったら「わたしも」
ということで、来週か再来週あたりに神戸市立美術館に行く予定です。
昨日はちょっとした用事で西大寺にある歯科医師会館へと車で行きました。
その道中に法華寺と海龍王寺というのがあります。
どちらも聖武天皇の御后である光明皇后の発願によるものです。
その道は今までにそれこそ数えきれない位通っているのに行ったことがありません。
でもなんだか昨日だけは強く心惹かれたのです。
一人で行ったて言うたら嫁さん怒りよるやろな、と思いつつも、どうも行かないといけないみたいと感じ、まずは法華寺からお参りしました。
右手奥が本堂で中に本尊の国宝十一面観音像が安置されている
左手手前が池の中に建つ護摩堂
護摩堂
池のたもとでおじさんが草木の世話をしていた
左に少しだけ見えているのが光月亭
茅葺きで外に使われなくなった水車が置いてある
一歩中に入って中から屋根を見て大感激!
「すご~い」 と、一人なのに思わず声が出ました
ここではお抹茶が頂けます
これより併設の庭園、華楽園の方へとまいります
まずは沈丁花の清らかな香りがお出迎えしてくれます
「あんた、よう沈丁花てわかったね?」と嫁さんが言うのですが
それはそう書いてあった札がかかっていたからです(笑)
だからバレないように、これだけクリックしても拡大しません
からふろ(浴場)
光明皇后が病人にもお風呂を味わわせてあげようと拵えさせたもの
蒸し風呂です
光明皇后という人は、その時代のマザーテレサみたいな方ですね
僕はこう見えましても
野に咲く花に心動かされる純真な少年なんです
水仙の奥の方につくしが見えますよ
ところどころに歌碑があります
梅の花がみごとでした
椿もさまざまな種類が咲いており
まことに風情あり
でも昔はこのように椿の花が
咲いてるのと散っているのを 見るのは
そんなに珍しくなかったのに
続きまして車は法華寺の駐車場においたまま、すぐ近くの海龍王寺まで歩いていきます。
ちなみに海龍王寺にも駐車場はあります。
まずは山門
明らかに廃寺にしか見えません
でも違うんです
この奥の参道を通って行きます
右手に見えるのが本堂でここでも十一面観音像が拝めます
法華寺の十一面が彫られている頭の部分は高い位置にあるのでひざまずかないと見えませんが、海龍王寺のそれはすぐ近く、真正面で見ることができ、逆にびっくりします
左手の西金堂には五重小塔が置いてあります
名前あるのかな?
何げない水たまりのような池なんだけど
妙に心惹かれました
この海龍王寺も光明皇后の創建なのですが、この日一番ビックリして思わず口をアングリしたのは本堂の中に展示されている写経で、一つは光明皇后本人によるとされているもの、もう一つは弘法大師本人によるとされる般若心経です。
それぞれ光明皇后筆、弘法大師筆と書かれた箱に入っていたということで、そうではないかとされているみたいですが、それにしても凄い!!
法華寺も海龍王寺も参拝中ずっと鳥の鳴き声が聞こえていました。
すぐそこを車がバンバン走っているのにです。
その後、どうせならすぐ近くやし宇和奈辺古墳も行ってやれ、と思い車を近くの航空自衛隊の方へ走らせました。
後ろ手に立っている見張り役の自衛官を見てすぐ右手に進路をとります。
奈良にはこのような古墳や古墳跡ではないかとされている
場所が 山とあります
これは車内より撮影
あ~、スッキリしたぁ。
やっぱ、奈良はすごいわぁ。
2011.3.25